『ゴールデンカムイ』24巻 海賊房太郎の出会いと「しこしこ」の宇佐美【漫画アニメ・あらすじ感想】
今回は『ゴールデンカムイ』24巻についてです。
作者は野田サトルさん。
2014年から週刊ヤングジャンプにて
連載され2022年4月に完結。
女性の読者が、どのくらいいるのか。
海賊房太郎との出会いから
宇佐美の奇行、そして全員が
1箇所に集まっていく様子が、描かれていました。
ネタバレがあるので
それでも良い人だけ進んでください。
もくじ
前巻までのあらすじ
主人公の杉元と、アイヌの少女アシㇼパ
そして脱獄囚の白石たちは
金塊を手に入れるべく旅を続けていました。
まだ誰も手にしていない刺青人皮は残り4枚に。
現状は
杉元が刺青人皮1枚、写し1枚。
土方が刺青人皮4枚、写し6枚、偽物が6枚。
鶴見が刺青人皮10枚、写しが5枚。
土方と鶴見たちは、同じ頃に
札幌での連続殺人事件のことを知り
囚人が絡んでいると予想。
そこで彼らは全員が、
鶴見側は菊田と宇佐美が
事件のあった札幌へと、向かうことになります。
宇佐美の過去も明かされ
彼が根っからの兵士であること
鶴見大好き人間なことが、よくわかった。
一方の杉元たちは
平太のタバコ入れから、砂金を発見。
そこには砂金の採れた川の名称や
「海賊さん」と書かれた文字がありました。
囚人でもある海賊房太郎が
金塊のことを知っているのではと
彼らは、書かれていた川へ向かうことに。
あくまで目的は、房太郎の刺青人皮です。
そんな中、谷垣は杉元たちとは別行動を。
そして彼は、インカㇻマッの
元へ向かい、ふたりで逃げる道を選びます。
けどそんな谷垣を仕留めようと
フチ(アシㇼパの祖母)のいる村まで
追いかけてきた月島。
それを止めたのが、鯉登でした。
登場人物
■杉元 佐一(すぎもと さいち)
彼の過去が、また少しわかる巻。
巻数を重ねるごとに
杉元の真剣な場面が増えていきます。
アハハウフフの杉元は、お休み中だった。
■アシㇼパ
房太郎の登場により
アシㇼパのまた新しい面が
見えてきて楽しかった。
けど今回は控えめさん。
■白石 由竹(しらいし よしたけ)
彼は、沸騰した杉元の代わりに
先頭に立つ場面が、少しずつ増えてきます。
杉元・アシㇼパ・白石のバランスの良さを感じてた。
■ヴァシリ
彼の愛称は、頭巾ちゃん。
尾形はなかなか、現れないけど
彼がいつ現れてもいいよう、常に待機。
言葉を交わせなくても
通じている感じが好きです。
■海賊 房太郎(かいぞく ぼうたろう)
新しい登場人物。
本名は大沢 房太郎(おおさわ ふさたろう)。
眉毛とアゴに、ついている
海苔みたいなのが
すごく気になっています。
誰も突っ込まないから、そういうものなのかな。
■鶴見 篤四郎(つるみ とくしろう)
体力温存期間。
鶴見は、ずっとオホーツク海沿岸にて
アシㇼパを探していたよう。
■宇佐美 時重(うさみ ときしげ)
彼がマンガに登場したての頃
まさかここまで強烈な人とは思ってもなかった。
網走監獄の頃から
少しづつ出てたけど
ブログで、もっと書いとくべきだったと。
何が強烈って、彼と
同じことをしろって言われたら
みんなが拒否すると思う。笑
■菊田 杢太郎 (きくた もくたろう)
第七師団は、外からじゃ
分からないところで
本当はかなりめちゃくちゃに
なっているのではと。
彼を見ていて、そう思った。
■土方 歳三(ひじかた としぞう)
彼も体力温存中。
それでも彼がページにいるだけで
なんというか背筋が、ピーンとしてきます。
■有古 力松(ありこ りきまつ)
彼は土方たちと、すっかり
