【ネタバレ注意・あらすじ感想】『ゴールデンカムイ』30巻 敵も味方も減っていく五稜郭攻囲戦
『ゴールデンカムイ』30巻のことを書いていきます。
作者は野田サトルさん。
2014年から週刊ヤングジャンプにて
連載され2022年4月に完結。
それなりに覚悟していたけど
容赦無く人がいなくなっていく様子に
心がパリンポリンしています。
291〜300話が収録。
ネタバレばかりです。
それでも良い人だけ進んでください。
もくじ
あらすじ
金塊を探す旅に出た
主人公の杉元と
アイヌの少女アシㇼパがいました。
金塊をめぐって、脱獄囚の
体に彫られた
刺青人皮(いれずみにんぴ)の
争奪戦から始まった彼らの旅。
土方一味や鶴見率いる第七師団と
ただ奪い合うだけの時間は終わり
杉元たちは、土方と手を組んで
金塊を目指すことになります。
そして全員が金塊の隠し場所を
示す暗号を解き
函館にある五稜郭へと集結。
容赦のない熾烈な戦いが
繰り広げられていました。
登場人物
■杉元 佐一(すぎもと さいち)
声:小林親弘
不死身の杉元。
戦場慣れしている彼の活躍っぷり。
頬を撃たれても
様子の変わらない彼はすごかった。
ほっぺ抉れてようが、動じない杉元。
主人公強かった。
■アシㇼパ
声:白石晴香
杉元と合流できたとき
めちゃくちゃホッとしたんじゃないかなって。
そしてソフィアのかけた言葉が
彼女にきっかけを与えててほしいなと思います。
■白石 由竹(しらいし よしたけ)
声:伊藤健太郎
アシㇼパを守る役目を
受けていた白石。
彼なりに作戦を立てて
動いていたところに、ニホリしてた。
■ヴァシリ
29巻で鼻歌歌っていた
彼を、ここでも見たかった。。。
■土方 歳三(ひじかた としぞう)
声:中田譲治
彼はどこまで想定していたのか。
杉元がいて良かったと思う。
彼が土方に意見していなかったら
悪い方に行ってかもしれない。
■永倉 新八(ながくら しんぱち)
声:菅生隆之/中井和哉
彼が五稜郭の外で動いていたことで
思わぬ助っ人が現れることに。
■門倉 利運 (かどくら としゆき)
ラッキーマンの門倉は
十分役目を果たし、この戦いから退くことになります。
■牛山 辰馬(うしやま たつうま)
声:乃村健次
目立つ動きは、まだないものの
いざという時に助けに入ってくれる位置に見えた。
■都丹 庵士(とに あんじ)
声:水島裕
脱獄囚である盲目の老人。
彼と土方はどんな関係だったのか
土方はいい人たちに
囲まれているのを感じてる。
■奥山 夏太郎(おくやま かんたろう)
声 – 羽多野渉
夏太郎の様子を
土方が案じてて和んでた。
彼も銃を持って
戦い続けていた人でした。
■キラウㇱ
声:前野智昭
門倉やキラウㇱと一緒に
重要な仕事を任されることになった人。
彼も門倉たちと一緒に
責務をまっとうしていました。
自分の与えられた場所で
やり切る姿。
■ソフィア・ゴールデンハンド
声:斉藤貴美子、湯屋敦子
ウイルク・キロランケの同志であり
反体制ゲリラ組織の指導者。
彼女とアシㇼパの
ゆっくり過ごす時間が
もっとあったらなあと
思わずにはいられなかった。
■谷垣 源次郎(たにがき げんじろう)
声:細谷佳正
久しぶりの登場。
仲間の中でも
彼のことを慕う人は
たくさんいると思う。
■鶴見 篤四郎(つるみ とくしろう)
彼がまた少しずつ
暴走してってる気がしてる。
■月島 基(つきしま はじめ)
声:竹本英史
鯉登のそばを離れ
鶴見のそばにいなければ
ならなくなった月島。
彼が今何を考えているのかが
気になってる。
■二階堂浩平(にかいどう こうへい)
頭にチクビつけてても
戦い方は冗談抜きのマジなモードでした。
いや、頭もなのかな。
■鯉登 音之進(こいと おとのしん)
声:小西克幸
この戦いでもだけど
