のほりひがし。 東の感想ブログ

映画『エレファント・マン』実在する青年に起きた悲惨な差別の話【ネタバレ注意・あらすじ感想】

映画感想

やっほの東です。
今回は『エレファント・マン』のことを書いていきます。

1980年に
デヴィッド・リンチ監督に
よって作られた、アメリカとイギリスの映画です。

実話が基のお話。
衝撃的だった。
頭はボコボコに膨れ上がって
上半身も重心を保てず。
全身を、隠して過ごしてきた
青年の半生を見ることになります。

ネタバレがあるので
それでも良い人だけ進んでください。

あらすじ

舞台は19世紀のイギリス。
「エレファント・マン」と呼ばれる
1人の青年がいました。
その恐ろしい見た目から
悲痛な人生を歩んできたジョン。
彼と彼を取り巻く人たちの
様子が描かれています。

 

登場人物・キャスト

■ジョン・メリック
演:ジョン・ハート
声:国広富之

彼が涙を流すシーンが強く残ってる。
けどそれ以上に
彼に対する酷い場面が
焼きつく映画です。

■フレデリック・トリーヴス
演:アンソニー・ホプキンス
声:田中信夫

外科医であり、ジョンを
見世物小屋から連れ出した人。
けど自分のしていることが
良いことなのか、悪いことなのか
苦しんでる様子に
彼の人柄が感じられてた。

■バイツ
演:フレディ・ジョーンズ
声:熊倉一雄

ジョンのいる見世物小屋の主人。
彼のそばにいるのは、危険すぎる。
けど彼以外の見世物小屋の人たちは
良い人ばかりでした。

 

感想


wikipediaより出典

1800年代のイギリスに
実在した青年
ジョゼフ・メリックのお話
です。
映画ではジョン・メリックの
名前に変わってます。
プロテウス症候群
という極めて稀な疾患が
その原因でした。

彼を一番に診察した
フレデリック・トレヴェスの記録を
基に、バーナード・ポメランスが
戯曲にした
ことで
エレファント・マンの存在は
世間に広がりました。
そして映画化されたのが
この作品になります。

 

誰もが恐ろしがるエレファント・マンの外見


映画『エレファント・マン 4K修復版』公式サイトより出典

1800年代のイギリス
ロンドンでのことです。
ジョン・メリックという青年は
見世物小屋に出ている1人でした。
彼の自由はありません。

そしてエレファント・マンの噂を
耳にしたフレデリック・トリーヴス
会いにくることに。
これがジョンにとっての
奇跡へと繋がっていくことになります。

フレデリックは
ホワイト・チャペルにある
ロンドン病院の外科医でした。
こうして見世物小屋の主人である
バイツ
にジョンの診察をしたいと要求。
交渉は成立し、ジョンは
体を診てもらうことになるのでした。

そして隠れて生きてきた彼は
たくさんの人のいる所へ。
病院の、隔離された部屋ではあったものの
彼の顔を見た人たちには
泣き出す子までいました。

けどジョンはフレデリックとの
出会いから、病院の人たち
更に外の人たちとまで
交流をするようになっていきます。
友人ができたことは
彼にとって、この上なく
喜ばしいことでした。

外見のせいで
誰も知ろうとしなかった
ジョンのことを
フレデリックと一緒に
知っていくのが楽しかったです。

 

外見は変わらずとも幸せを知ったジョン


映画『エレファント・マン 4K修復版』公式サイトより出典

フレデリックは最初
医者としての評判を上げる為に
ジョンを診ていました。

けど彼だけでなく
映画に出てくる多くの人たちが
ジョンの人柄に触れて
接し方の変わっていく様子
が好きでした。
 
けどこれは実際にあったこと。
彼はきれいな心を持った人です。
あまり動かない口から
出てくる言葉は
大きな布を被った姿からは
想像もつかないくらい
優しいものでした。

頭が弱いって最初フレデリックに
言われていたけど、本に出てくるような
言葉ばかりで、スカーっとしてた。笑

彼は新聞に載り
有名舞台女優のケンドール
彼の病室を訪ねてくるようにまで。
それがまた話題になって
彼の部屋は、上流階級の人たちが
訪れる場所になっていました。

 
更にケンドールは彼を
舞台に招待してくれたり。
その時のジョンは
もう頭を隠すこともなく。
さらにその姿のまま
ホールにいた全員の注目を
浴びられるようにまでなっていました。
 
こうした幸せな部分ばかりを
書いてきたけど
実際は酷いことも、たくさん起きてます。
ジョンが幸せそうにしている時間と
辛い時間が交互に続いてました。

彼が嬉しそうにしていた分
それ以外の時間が辛かったです。

 

エレファント・マンを利用する人たち


映画『エレファント・マン 4K修復版』公式サイトより出典

見世物小屋の主人、バイツ
病院の夜間警備員のジム
ジョンの周りには、彼を利用して
お金儲けを企む人がいました。
他にもジムに連れられて
覗きにくる人たちや、無邪気な子供まで。

彼らの反応は
ジョンの心を抉るものでした。

見世物小屋では、奴隷のようにして
働かせられていたジョン。
そしてバイツは、彼を宝物と
言いながらも、日常的に暴力をふるっていたのでした。
 
そして夜間警備員のジムは
出会った時から
からかい続けて
あげくには、彼を利用して
お金儲けを始めるという。
彼もバイツと同じようなことを
病院で始めてしまいます。

そしてジムの連れてくる人たちも
みんな、思ったことを
隠すことなく
ジョンの前にさらけ出します。
彼の前で、あらわになる
人の本性を見ていました。
 
けど自分もそういう人たちの
側にいると思います。
映画でだって、写真でだって
やっぱり怖いと思ってしまう
自分がいました。

目の前で、フレデリックみたいに
接することは、できるのかなって。
わかりません。

自分もそういう人なんだって
目を逸らしたくなる部分を
見ることになる作品でした。

また書くけど、これが実話なこと。
そして彼がこの後、選んだ道に
また悲しい気持ちになったこと。
ぜひ映画で観てほしいなと思います。

 

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