打ち解けているようでいて
結局今も、鶴見と土方の間で
苦しんでいる人だった。
■石川 啄木(いしかわ たくぼく)
史実とは異なる形で登場。
釧路新聞の遊軍記者です。
特定の記者クラブに所属していないため
大きな事件があった時に、現場へ向かうのだそう。
土方からは、写真付き新聞により
世論を動かすための、依頼を受けています。
まとめ感想
谷垣とインカㇻマッ、お達者で
無事に生まれた
赤ちゃんのへその緒を
立派なイチモツだと言う
谷垣 源次郎
(たにがき げんじろう)。
どゆことだろか。笑
女の子が生まれた喜びに
ブヒブヒしてた。
インカㇻマッが動けるようになった頃
赤ちゃんと一緒にふたりは
この戦いから降りることに。
鯉登 音之進
(こいと おとのしん)は
逃げられたと、鶴見に報告してくれるみたいで。
彼の優しさを感じてた。
けど、それで今度は鯉登たちが
危ない目にあわないか心配。
別れ際インカㇻマッが
月島 基
(つきしま はじめ)の
占いの答えを話そうとします。
けど彼は、それを聞かず。
必要ないと、言い切るその様子は
今までのように、突き放すものじゃなくて
何かを乗り越えた後のように見えた。
相変わらずの無表情だけど
少し軽くなったような。
関係が変わっていってる人たちだった。
谷垣、インカㇻマッ、そしてベイビー。
3人ともお達者で、また会える日を〜。
(手を振る東)
谷垣たちを見送る前に
月島と鯉登が、あることを話してた。
それはやっぱり鶴見 篤四郎
(つるみ とくしろう)のこと。
鯉登は、鶴見のことをまだ信じてて。
くだらない目的を
持つような人には見えないと。
何か本当の目的が
あるんじゃないかと思っていました。
彼の話を聞いて、月島は
あることを思い出します。
それは薄暗い部屋で
鶴見がイスに、もたれていた時のこと。
机の上には
2つの指の骨が置かれていました。
1つは鶴見の指と
そう変わらぬ大きさ。
もう1つは、それよりも
ずっと小さくて細いもの。
それはきっと亡くなった奥さんと
子供のものではと思う東です。
ワザとじゃなくても
2人を殺してしまったのは
アシㇼパの父、ウイルクでした。
けどそれを知る人は、今のところおらず。
鶴見の目的など、本当は無いのかもと
言う月島に、それでも信じると言う鯉登。
その自分を信じて、月島に
鯉登はついて来いと言います。
2人で鶴見の行く末を見届けようと
前向きに進んでいくのでした。
奇妙な飴売り(アニメ47話)
札幌には、第七師団の
宇佐美 時重
(うさみ ときしげ)
菊田 杢太郎
(きくた もくたろう)
土方 歳三
(ひじかた としぞう)
尾形 百之助
(おがた ひゃくのすけ)
門倉 利運
(かどくら としゆき)
キラゥシらが集結していました。
そして空知川流域にある
アイヌの集落には
杉元 佐一
(すぎもと さいち)
アシㇼパ・白石 由竹
(しらいし よしたけ)
ヴァシリの姿が。
砂金掘り師の
松田平太(まつだ へいた)が
持っていた、砂金を頼りに
囚人である海賊房太郎
(ぼうたろう)を探している最中でした。
当時、炭鉱都市として知られていた
歌志内(うたしない)の名前を
村人から聞いた一行。
変な入れ墨の男に
関する情報をゲットし
早速向かうことになります。
けどその人物は
飴売りなんだそうで。
本当に房太郎なのか?と
疑いつつもレッツラゴーする一行だった。
歌志内は、いろんな所で見せ物や
物売りが歩いていたりと、賑やかな所だった。
そこにいる人に手当たり次第
服を脱げ脱げ言う3人は
ただの不審者に見える。笑
