のほりひがし。 東の感想ブログ

アニメ4期・コミック『ゴールデンカムイ』21巻 下ネタ上映会・有古サンド・鶴見との対面

マンガ・アニメ感想

今回は『ゴールデンカムイ』21巻についてです。

作者は野田サトルさん。
2014年から週刊ヤングジャンプにて
連載され2022年4月に完結しています。

アニメ第4期が2022年10月から始まりました。
放送1発目にあたる37話が
ロシアの狙撃手と杉元たちが
出会う話です。

ちなみにこのマンガを
読んでいる女性は、どのくらいいるんだろう。
今回も下ネタじゃんじゃんな感じで
野田スァンってなってた。笑

おかげで、何も考えないで笑える部分と
頭を使う部分との
メリハリがあって楽しかったです。

ネタバレがあるので
それでも良い人だけ進んで下さい。

あらすじ

金塊を見つけるべく、主人公の杉元と
アイヌの少女、アシㇼパが中心となって
思惑の入り乱れる
金塊争奪戦に巻き込まれていきます。

20巻では新しい登場人物の
菊田と有古が登場。
彼らが中心となり、都丹の刺青を
鶴見らに奪われてしまいます。

そしてアシㇼパに
片目を射られた尾形は
治療を受けるやいなや、病院から逃走。

その時、尾形は
鯉登にあることを伝えていました。
過去を思い返した鯉登。
これがきっかけで
鶴見の不可解な点が
浮き彫りになっていきます。

 

登場人物

■杉元 佐一(すぎもと さいち)

アシㇼパのことになると心配しがちな面が。
白石がそんな彼に
必要な言葉を伝えてくれるあたり
やっぱり仲間なのを感じていました。
杉元には杉元の
クリアすべき課題があるようで。
戦いとは別の
彼の慣れていない分野みたいです。

■アシㇼパ

杉元と離れて旅をしたことで
彼女は成長していました。
それにはキロランケの死も
影響していると。
これからの杉元との旅は
以前とは違うものになる予感がしています。
下ネタ大好きなのは、安定だった。笑

■白石 由竹(しらいし よしたけ)

白石の立ち位置が
またわからなくなった巻。笑
コミックの最後を見てほしいです。
たくさんボケて
アシㇼパのために熱弁もし
仲間のことも思っているハズの白石。
彼に足りないものは、なんだろう。

■谷垣 源次郎(たにがき げんじろう)

二瓶 鉄造(にへい てつぞう)から谷垣へ。
そしてチカパシに伝わったものは
これからもっと続いていく気がすします。
早く村に帰って
インカㇻマッとフチに
会ってほしいなと思いました。

■チカパシ
下ネタも言うけど
それだけじゃないチカパシ。
自分にとっての家族が
2つもあるって素敵なことだと思う。

■エノノカ
樺太アイヌの女の子。
子供でも、イヌぞりで
お金を稼いでいるところを見て
すごいなあと思った。
チカパシとのお別れが嫌な彼女は
ソーキュートでした。

■鶴見 篤四郎(つるみ とくしろう)

彼の周りには、多くの支持者と一緒に
死神もウジャウジャしてそう。
鶴見くらいにならないと
成し遂げられないことがあるのも感じています。

■鯉登 音之進(こいと おとのしん)

彼は、何か鶴見にやらかしてくれそうな。
けど未だに、父に守られている部分が
大きいと感じることも多々。
彼と尾形、月島の3人が
どうなっていくのか楽しみです。

■月島 基(つきしま はじめ)

滅多に感情を表に出さない彼ですが
内側では、黒いものが渦巻いました。
それが行きすぎてできたのが
今の月島です。

■菊田 杢太郎 (きくた もくたろう)

表情がいつも幽霊みたいで、ちょっと怖い人。
けどこれが彼の通常モードなのかな。
彼も昔から、鶴見の元に
ついているよう。
菊田の過去も気になるところです。

■有古 力松(ありこ りきまつ)
彼も真面目すぎる人でした。
人を騙すことにも慣れてなさそうな。
このまま終われないでしょって
言いたくなるラストでした。

■土方 歳三(ひじかた としぞう)