物語を通して
大きく成長している人物。
どうか生き残ってほしい。。。
■鯉登 平二(こいと へいじ)
声:大川透
海軍少将であり、鯉登音之進の父。
口癖は「もすッ」
も。。。。。グス。。。
■尾形 百之助(おがた ひゃくのすけ)
声:津田健次郎
片目を失った凄腕の狙撃手。
誰にもつかず、ただ自分を狙う
ヴァシリとの対決を待っていました。
感想
「もすッ」よ永遠に。
函館にある五稜郭
(ごりょうかく)での戦いが続きます。
今まで関わってきた人たちが
どんどん減ってく様子に
ノオオオオオオオオオしてた。
こ、こんなにいなくなっちゃうのって。
負傷して痛々しい状態の人たちも。
それだけ熾烈な攻防が
繰り広げられていました。
鶴見 篤四郎(つるみ とくしろう)
月島 基(つきしま はじめ)
鯉登 音之進(こいと おとのしん)が
第七師団の槍となり
五稜郭の守りを崩していきます。
ソフィア・ゴールデンハンドの
100を超える仲間の壁は
彼らによって崩されつつありました。
こんなにたくさんいたのに。
彼女たちと一緒に
侵入を防いでいたのは
杉元 佐一(すぎもと さいち)
土方 歳三(ひじかた としぞう)
牛山 辰馬(うしやま たつうま)
都丹 庵士(とに あんじ)
奥山 夏太郎(おくやま かんたろう)です。
アシㇼパと
白石 由竹(しらいし よしたけ)は
土地の権利書を守るため
前線から離れたところに控えています。
そして門倉 利運 (かどくら としゆき)
永倉 新八(ながくら しんぱち)
キラウㇱとソフィアの仲間の1人は
重要な役割を果たすことに。
4人は土方の指示で動いていました。
任されたのは、新撰組が箱館戦争の最中
函館山に隠した大砲を探すこと。
これが鯉登 平二(こいと へいじ)が
指揮を取る駆逐艦に
対抗できる唯一の武器でした。
1発命中すれば駆逐艦一隻を
炎上させるほどの威力があります。
ソフィアの仲間である砲兵の
適中率がすごかった。
駆逐艦だけでなく
偵察用の気球まで破壊してしまいます。
けどここで悲しかったのが
もすパパである
鯉登 平二の乗った駆逐艦までもを
門倉たちの大砲が破壊したこと。
大喜びの門倉や永倉たちを見てて
温度差を感じてしまう自分がいました。
けど彼らも反撃を受けて
重症を負うことになります。
その様子が痛々しくて
何も言えなくなってしまってた。
こうして平二の乗った駆逐艦も被弾。
艦体が沈みかけても
彼は逃げようとせず
そのまま駆逐艦と共に海の中へ。。。
戦いの最中、五稜郭の外で
煙が上がっていることに
気づいていた息子の音之進が。
それでも先に進まなくちゃいけない彼を
見てるのが辛かったです。
もおおおおおおおおおおっすッッッ
なぜ〜もおおおおお…っていう
牛になりそうな東でした。
平二のエピソードが
加筆されてて嬉しかったです。
状況がより分かりやすくなっていました。
片頬血だらけの杉元と、半分になった二階堂
艦砲射撃は完全に封じたものの
その間に、鶴見らが3箇所ある
入口の1つを制圧。
彼らに侵入を許してしまうことになります。
けどこれも、土方によれば
想定内なのだそう。
一気に攻め入られるよりも
少しづつであれば
数で勝っていられると。
次々と敵が侵入してきても
慌てない彼の戦場慣れしている
様子を感じてた。
その頃、二階堂浩平
(にかいどう こうへい)は
正面突破した鶴見たちとは
別行動をとっていました。
彼は、派手に暴れる彼らとは違い
そそそっと五稜郭に侵入。
けどそこには、土方と都丹の姿が。
二階堂はすぐさま
先制攻撃を仕掛けます。
手投げ弾で隙が生まれた時に、すかさず発砲。
けどその時に
発した二階堂の声を
耳の良い盲目の都丹は
しっかりと聞き取っていました。
土方が狙われていると
わかった都丹は彼を庇い
二階堂の銃弾を受けることに。