白石が、なんでか映画
『IT(イット)』に出てくる
ピエロのマネをしてたのは笑ってしまった。
そして地下に繋がってそうな
穴から、子供に
飴売りのことを聞くっていう。
白石は遊んでるのかと思ったけど
子供にウケたのか
彼は飴売りの情報をゲット。
早速対面してみれば
彼は頭に帽子を被り
顔は布で隠されていました。
もう見るからに怪しくて
近寄りがたい雰囲気が。笑
そんな彼に白石が話しかけます。
したら彼は、ペラッと布をめくり
たくさんの入れ墨が彫られている顔を
ニタァと笑いながら披露。
白石は変に汗を滲ませ
杉元たちのガッカリ顔に
グフフ笑いが止まらない飴売りだった。
もう毎回、変な人が登場してくる。
ここに用はないと
すんなり手を引くことした杉元と白石。
札幌の殺人事件が気になりながらも
沙流川(さるかわ)を
目指すことにします。
その様子をアシㇼパは
少し離れた所で見ていました。
彼女の横を通り過ぎ、去り際
アシㇼパにだけ聞こえるように
ひとりごとを。
それは杉元が、前に刺青人皮を
持っていた、若山のことでした。
ブログには登場してなかったけど
競馬で盛り上がった頃
裏でこの馬を勝たせるようにと
命令していた人物です。
彼が賭けた馬を勝たせることで
大儲けしようとしていたのでした。
けどキロランケが
レースに出場したことで、計画は失敗。
結果はキロランケの馬が優勝。
キロランケと、その囚人の男が
出会った時は、それはそれは険悪なムードだった。
死んでしまった彼の名前を
まさか、ここで聞くとは。
「金塊は絶対に
見つけられないよ〜」と
意味深な言葉を残して
入れ墨の男は、姿を消してしまいます。
房太郎を探すのを変更して
飴売りを追うか、白石は聞いてきます。
常に気を抜けない感じ。
少しでも怪しい人全員が
敵に思えてきてくるゴールデンカムイです。
海賊房太郎と杉本たちの出会い(アニメ47・48話)
その頃、房太郎は子分を連れて
徳富川付近にあるアイヌの集落にいました。
米俵6俵を差し出し
アイヌが1箇所に集めたとされる
金塊の場所を、聞き出そうとしていたのです。
その人は、もうお爺さんでした。
彼の兄は、砂金を集めて殺された
7人のアイヌの1人。
どこかの悪党が兄を殺し
埋蔵金も移動させたのだと。
房太郎は、彼から
砂金がどこに集められたのかを
聞きだすことに成功します。
けど場所は読み手に明かされず。
これから彼の向かう場所が、答えのようでした。
場面は変わり、杉元たちのところへ。
彼らは札幌へ向かっている最中です。
そこで、外輪式の蒸気船に乗って
石狩川を下ることに。
その道中で、杉元たちは
房太郎と対面することになります。
彼の乗った小舟が2艘
乗客の現金書留や
金品を狙っていたのでした。
房太郎の部下たちと
プチ乱闘するも、誰も殺さずに
その場をやり過ごした杉元。
いきなり襲ってきた房太郎に
杉元は警戒心剥き出しだったけど
聞くことがあるんだと
白石が進んで話しを始めます。
房太郎と白石は囚人同士で
面識がありました。
けど北海道で何をしてるのかと
房太郎に聞かれて
まさか彼を探していたとは言えず。笑
白石は金塊のありかを
知る人を探しているんだと答えました。
それを聞いた房太郎は
当然のことのように
刺青人皮はもう解けないのだと話し始めます。
どういうことって。笑
けど彼はそこから先は
教えてくれなかった。
もともと教える気もなかったと
思うけど、周りの状況もそうはさせず。
第七師団を乗せた船の接近や
映画の主人公になりきったような
郵便配達員の暴走が、小さな蒸気船で起こります。