有古をなんだと思ってるんだ!
って誰か往復ビンタしてほしい。

■都丹 庵士(とに あんじ)
なんだかホッと。
杉元を裏切った人だけど
土方の周りにいる人たちのことは
嫌いになれないです。

■ソフィア・ゴールデンハンド
過去、スラ〜ッと美人さん。
現在、違う人に変身しちゃたのかなって。
昔、日本に向かった
ウイルクや、キロランケとの別れから
姿がここまで変わる程の
何かがあったのかなと。

■岩息 舞治(がんそく まいはる)
囚人で、ソフィアと互角に戦える人物。
杉元とは、スチェンカで
やり合った人でもあります。
拳がぶつかり合う男同士のバトルです。
いつもキラキラしてて
強い人を探して戦えることに喜びを感じていました。

■スヴェトラーナ
杉元たちがお世話になった、灯台守夫妻の娘。
逃走兵と強盗をし
監獄に捕まっていたため
親にも手紙を出さず
心配をかけてしまっていたのだそう。

ソフィア脱獄の際に
どさくさに紛れて彼女も逃亡。
その後、彼女がいた場所が
キロランケと乱闘になっていた所の
そばだったので
月島によって保護されたのでした。

彼に手紙を出すよう
説得されて、書くことに。
彼女は、成り上がりたい気持ちから
岩息と手を組むことになり
その後、大冒険をすることになります。

 

感想

ロシアの狙撃手(アニメ37話・39話)


『ゴールデンカムイ』アニメ公式サイトより出典

後半のガッツリ本編に備えて
前半は休憩モードです。

場所は樺太アイヌの村。
『ゴールデンカムイ』は美味しそうな
アイヌ料理が、たくさん出てきます。
今回はおばあちゃんが
一回そしゃくした米で作った
「お婆ちゃんの口噛み団子」でした。

衝撃。
どこのアイヌのか定かではないけど
証言記録は実在するんだそう。

杉元 佐一(すぎもと さいち)
たちのテンションが
美味しさと、色んな意味でおかしくなってた。笑
自分もためらっちゃう。

杉元たちがワイワイしていた頃
鯉登 音之進(こいと おとのしん)
はひとり、何やら
考え込んでいたようでした。
それは尾形 百之助
(おがた ひゃくのすけ)
のこと。
バルチョーナクと発音する
ロシア語の意味を月島に聞いていたところです。

同じ第七師団の
月島 基(つきしま はじめ)
はロシア語が堪能(たんのう)でした。
彼によるとその意味は「ボンボン」。
貴族へのからかいが含まれた言葉だったのです。

 

この言葉は、小さい頃
鯉登が誘拐された時の
犯人らが使っていたもの。

そして誘拐犯から救ってくれたのは
あの鶴見です。

ロシア語を話していた犯人たちと鶴見。
これがどういうことなのか。
鯉登に少しづつ変化が出てきていました。


『ゴールデンカムイ』アニメ公式サイトより出典

一行は国境を離れ、移動していました。

今いるメンバーは
杉元・アシㇼパ
白石 由竹(しらいし よしたけ)
谷垣 源次郎(たにがき げんじろう)
チカパシ・鯉登・月島

そしてこのブログには
登場していなかった
樺太アイヌの少女、エノノカと彼女の祖父です。
2人は、キロランケたちがロシアに
密入国する際、お世話になっていた人たち。
イヌぞりを生業とし
雪山の中を移動する時に
力を貸してもらっていました。

 