その状態で反撃する都丹は
もう捨て身のようだった。
そして弾が、二階堂の頭にあるチクビを
飛ばしてったのに笑いが。笑
彼も自分の帽子なのに
よくチクビが撃たれたことに気づいたなと。
彼と帽子は
一体化してるのかなと思いました。
そこに牛山が駆けつけたことで
二階堂はその場を後に。
けど都丹は、もう動くことが
できない様子だった。
「行け…!!」と言われた土方は
彼の肩に手を置いて、先へ進むことに。
その後、都丹は1人で戦い続け
そのまま力尽きてしまいます。
土方はきっと分かっていたと思う。
けど止まることは許されず
別の場所で戦い続けることになります。
今まで見てきた人が
1人ずついなくなっていくのが悲しい。
もうこの時点で
自分はかなりのダメージを
受けていました。
そして杉元のところに
二階堂が追いついたところでした。
杉元は、頬に二階堂の
義足から発砲された
銃弾を浴びることになります。
10発分くらいの弾が
ほっぺを掠めていったところ。笑
二階堂は双子の弟である
洋平(ようへい)を
最初の頃、杉元に殺されていました。
その復讐のために
今日まで生きていたのが
杉元の前にいる浩平です。
2人の殺し合いに、周りの兵は
手出しができないどころか
巻き添えくらって死んでしまいます。
そのくらいに激しい戦いでした。
そして杉元の銃剣の発砲を
二階堂は、間近で腹部に受けることに。
そのまま銃の先についている
短刀でパックリ真っ二つになったのがもう。
2つに分かれた自分の体を見て
それを洋平だと思い込む浩平。
動かない表情で
再会を喜んでる様子に
またクイイイってなる自分がいました。
杉元への復習を誓っていた彼は
ただ弟に会いたかったんだと。
そう感じた瞬間です。
けど杉元も、二階堂のせいで
散々大変なめに。
許すまじきな二階堂ではありました。
鯉登音之進の決断
二階堂が暴れていた頃
鶴見たちは2つ目の入口も制圧していました。
東と南口の兵は
合わせて50人ほど。
ソフィアの仲間たちが
いったい何人生き残っているのか。
数も五分五分になってきている
気がしてた。
ここまでくればと
あとは兵に北の制圧を任せ
土地の権利書探しを始めた鶴見。
後には月島と鯉登がついていました。
権利書を持っている人の
予想がついていた彼は
古びた建物の中に入っていきます。
そこには月寒(つきさむ)あんぱんが。
そばには電話まで。
鯉登には忘れられない
記憶のある場所と、似ている光景でした。
それは子供の頃、ロシアの大使館に
拉致された時の記憶です。
その時から鯉登親子は
鶴見に付き従ってきていました。
それを急に思い出したのか
機会を窺っていたのか。
建物に入るなり
急に話し始めた鯉登。
月島が珍しく、止めに入ってました。
けと鯉登は止まらず
この戦いで何も得られなかったら
自分が、鶴見から
部下を守るために彼を殺すと。
そこまでは言い切らなかったものの
鶴見は鯉登の考えが、わかっていたよう。
この状況で、鶴見に対して
警戒をあらわにしてしまった鯉登。
間に入っている月島が
変な汗垂らしてて、一番気の毒だった。笑
鯉登が去った後
すぐに後を追おうとした月島。
そんな彼を呼び止め
「私の味方は、もうお前だけに
なってしまったな?」
という鶴見の、圧が重すぎた。笑
月島はどうするのか
ドキドキしながら、見守り隊に徹します。
網走監獄にて土方とウイルクの会話
土方は戦いの最中
のっぺら坊だった時の
ウイルクとのことを思い出していました。
監獄の中での彼との会話。
お互い、特にウイルクが
土方のことを信頼していなかった頃のことです。
ウイルクは以前アイヌの人と
話していた、頼み事をするのに
土方が相応しいかを
確かめようとしていました。
戦いで負傷していた彼を
アイヌが危険を抱えながらも助けたこと。