銃を一度も撃ったことのない人間が
それを手にして暴走したらどうなるかが
描かれてた。笑
彼自身は、銃を発砲しておらず
けど彼の動きに合わせて
的確に房太郎の部下を撃ち殺すヴァシリのサポートが。
自分がやった気になってる
配達員は、いつの間にか
みんなのヒーローに。
人生で一番ハイな気分に
なってたんじゃないだろうか。
転がりながら撃ってても
ヴァシリのおかげで全て命中。
状況を知らない配達員と
ヴァシリの連携技で
房太郎の部下は3人射殺。
いつの間にか、残りの部下は1人になっていました。
そして房太郎たちも
第七師団の船から逃げ切って
ほっと一息モードに。
けど喜んでいられらたのも一瞬。
船には暴走し、未だに銃を乱射し続ける
配達員がいました。
最後の1人になった部下の叫びで
配達員がやったことを知り
一瞬の喜びムードは一変。
杉元は顔面に碇(いかり)をくらい
房太郎は、みぞおちに拳を受けながらの
船上バトルが始まります。
房太郎が、杉元に気を取られていた間
アシㇼパは配達員を川に落とし
そのまま逃がすことに。
彼が原因でもあるのにと思った自分は
心が狭いのかもしれない。
白石が止めに入ったことで
2人は休戦に。
そし白石が間に立って
房太郎から暗号が解けない理由を
聞かせてほしいと、頼むことに。
そしたら房太郎は
すんなり話を聞かせてくれて驚いた。
どうして何の条件もなく
教えてくれるんだろうって
疑ってしまう自分がいたくらい。笑
彼は脱獄囚の若山(競馬の時の囚人)に
会った時のことを話しだします。
彼を殺すつもりで近づいたところ
若山は持っていた刺青人皮を
人にやってしまったと言うのでした。
彼が手放した刺青人皮は、以前
尾形が土方の側に
つくきっかけになったものです。
どうして人にやったんだと
聞かれた若山は、こう答えたの出そう。
どこかで溺れて
魚のエサになるかもしれないし
山でヒグマに食われるかもしれない
変な野郎が台無しにするかもしれないと。
そう言って彼は、不利な状況の
房太郎を殺すこともなく
その場から去っていったのだそう。
それだけ確信を持っているのだろうと
房太郎は考えていました。
飴売りが言っていた、若山の
ガッカリした顔もよかったと。
その話とも繋がって
信憑性のあるものだった。
これで飴売りも
関わりのある人物なことがハッキリします。
若山の言うことが本当なら
刺青人皮は、囮(おとり)だったのかも。
そして、金塊を狙う可能性のある彼らを
殺しあわせることができれば
のっぺら坊が戦わなくても
勝手に囚人が減ってくれると。
のっぺら坊であったウイルクが
何を考えていたのかが、気になるところです。
その後、房太郎は杉元たちに
手を組まないかと、提案してきます。
暖かい東南アジアの、小さな島で
自分の王国をつくることが、夢なのだそう。
そのために、金塊を探しているのでした。
彼は話し好きらしく
自分の話しをしながら
杉元にも質問を投げかけてきます。
彼との会話の中で杉元は
最後に見た父の姿を、思い出していました。
何度杉元が病院へ行っても、患者が多く
入院させてもらえなかったのだそう。
もう自分が長くないことが
わかっていた父は
それでも面倒を見続ける杉元に
自分のために生きなさいと伝えます。
それは悪いことではないんだと。
彼はその時、自分は決して死なないと
心に誓うのでした。
「不死身の杉元」は
戦場で生まれたとばかり、思っていだけど
父との別れの先で、誕生していたのです。
房太郎との会話は
杉元に過去を思い出させる
時間になっていました。
話しをしているうちに