そんな彼らは、完全にオフモード。
けど街での買い物を楽しんでいた時
突然白石の脚に銃弾が撃ち込まれ
オフモードは解除されます。


『ゴールデンカムイ』アニメ公式サイトより出典

犯人の姿は見えず。
遠距離からの発砲であり
尾形がもう仕掛けてきたと勘違いを。
物陰から身動きが取れなくなってしまいます。

全員が動けずにいる中
怒りMAXで、いつの間にか
その場から消えていた杉元。

それに気づいた月島は
犯人の意識を、自分たちに向けさせようとします。

頭いい。
ワザと相手の目につくように動き
注意をこちらへ逸らします。

その間に、杉元は距離を詰めていました。
突然の近距離戦に
狙撃手は、不意を突彼てしまいます。

怒りが溜まりに溜まってる
杉元相手の近距離戦は
避けるべきものでした。
けど杉元に投げ飛ばされた時
ラッキーなことが。

犯人の上着の中から
尾形が似顔絵がチラリ。
おかげでバトルは中断されることになるのでした。

 

彼はアシㇼパ、白石、谷垣を知っています。
密入国の際、尾形と狙撃で
やり合った人物だからでした。

尾形は彼を仕留めたと
思っていましたが
どうやら違ったよう。

その代わり口元をやられ
話せなくなってしまった様子。
話せず言葉も分からずの状態に
杉元のへたっぺな絵での
コミュニケーションは
かなり難しそう。笑

加えて彼はロシア人だったので
月島がいなかったら絶望的でした。
月島が間に入って
通訳をしてくれることになります。
彼がいてくれて良かった。

 

その場にいるほとんどが
尾形を敵視していたのが、なんとも。笑
杉元は尾形が金塊を狙っているわけでは
なさそうだと話していました。
この金塊争奪戦をかき回して
楽しんでいるだけなのかもと。

この巻で彼自身は登場ないけど
彼も登場してるような感じが。笑
そのくらい色んなところで話題が
出る分、好き放題してきたのがよくわかります。

 

そしてロシアの狙撃手も
なんでか杉元たちにをついてくることに。
彼は金塊争奪戦には
関わらないほうがいいのではと、思う東です。

けど杉元たちは、彼の
好きなようにさせ、一行は
前にお世話になった灯台の夫婦のところへ。
猛吹雪で遭難しかけた杉元たちを
泊まらせてくれた人たちでした。

彼らからの頼まれごとを
引き受けていた杉元ら。
家出してしまった
娘さんからの手紙を届けに来ていたのです。

 

その間に、別のところでは
灯台の夫婦たちの娘である
スヴェトラーナ
囚人の岩息 舞治
(がんそく まいはる)

ソフィアと合流。

ソフィアは少し
一人になりたかったのではと。
大切な仲間のキロランケと
再会して早々に亡くしたんだから、そうなるよねって。
そして彼女は、アシㇼパと復讐のため
北海道へと向かうのでした。

 

おっぱいバインバイン揺らしながら
岩息相手に殴り合うソフィアは、ニューウーマン感。笑
おっぱいがおっぱいって
感じがしないって言うのかな。

いや、ソフィアのおっぱいなはずなのに
頭と胸の部分が違う人のものに見えるのかもです。

 

パナンペ・ペナンペ(アニメ41話)


『ゴールデンカムイ』アニメ公式サイトより出典

アシㇼパの過去が少し登場する息抜き回です。

長い間アイヌを
シネマトグラフという映画の
撮影装置に収めてきた2人組がいました。

疑いやすくなっていた自分は最初
土方が送り込んできた人だと思ってた。笑
石川啄木と土方が
アシㇼパのことを新聞記事に
載せようとしていたことがあったからです。

けど話を見ていくと
2人は純粋にアイヌの撮影をしている人でした。

 

そこでアシㇼパが閃いたのが
自分たちの活動作品を作って
たくさんの人に知ってもらうこと。
写真なら、言葉の違う人にも通じるだろうと。
アイヌの人口が減ってきているのを
彼女も感じていたのかなと思いました。

ということで
ノリノリのアシㇼパ監督による
映画制作のスタートです。
出演者はもちろん杉元たち。
安定の下ネタ祭りでカオスだった。笑

 