その恩を覚えているような人物なのかと。
けどアイヌへの恩があることを
土方の方から話し始めるという。
しかも彼は助けてくれたキムㇱプの
名前までハッキリと覚えていたのでした。
その様子に、目の雰囲気が
変わるウイルクがいた。
そして「コチョウベ アスコ」に会えと。
ここでウイルクは
アシㇼパの和名を、伝えていたのでした。
最初、土方を疑いまくってたのが
懐かしかった。
彼は本当に、日本の未来を
考えている人なのかも。
と思うもののまだ「かも」が
ついてしまう自分は、なんなんだって。
現在の土方は、杉元と合流し
2人で戦い続けていました。
土地の権利書をもつアシㇼパと、彼女を守る白石
北を除いて2箇所の入口が
制圧されたことを知り
白石はアシㇼパを、五稜郭の外へ
連れ出そうとします。
けど彼の計画通りにはいかず。
想像以上に兵が近くまで
押し寄せてきていました。
そこで白石は建物を燃やすことで
杉元たちに脱出の合図を送ります。
けどそれを見つけた鯉登が
すぐに逃走の可能性に気づいて
後を追うことに。
白石はアシㇼパと
合流するつもりで
1人先に五稜郭の中を移動。
なのに後ろからは鯉登が。
前からは、まさかの第七師団がという
挟み撃ちにあっていました。
けどそこに永倉が居合わせ
鯉登の相手をしてくれるも
白石は足止めを食うことになってしまいます。
その頃、合流地点で
待っていたアシㇼパにも
事件が発生していました。
彼女を見つけて
シャッシャッ向かってくる
鶴見の姿が。
ボスに見つかってしまったのです。
アシㇼパを前にした時の
鶴見は本当に怖い。笑
けど馬に乗った杉元と
白石が彼女を見つけ、杉元の
馬に彼女は乗せてもらうことに。
五稜郭はほぼ制圧され
杉元たちが押されていました。
今、優先すべきは
権利書を守ること。
まだ勝敗はついていないけど
体制を立て直すため
いったん五稜郭から脱出しようと
杉元は言いました。
ずっと苦しんでいたソフィアと鶴見。そして思わぬ助っ人の登場
東と南の入口が
制圧されても抵抗し続けていた北口。
そこでは未だに戦い続ける
ソフィアの姿がありました。
杉元が脱出を呼びかけるも
彼女は動こうとせず。
ゲリラの仲間を置いて
自分が逃げることはできないと。
彼女の意思はめちゃくちゃ強かった。
そんな彼女は
去っていくアシㇼパに
「未来はあなたが選んで!!」と叫ぶソフィア。
彼女が女性であることを感じてました。
アイヌの為にと重たいものを
背負ってきたアシㇼパには、どう響いたんだろう。
言葉を返せないでいた
アシㇼパだけど、何か思うことが
あるような表情をしてた。
けどそこに鶴見が現れたことで
状況が一変してしまいます。
ソフィアは昔の鶴見を
思い出してしまい、引き金を
引くことができませんでした。
その隙に、容赦無く彼は発砲。
弾は彼女の腹部を貫通し
ソフィアは、その場に
倒れ込んでしまいます。
それを走り去る馬の上から
見ていたアシㇼパ。
彼女はそこでバランスを崩し
馬の背から、川へと落下しそうに。
そんな彼女を助けたのが
なんと過去一緒に戦っていた
谷垣 源次郎(たにがき げんじろう)でした。
彼はたまたま、インカㇻマッと
この付近にきており
五稜郭の外で永倉と遭遇していたのです。
永倉は門倉たちを
安全な場所へ避難させていたところでした。
谷垣たちは、この争奪戦から
抜けた人でした。
けど自分ばっかりが
助けられていると感じていたようで。
五稜郭で戦争が起きているらしいと
噂を聞いていた谷垣。
彼は、永倉がそこにいたことで
五稜郭で何が起きているかに
気づいていました。
「来るなッ」と永倉は止めたけど
谷垣は自分の役目を果たすことを
選ぶような人です。
一緒にいたインカㇻマッも
そんな彼を知っていたため
背中を押して、見送ることになります。