船は目的地の江別に到着。
そこは、札幌に近い港のある場所です。
間もなく到着することを伝えに
乗客のもとへ行った房太郎。
けどそこには、置きっぱなしの
杉元たちの荷物が。
そして配達員が、杉元の銃を乱射し
弾を補充した為、背嚢(はいのう:
軍人などがよく使っていたリュック)が開けっ放しに。笑
配達員のやらかしマン度が
ものすごかった。
そこから覗いていたのは
平太の持っていた、金色のタバコ入れ。
中には房太郎と採った、砂金の包みが
たくさん入っています。
房太郎は、意図せず
それを見つけ、中をゴソゴソ。笑
そこには自分の名前や、砂金が採れた
川の名称が書かれている包みが。
杉元らが、本当は自分のことを
探していたのだと、やっと気づいた房太郎でした。
せっかくいい空気になっていたのに。
また険悪なムードに。
房太郎が、客室に向かっていた間
彼にバレたとは知らず
杉元と白石は、緊急会議中。
彼らはひとまず
房太郎と手を組むフリをして
情報を聞き出そうとしていました。
もちろんこの作戦会議は
すぐに意味の無いものになってしまうけど。笑
戻ってきた房太郎は
杉元たちに、砂金の話を始めます。
その様子はさっきまでと
何も変わってなかった。
隠された砂金の量はどのくらいか。
まず1袋の大きさは
60キロの重さがあって
それが1200個以上もあるのだそう。
とてものっぺら坊1人で
運べる量ではありませんでした。
その話にポーッとしちゃう白石たちを
正面から、冷めた表情で見る房太郎。
一緒に夢を追えなくて残念だと
言うのを合図に、彼の部下が
杉元たちの背後で、銃を構えます。
発砲されると思った、その時
離れたところからアシㇼパが
銃に矢を命中させ
砂金の包みがバレたことを伝えるのでした。
船の上は、再び戦闘モードへ。
また乱闘を始めた彼らを
船から落とそうと、船長も黙っておらず。
杉元・房太郎・部下は
川へと、落下してしまうことに。
そして落ちたところには
フル回転で船を走らせている、外輪がありました。
房太郎の最後の部下は
そこに巻き込まれて死亡。
骨の折れるイヤな音が、外輪から響き
開放された彼は、無惨な姿に。
房太郎の怒りは
杉元へと向けられてしまいます。
そして酸素が足りない杉元のもとに
お助けの白石が登場。
彼は杉元のために
空気をたくさん吸って、潜ってきたのです。
けど白石の人工呼吸とか
死んでもイヤだよね。
一発殴られ気絶した白石は
またそのまま水面へと浮上。
沈まなくてよかったと思う。
房太郎も勘弁してほしいけど
何より息の限界が、近づいていた杉元。
そんな彼のところに
今度は、チョウザメの群れが出現。
勢いよく通り過ぎていくサメに
杉元は短刀を突き立て
そのまま運んでもらう作戦で行くことになります。
房太郎もついて行こうとしたけど
運悪く、房太郎は超ロングヘアーでした。
外輪付近をくぐり抜けたとき
髪が巻き込まれて
外輪に引っかかってしまう事件が発生。
彼は外輪に飲み込まれまいと
髪を引っ張り奮闘。
彼の髪は丈夫すぎてた。
刃物でない限り、切れないみたいで。
房太郎が耐えている間に
杉元は無事水面へ。
けど酸素をいっぱいに吸って
まさかのまた水の中へ。
こうして彼のおかげで
房太郎は無事救出されたのでした。
船の外輪が破損したことで
岸に辿り着けなくなってしまった蒸気船。
怒り爆発の船長にアシㇼパは
平太の砂白金(さはっきん)を
渡すよう杉元に話します。
さすがだと思った。
その後、杉元は超上から目線で
房太郎に手を組もうと言い出します。
房太郎が知っているであろう
埋蔵金の隠し場所が