『ゴールデンカムイ』アニメ公式サイトより出典
 

杉元の名前はパナンペ、白石がペナンペです。
もはや名前をつける意味すら
感じないくらいに
そのまんまの彼らだった。

1つ目の話は
杉元が氷に穴あけて
チンポを突っ込むところから始まります。
そこに魚が集まってきて、捕まえるという。
鯉登は謎にボインでした。

白石も杉元のマネをして
凍った川にチンポを入れることに。
けど彼は、大量の魚欲しさに
一晩中つけていたようです。
で、凍って抜けなくなってしまったと。

そこに今度は、顔より大きい
バインボイン(胸)を
装着した月島が登場。

マサカリで氷を割ろうとしたのですが
まさかのチンポを
切り落としてしまったのでした。
世にも恐ろしい物語。

その落ちたものが普通に描かれててね。
とっても驚いた。
言われなきゃショウガにも見える
見た目でしたが。

こうして白石は
永遠の眠りにつくのでした。
チャンチャン。

 

別の話では海岸で杉元が
チンポを伸ばしていました。笑
それが松前城に到達。
何キロ伸びたんだろうか。

それを物干し竿だと思った
松前の女性が
着物をたくさん干すことにします。
ボインの鯉登と
デカすぎるバインの月島でした。

そして杉元が
チンポを引っ込めてみれば、あら素敵。
高価な着物が
たくさん手に入ったのです。

 

そこでまたもや登場
杉元のようになりたい白石。
彼も海岸で、それを伸ばしてみることにします。
したら、何が起きたか。
着物を杉元に盗られてしまった
ボインとバインが
刀とマサカリ持って登場。

白石の伸びた先っちょは
切り落とされ
あの国に、逝ってしまうのでした。

完。
 

『ゴールデンカムイ』アニメ公式サイトより出典
 

震えるアシㇼパ監督。
どうしたってんだ。
そして言った言葉がこちら
「こんなんじゃ残らない。伝わらない」と。

一体何を伝えたかったんだ、監督。
全然分からねぇってなってた。

アイヌの衣装を着ているだけの
変態たちの物語では
アイヌを残すことは不可能でした。

よしってことで
次はアイヌのチカパシとエノノカ
そして真面目な谷垣の出番がやってきます。

 

エノノカの夫になり
お爺ちゃん含めた3人での
家族生活に、頬を赤くするチカパシ。

彼の兄である谷垣は
彼が婿になったのを期に
別れを告げに来たのでした。
そして自分が本当は
鳥の神だったのだと、ぶっちゃけます。
え。

そして空高く
羽ばたいていこうとする谷垣。
涙を流す名演技を
チカパシがきめたと思ったら
谷垣の重さに耐えきれず
ぶら下がった鳥の着ぐるみが大破。
そのまま落下した谷垣は
ふんどし一丁なのでした。

アイヌとは。


『ゴールデンカムイ』アニメ公式ツイッターより出典
 

自分たちが出ている映画を見るのは
最高のひとときなのでは。
写真を撮る活動をしていた2人は
実はすごい人なのです。

シネマトグラフを発明した
フランスの会社から
日本での興行権を得ている人たちでした。
興行権は、映画などの
上演や演奏、上映をする権利を言います。

その彼らと、お坊ちゃんである
鯉登のおかげで
芝居小屋での上映会ができることに。

そこにはアシㇼパ監督の
作品だけじゃなく
2人が以前に撮った映像も映し出されていました。

そして映っていたのは
アシㇼパたち家族、3人の様子。
まだ赤ちゃんのアシㇼパに
顔のある父ウイルク
そしてキレイなお母さんの
楽しそうな様子を、みんなで観ることになります。

ウイルクを見るのは、アシㇼパ以外
みんなが初めてです。
彼はどうしてのっぺら坊に
なってしまったのか。
思わずにはいられない映像でした。

 

直後、シネマトグラフは発火。
フィルムに火薬の原料を
使っていたり
瞬間的に電圧を高くして
火花を伴う放電の光を
使っているためでした。

なので多くの歴史的なフィルムが
燃えてしまってきたのだとか。
アシㇼパたちの思い出も
彼女の目の前で燃えてしまいます。
その様子を見ていた彼女は
杉元と2人で話しをすることに。