これがフラグでないようにと願うばかり。。。
谷垣はアシㇼパを、馬の背に乗せて
一気に五稜郭の外へと
駆けていくのでした。
後ろには鶴見とソフィアが。
血を吐いていた彼女は
昔、鶴見に撮ってもらった
ウイルクやキロランケと
一緒に写っている写真を、彼に見せようとしていました。
ロシア語で
「私達さえ来なければ」と謝るソフィア。
過去に、彼女たちが原因で
鶴見の妻と子供は
命を落としていました。
当時、スパイとしてロシアに潜伏していた
鶴見を、捕まえにきたロシアの警察。
そして鶴見やソフィアたちと
警察の乱闘に
巻き込まれてしまったのが
鶴見の妻と子供です。
ずっと苦しんでいたソフィアを許すと
穏やかに言うのは、当時の姿をした鶴見。
それを聞いて、ほっとしたように
息を吐く彼女がいました。
なのに、わずかに息があった彼女に
鶴見はまた発砲。
さっきの穏やかな空気は一瞬でした。
彼の許しは、彼女の命と
引き換えのものなのでした。
それを見てしまったアシㇼパと
鶴見の叫びが共鳴しているようだった。
やっぱり彼の狂気は
ここからきてたのを感じてます。
ウイルク・キロランケ
ソフィアの3人が死亡。
これでウイルクと
深い結びつきがあるのは
アシㇼパだけになってしまいます。
彼女に危険が迫ってる気がしてならないでいる。
狙撃手である尾形とヴァシリの静かな戦い
走り去るアシㇼパたちの様子を
木陰から見ている人影がありました。
尾形 百之助(おがた ひゃくのすけ)です。
彼には、同じ狙撃手である
ヴァシリとの対決が待っていました。
尾形は、彼女たちが
逃げるであろう場所で待機していたのです。
尾形と敵対しているヴァシリも
どこからか見ているだろうと
彼は予想します。
片目を失ってからの彼は
少し雰囲気が変わって見えてた。
お互い、アシㇼパたちが
駆けていった通りを挟んでの
遠距離で、姿も見せず
対峙することになります。
ヴァシリは策を考えて
尾形を引っ掛けようとしたけど
彼はそれにかからず。
どうやら尾形の方が、一枚上手だったよう。
尾形は足に1発
ヴァシリの弾を受けただけ。
ヴァシリはというと
銃を持っている力を失うほどの
ダメージを受けていたみたい。
お互い木の上に隠れて
撃ち合ったため、ヴァシリの姿は見えず。
木の上から落ちてきた
銃に、ついていた血が
彼の状況を物語っているだけでした。
死んでてほしくないけど
尾形いわく、もしヴァシリが
無事だったのなら
尾形のケガが足で済んでいるはずがないと。
凄腕のヴァシリが
外すはずがないのです。
相当なダメージを受けてるんじゃないかと思った。
けど生きててほしいと
思ってしまう自分がいます。
それか、わざと外したのか。
そんなヴァシリのことは
尾形以外、誰も知らず。
アシㇼパたちは、馬で逃げることの
限界を感じていたところ。
と、そこで走っている
汽車を発見した一行。
彼らはそれが函館駅行きと
勘違いして、乗り込むことになります。
けどそこに一般の乗客は
1人もおらず。
席をぎっしりにして
乗っていたのは第七師団でした。笑
牛山がドアを開けた時の
様子に、笑ってしまった東です。
全部のシーンを
覚えているわけではないけど
平次のシーンだけでなく
いろんなところが加筆されていました。
死んでしまう人たちが
最後に何を思い出したか。
戦いの最中のやり取りや、戦況など。
ソフィアの回想シーンで
「真の革命家は
大きな愛によって導かれるんだよ」
というウイルクの言葉が響いてます。
ウイルクの中にある愛
ソフィアに受け継がれた愛
鶴見の歪んでしまった愛。
いろんなキャラクターの
内面が加筆されてて
次巻も楽しみになる30巻だった。
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