土方や鶴見を出し抜く
唯一の方法かもしれないと考えていたのです。
また、刺青人皮に興味のない
房太郎に、杉元はこれからも探すことを断言。
それは土方と鶴見が
刺青人皮を、未だに集めていたからでした。
あのふたりが、していることなら
何かあるに違いないと。
彼らのしていることを
無視するのはできそうになかった。
こうして一行は
そのまま札幌へ向かうことになります。
その後、サメの鍋を囲んで
ヒンナヒンナしていた杉元たち。
なにそれと言いながらも
すっかり馴染んでいる、房太郎がいました。
「しこしこ」を従えし宇佐美時重と叫ぶ菊田杢太郎(アニメ48話・49話)
そしてとうとう
札幌での話が、進んでいきます。
ここから先を書くことで
自分は、いろんなものを失いそうだった。
娼婦の連続殺人の現場には
宇佐美 時重(うさみ ときしげ)
菊田杢太郎(きくた もくたろう)がいました。
ネクタイをして
いつもの軍服姿じゃなかったのが新鮮。
殺害現場は2箇所。
そのうちの1つに、彼らはいました。
そこで宇佐美が、何を始めたか。
チャック開けて、チンポ出して
1人でやり始めたわけです。
思わずページを戻した東。
飛ばすのもアリ。
けどマンガの1/3が残ってるってことで
いざああああ〜。
突然のことに、菊田困惑。
宇佐美はいたって真面目な様子。
どこなら落ち着いてできるのか
歩きながら、やりながら
宇佐美は、その場所を探します。
話しかけずにはいられない菊田に
キレながらも、本人は本気でやってました。
宇佐美についてまわる「しこしこ」の文字。
わかったよ、もうわかったからって思う自分がいた。
そして歩きながらしていた彼が
達した場所で突然かがみ
建物の床下へと入っていきます。
そこで彼は、探していたものを発見したよう。
それが地面に付着していた
犯人の精子っていう、まさかのだった。笑
犯人はそこで、自慰行為をしていたよう。
宇佐美は、地面に付着した精子を触り
最後に来たのは、2日目だと判断。
どうやら犯人は2日おきに
ここに来ていると断言する彼は
一体なんなんだと思った。
精子探偵、宇佐美の登場。
鶴見は前に、宇佐美はきっと
札幌で役に立つって言ってたけど
このことだったのか!と納得する菊田。
納得しちゃうんかーい!って。
なんてこっただった。
犯人の特定のために
頑張る宇佐美探偵。
方法はアレだったけど
彼に任せれば万事解決だ。
こうして彼が現場を調べていた時に
なんと「しこしこ」の文字を
従えた男と対面することに。
宇佐美は、突然現れた男に警戒し
彼よりも強そうな「しこしこ」を生み出します。
漫画で次のページにあったタイトルは「発射」。
そこに描かれていた
宇佐美の顔がつき精子は
ホラーにしか見えなかった。
タイトルからもう
それの予感しかせず。
「しこしこ」の文字と一緒に
宇佐美と犯人が対峙する異様な光景。
そばには青ざめた菊田。
「何なんだこれはッ!」
思わず菊田が叫んだ言葉。
彼は視聴者側の人でした。ホ
彼が犯人だと言い
宇佐美は精子砲を飛ばします。
銃より全然怖くないはずなのに
全力で避けたくなるよね。
犯人は、まるで銃弾を
避けるように転がり、そして反撃を。
犯人から飛んできたそれを
宇佐美はバク宙するかのように回避。
叫ぶ菊田。
自分も一緒に
「「何なんだこれはッ」」って、なってた。
宇佐美が精子砲を避けていた間に
犯人は逃走。
馬に乗り、再び姿を現した彼は
宇佐美を弾き飛ばし、逃げ切ろうとします。
けど菊田はそれを許さず
なんとか彼に、しがみつくことができたのでした。
犯人は外国人だった。