まだシネマトグラフでは
全てを残すことは難しいと
彼女は思ったようでした。

直に触れたことの方が
与えるものが大きいと
分かったのだそう。
残すことを考えるのではなく
守り方を考えないといけないのだとも。
そしてその為には
戦わなければならないと
覚悟が決まった様子でした。

 

けど杉元はそんなアシㇼパを
戦いから遠ざけようとします。

それはウイルクがアシㇼパを
アイヌを導く先頭に立つ人に
しようとしていたことを知っていたからです。

金塊争奪戦は
彼女ありきのものなのです。
ウイルクとキロランケは
命と引き換えにしてアシㇼパを縛り付ける結果に。
杉元はそれも許せなかったのだそう。

彼は戦場で
たくさんの人を殺していた為
地獄を散々味わっています。
それを体験してしまったら
元の自分に戻れないのを、知っていました。

けど彼女は、まだそれを知りません。
同じ思いをしてほしくない彼は
アシㇼパに争奪戦から下りてほしいと
やっとのことで、伝えたのでした。

 

挟まれた有古(アニメ42話)


『ゴールデンカムイ』アニメ公式サイトより出典

杉元たちが体を休めていた頃
登別(のぼりべつ)の温泉では
大変なことが起きていました。

鶴見は過去に、先の先まで
読まなければならないって言っていたけど
先がどこまでのことを言ってるのか。笑
っていうくらい鶴見と
そして土方もすごかった。

 
鶴見と土方の間に挟まれた
有古がメインのお話です。
もう名前を聞いただけで
こんなサンドイッチはイヤだ。笑
彼は第七師団や土方よりも
アシㇼパたちといたほうが
いいんじゃないかと思います。

他にも、温泉で休んでいた
鯉登パパも、少しだけ登場。
鶴見と温泉でアハハウフフ。
彼は鶴見と対等に
接することのできる稀な人でした。
鶴見の全部が明らかになったわけでは
ないけど、2人が三輪車を
かっ飛ばしていた様子は、今も大好きです。

東オススメの20巻、貼っときモス。


 

そして有古の、第七師団裏切りが明るみに。
何がなんだか分からない状態で
巻き込まれたような感覚でした。

いきなり血だらけボコボコの、有古が登場。
ガラスに体当たりして
2階から落下するシーンでの始まりです。
彼がその後、合流したのは
死んだはずの都丹庵士(とに あんじ)でした。

有古が都丹を殺したとばかり
思っていたけど
実際は2人が手を組んでいたと。

有古は都丹に、鶴見が持っている
刺青人皮を全て奪ってきたのだと伝えます。

けどそれだけでなく
有古が刺青一皮を奪う前には
既に鶴見や菊田に、バレていたのでした。

 
鶴見が、裏切りに気づいたのは
都丹の刺青人皮を、有古が用意した時。
それは都丹のものではなかったのです。

鶴見は網走監獄で
杉元を確保した際
都丹の写しを手に入れていました。
それでバレてしまう結果に。
土方に、有古が
どう言いくるめられたのかまで
鶴見には想像がついていて、怖かったです。
 

そんな有古に
鶴見は更に脅しをかけてきます。

土方の北海道独立計画には
アイヌからの信頼が必須です。
なのでアイヌである
有古の裏切りに
徹底的な報復はできないと。
けど鶴見は、和人もアイヌも区別なく
平等に制裁を加えられるのだとか。
そして彼は、有古の家族から
甥っ子のことまでもを把握していました。
こんなリーダーいやだぁぁぁぁ。

 
脅しの後、有古は二重スパイを
命じられることになります。
都丹の刺青人皮として
有古が鶴見に渡した関谷のものと
江渡貝が作った偽物の5枚を
持っていくように言われたのでした。
関谷は神を信じ、土方や牛山に
毒を使って、仕掛けてきた囚人です。

