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『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』2巻 喧嘩屋と人斬り【漫画アニメ・あらすじ感想】

マンガ・アニメ感想

こんにちはの東です。
今回は『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』の2巻について書いていきます。

作者は和月伸宏(わつき のぶひろ)さん。
1994年から1999年の間に
週刊少年ジャンプにて連載されていた作品です。

剣心の人斬り抜刀斎に
まつわる過去が
流浪人になってからも
消えることはありませんでした。
それが過去であったとしても
今も強く残っている様子が
2巻でも描かれています。

ネタバレがあるので
それでも良い人だけ進んで下さい。

あらすじ

明治11年の東京下町でのこと。
「人斬り抜刀斎」と
恐れられてきた男は
緋村剣心(ひむら けんしん)と名を変え、流浪の旅をしていました。

人斬りの過去をもつものの
今では、人を殺さないという
「不殺(ころさず)の誓い」を立てた剣心。

ですが神谷薫
(かみや かおる)との
出会いから始まり
大きな戦いに巻き込まれていくこととなるのでした。

 

登場人物

■緋村剣心(ひむら けんしん)
声:涼風真世、幼少期:鈴木真仁/斉藤壮馬/緒方恵美
演:佐藤健、幼少期:福崎那由他/早霧せいな/永久輝せあ/早霧せいな/小池徹平

かつて「人斬り抜刀斎」と恐れられていた剣心。
今では、刃が自分を向いている
逆刃刀(さかばとう)を手に
流浪の旅を続けていました。

人斬り抜刀斎であったことや
維新志士の側にいた過去が
剣心にまたのしかかってきていました。
どこへ旅に出ても
過去が追いかけてきているように見えます。

■神谷薫(かみや かおる)
声:藤谷美紀/高橋李依/桜井智
演:武井咲/咲妃みゆ/彩みちる/上白石萌歌/井頭愛海

神谷活心流道場の師範代。
剣心が道場に滞在し始めたことで
剣心の問題が、薫にも降ってくるように。

事件に巻き込まれても
剣心のために力を振り絞るところ。
その後も剣心を
追い出そうとしない薫にキュンでした。

■明神弥彦(みょうじん やひこ)
声:冨永みーな/小市眞琴/高山みなみ
演:田中偉登/大八木凱斗/大西利空/彩みちる/希良々うみ/加藤憲史郎/大河原爽介/川口調

神谷活心流道場の門下生。
今回ブログには登場していないけど
弥彦と薫がいなかったら
左之助との喧嘩は
また違う展開を迎えていたのかもしれないと。
胸にくる場面がありました。

■相楽左之助(さがら さのすけ)
声:上田祐司、幼少期:渕崎ゆり子/八代拓/関智一/結城比呂
演:青木崇高/鳳翔大/真地佑果/植原卓也/岐洲匠

斬左(ざんざ)の異名をもつ喧嘩屋。
1巻から続いていた
剣心との喧嘩に決着が。
左之助の中にいる絶対的な人と
剣心が、左之助の中で
ピタリと重なった時が好きでした。

 

感想

喧嘩屋斬左と人斬り抜刀斎(アニメ5話)


アニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』公式サイトより出典

相楽左之助(さがら さのすけ)
緋村剣心(ひむら けんしん)の喧嘩が続きます。

早速、左之助の過去が明かされ
彼がどうして喧嘩屋斬左(ざんざ)の異名を持つことになったのか。
どうして背中に「惡」の文字を
背負っているのかがわかるストーリーが待っています。
 

幼い頃の左之助は、まさか
将来喧嘩屋になるなんてっていうくらいにキラキラな目をしていて。

その時に彼が隊長として
慕っていた人が登場します。
彼は赤報隊(せきほうたい)の
隊長であり、左之助と同じ苗字の
相楽総三(さがら そうぞう)という人物でした。
 

彼らのいる赤報隊は
維新政府が告げた「年貢半減令」を
広く伝える役割を担っていました。

ですが政府には、それを
実行できるほどの余裕はなく。

そこで政府は半減令を農民たちへ
伝えていた赤報隊を陥れ
彼らを処罰する流れに運び
すべてを無かったことにしようとしていたのでした。
 

その後どうなったのかは
喧嘩屋になった左之助によって、見えてくる部分も。
幼い左之助にとって
忘れることのできない過去でした。
 

また剣心は幼い左之助との
接点はないものの
決して無関係とは言えないものが。

人斬り抜刀斎(ばっとうさい)であった頃
彼は維新志士の側についていました。

それが左之助に火をつけることに。
もうこれが最後の喧嘩に
なるんじゃって、絶対に負けを認めようとしなかった左之助。

けど彼が知っていたのは
人斬り抜刀斎として
広まっている剣心の像なのでした。

本当の剣心を見ている
ごく僅かな人たちの力もあって
この喧嘩が、新しい仲間を迎える
きっかけになったように見えました。

 

ふたりの人斬り(アニメ6・7話)


アニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』公式サイトより出典

徐々に1話完結じゃなくなってきて
何話分かを合わせて1つの話に。

ここでは抜刀斎としての
剣心をよく知る人斬りの登場です。

彼は剣心が人斬りをやめてからも
ずっと人を斬り続けてきた人でした。

殺人欲だけで動く。
それが鵜堂刃衛(うどう じんえ)です。

彼は元新選組隊士でありながらも
その後、敵対する維新志士側に。

正義も志も関係なく
欲のままに動く彼に
綺麗事が通用するはずがなく。
今の刃衛が求めるのは
抜刀斎に戻った剣心と殺し合うことだけなのでした。

 
剣心を昔の抜刀斎に戻すためなら
手段を選ばない刃衛。
そこで狙われたの神谷薫(かみや かおる)です。
攫われ、刃衛の術により
呼吸までできなくなってしまった薫。

その事態に、目の色が変わり
言動や纏う空気の一変した剣心が。
そんな剣心に大喜びな刃衛と
人斬り同士の勝負が描かれていました。
 

刃衛は剣心が一線を退いた後にも
人斬りであり続けた人物です。
刃衛はよっぽど気分が
よかったのか、剣心も知らない
今の国の状況を知らせてくれます。

そのことに驚きを隠せない
剣心であったものの
それ以上に
「人斬りは所詮死ぬまで人斬り」と
その言葉が、剣心に突き刺さっていたようでした。
 

人斬り抜刀斎の名前に
まつわる噂を知っている人
抜刀斎だった頃の剣心を知っている人
剣心の考えを知っている人

いろんな位置から
剣心を知る人たちが集まってきていました。

敵からも殺人の対象として
好かれてしまう剣心。
彼の力を必要として
それを求めている人たちと。

流浪人でいようとする剣心にとって
神谷活心流道場にい続けるのは
リスクのあることでした。

剣心にとっても
また攫われた薫のように
周りの人たちにとっても。

それでも一緒にいる彼らに
この先、どんなことが待っているのか。
2巻の最後は医師である
高荷恵(たかに めぐみ)との
出会いが描かれています。
 

アニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』公式サイトより出典

 

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