そして、頭に銃を突きつける菊田。
勝ちを確信したと思ったら
またしても「しこしこ」の文字が出現。
あぁ、なんてこと
ここまで追い詰めたのにって。
菊田は犯人の精子砲を
間近で顔面に浴びて落下。
目にまで入って、お気の毒にだった。
自分なら暫く立ち直れない。
菊田が得た情報は、犯人の顔と
チンポにアザがあることでした。
もっと他にないんかーいって。
その後、2人目の
被害者が出て、街が騒然としてた。
事件現場で菊田は
かつての相棒である
第七師団の
有子力松(ありこ りきまつ)と再会します。
有古は土方にも鶴見にも
信用されていないことがわかっていました。
誰も自分のことを用していないと
菊田に言います。
そこまで聞いた菊田は
ならば俺につけと、菊田を
説得し始めるのでした。
土方についても、鶴見についても
有子にとっては、破滅しかないと言い切る菊田。
彼がどうして、そこまで言うのか。
それは菊田が、中央政府のスパイだからでした。
「中央」は鶴見に金塊を見つけさせ
最後には消そうとしていたのです。
鶴見も何をしでかすか分からないけど
政府って聞くとスケールが。
有子はこれからどうするのか。
菊田は、有子を信じたからこそ
話したと思いたいけど
有子は既に裏切っている身。
相棒同士をもバラバラにさせてしまう
金塊は恐ろしいなと思った。
一方、同じ札幌にいた土方たちは
芸者をして潜んでいました。
存在を消すために変装していたのが
逆に目立ちまくりな彼ら。笑
土方・永倉・尾形・有古・牛山
都丹・門倉・キラウㇱ・夏太郎
土方たちの全員が集合です。
そこには、殺人事件の現場を
全て知っている石川啄木(いしかわ たくぼく)の姿も。
新聞社に、人間の腎臓(じんぞう)が
届いたと、最悪な報告から話が始まります。
手紙も添えられ、啄木は
「ジャック・ザ・リッパー」の
模倣であることに、気づいたのでした。
そして犯人は、彼の信奉者である
可能性が高いと見ています。
その事件は、ロンドンで起こった連続殺人です。
悲惨な娼婦の殺され方や
腎臓がえぐられていること。
3人目と4人目の女性は
一晩のうちに殺されていたことまでも
共通点ばかりでした。
そこで問題になるのが
犯人は捕まらずにプッツリと
姿を消してしまったことです。
ジャックの殺人は4人目から
40日後に行われた、5人目の殺人が最後。
札幌で、4人目が殺されたのが昨日。
つまり、40日以内に捕まえなければ
消えてしまう可能性があると。
この事件と一緒に
啄木には、もう1つ気になる事件がありました。
同じ頃、杉元たちのところでも同じ話題が。
それは、子供の誘拐事件のことです。
最近は江別で3人。
それを聞いた房太郎には
思い当たる人物がいました。
彼の名は、上エ地圭二(うえじ けいじ)。
あの飴売りです。
彼は子供をさらい
庭に埋めていた殺人鬼であり
脱獄囚の1人なのでした。
騙された杉元の血管が、またプチッと。
けど尾形の時よりは、マシだった。
その事件が起きていた場所が
旭川・歌志内・岩見沢・江別と
どんどん札幌に近づいてきていることに
気づいた白石たち。
そしてまた別の場所では
宇佐美たちのところに、鶴見から
札幌へ向かうとの、電報が届きます。
札幌で何が起きようとしているのか。
既に起きている連続殺人事件と
札幌へ近づいてきている連続誘拐事件。
2つとも脱獄囚によるものです。
杉元・土方・鶴見も札幌に集結する展開に
25巻が楽しみな東です。
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