これを渡して信用させ
土方のところに潜り込むのが
鶴見から命じられた有古の任務でした。

 
鶴見は、土方が偽物の存在を
知らないと思っています。
けど江渡貝が偽物を鶴見に渡す前に
1枚だけ手に入れていたのを
覚えているでしょうか。

どうやら剥製屋で猫が見つけて
土方の所に持ってきていたよう。
偉すぎるにゃんこでした。

 
土方はそこで、皮が剥かれた
人の剥製を6つ確認していたので
有古が持ってきたうちの
5つが偽物だと、すぐに気づきます。
けど有古は偽物の存在を知らないのです。

こうして土方側からも
要注意人物とみなされてしまった有古なのでした。

また土方は最初から
鶴見に探りを入れる為に
有古を利用していたと。
都丹の刺青人皮ではないと
バレるのがわかった上で
鶴見に渡すよう指示を出していたのです。

杉元が持っていた都丹の写しを
鶴見が持っていたことは、
土方たちにも予想がついていました。

偽物が、ばら撒かれるのを
危惧していた土方にとって
この作戦は、良い収穫をもたらす結果に。

けど有古は
これからどうなってしまうのか。
とんでもないサンドイッチに
挟まれてしまった有古なのでした。

 

家族との別れ(アニメ42話)


『ゴールデンカムイ』アニメ公式サイトより出典

杉元一行は鶴見に会う為
雪山から大泊港(おおどまりこう)へ
向かっていました。

二瓶鉄造
(にへい てつぞう)
の猟犬
リュウが先頭になり
杉元たちが乗るソリを、走らせていたところ。

けどリュウは、自分の居場所を見つけたようでした。
途中で寄ったエノノカの村に
残ることを望みます。
いつの間にか
そこの犬たちの仲間入りをしていたのです。

お別れの時がきていました。
なのでそこからは
馬ぞりの人に頼んで
大泊まで向かうことになります。
 

そしてエノノカや
彼女の祖父とも、ここでお別れです。
最後の言葉を伝えようにも
なかなかいつもの調子で
話せないチカパシ。

ぽろぽろ涙をこぼすエノノカに
「また来るね」とだけ言って
谷垣たち待つソリへと向かってしまいます。
けどそりが走り出してからも
後ろが気になって
そりから転げ落ちてしまうのでした。

 
その場から
動けなくなるチカパシ。
察した谷垣が、チカパシのもとへと
歩いて行きます。
そして谷垣も泣きながら
ここに残って、本当の家族を
つくるようにと話しかけるのでした。

谷垣はそこで
今まで大切にしていた
二瓶鉄造の銃をチカパシに。
自分はそばで
支えられないから、代わりにと。
思いを詰め込んで託すのでした。

ひとり立ちも
彼らにとっては勃起なのです。
チカパシが無事勃起できるよう
そして谷垣はフチの元に
アシㇼパを連れて帰れるよう
最後はお互い笑顔で別れを告げるのでした。


『ゴールデンカムイ』アニメ公式サイトより出典

 

尾形からのヒントで、気づいてしまった鯉登(アニメ42話)


『ゴールデンカムイ』アニメ公式サイトより出典

大泊に着いた一行。
鯉登は鶴見に会う前に
月島へ聞いておきたいことがありました。

それは尾形が、病院から逃亡する際
鯉登に伝えていたことです。
「ボンボンが。」と
わざとロシア語で言った後
彼は「鶴見中尉に会ったら
満鉄のことを聞いてみろ」とも言っていました。

 
満州鉄道株式会社。
日露戦争後、ポーツマス条約により
ロシア帝国から
満州(中国東北地区)での
鉄道による権利と
それに伴う利益を得ることが、できるようになりました。
その本当の目的は
東北アジアへの、日本領土の拡大だと。
日露戦争の途中で
既に進行していたのが、この計画でした。

けどそれに猛反対人が。
その人物が尾形の父
元大七師団長の花沢幸次郎
(はなざわ こうじろう)中将
でした。
彼は鯉登の父の
親しい友人でもあります。
なぜ尾形がこのことを、鯉登に伝えたのか。
 

花沢中将が、表向き
自殺をしたことにより
満州計画は、スムーズに進むことになりました。

鶴見は、満州を日本の領土に
したがっていた1人です。
戦友たちが眠っている場所は、満州の土の中。
けど満州が日本の地になれば
そこに眠っている戦友たちのいる場所は日本になるのだと。

それが鶴見の
本当の目的なのかは、誰も知りません。
けど彼にとって
花沢中将はどういう存在だったのか。
これで尾形が
自分の父である
花沢中将を殺す結果になった
理由が見えてきます。

 
そしてやっぱり尾形と月島は
鯉登を拉致した
覆面の男だったことも明らかに。
彼は鯉登親子も
自分たち親子と、同じように
鶴見のコマであることを
伝えようとしていたのかもしれません。

鶴見が鯉登の父に対し
下手に出ているのは
彼の持つ海軍の力を
利用したいのではとまで
鯉登は考えついたようでした。

 
ここまで静かに聞いていた月島。
けど今度は月島が
溜まりに溜まったものを
静かに吐き出すことになります。

彼も自分が鶴見のコマであることは
とうに知っていたのです。
じゃあ何故、彼についていくのか。
それは彼の繰り広げる
ショーを最後まで見ていたからだと。

そして鯉登に、余計なことは
しないほうがいいと忠告をし
鯉登は、それに従うしかありませんでした。
けど以前のように
鶴見大好き人間として
振る舞おうとしても
どうしても無理のある鯉登。

更にこの話を
物陰から盗み聞きしていた白石がいました。
彼は救世主になれるのでしょうか。

 

アシㇼパ、鶴見との初対面(アニメ42話)


『ゴールデンカムイ』アニメ公式ツイッターより出典

話を聞いてしまった白石は
泥酔しながら、杉元の元へ。

アシㇼパは、もう以前の彼女ではなく
成長しているんだと
杉元に必死の説得を始めます。
キロランケや尾形に連れられ
杉元と離れていた間の
アシㇼパを白石はそばで見ていました。
彼女は、もう以前のアシㇼパではないんだと。
お酒の勢いを使って
全力で訴えかけるのでした。

そして鶴見がアイヌの為に
本当に動くと思ってるのかとまで言い
屁をこいて、そのまま爆睡。エ
鯉登たちのことまで
言わなかったあたり、白石っぽさを感じています。
 

次の日、駆逐艦で宇佐美らを
連れてやってきた鶴見。
彼はアシㇼパを地下室に
数年は監禁する気、まんまんでした。

2人は、これが初めての対面です。
会った鶴見の反応は
ウイルクと同じ青い瞳を
避けているようでした。

そんな彼は会って早々
杉元たちとアシㇼパを
別行動にさせようとします。
金塊がアイヌのために
使われるのかと聞けば、もちろんだと熱弁。
それでも、なかなか
信用しないアシㇼパと
青い瞳に、様子がおかしくなっていく鶴見。
本音が感情に混ざって
ダダ漏れになっていくのでした。

金塊はアイヌのとって
和人を殺すための、軍資金だろうがと。

けれど過去にそのつもりで
砂金を集めたアイヌはみな死亡。
それに反対する人も
ちゃんといたのです。
けれど、アシㇼパも
いづれそうなるだろうと
鶴見はニヤリ顔で告げるのでした。

彼女の瞳から、過去が甦る鶴見。
彼の妻と赤子を、撃ち抜いたのは
ウイルクの銃弾なのでした。

過去に触れ
脳汁止まらなくなる鶴見。笑
凍りつく部下たちを見ていて
この作品で一番ヤバいのは
間違いなく彼だと、改めて思った。

鶴見が1人で
楽しそうにしている隙に
アシㇼパは交渉決裂と見て
その場から逃走することを決めます。
杉元に合図をだし
複数の弓を空へと、一斉に放つのでした。
毒矢だと叫ぶ杉元に、全員が動揺。
その間に、全力疾走です。

アシㇼパは杉元と2人で
金塊探しに、出ることを決めたよう。
頭に弓が刺さったまま
状況が把握できていない白石。
そして突っ立っていた彼のそばにいる
谷垣らも、みんな置いてけぼりなのでした。笑

残された組はどうなるのーって
声を大に叫びたい。笑

 

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