『チェンソーマン』4巻 まともな人が不在の対魔特異4課を束ねるマキマ【あらすじ感想】
こんにちはの東です。
今回は『チェンソーマン』4巻の内容に触れていきます。
作者は藤本タツキさん。
第1部が『週刊少年ジャンプ』から始まり
第2部は『少年ジャンプ+』にて連載中。
アニメも2022年10月から放送中です。
マキマの異常な強さを
見せられて始まる4巻。
そして普通の人間が
この公安対魔特異課にい続けるのは
不可能だと思い知らされる
話が続いていました。
ネタバレがあるので
それでもいい人だけ進んで下さい。
もくじ
あらすじ
主人公のデンジは
悪魔であるポチタを助け
行動を共にしていました。
いつもふたりで悪魔を倒し
デビルハンターとして、お金を稼ぐ日々。
けどある日、彼は雇い主に裏切られ
悪魔に殺されてしまいます。
それを救ったのがポチタです。
ポチタがデンジの心臓に
なったことで、一命を取り留めるのでした。
そしてマキマと出会い
公安のデビルハンターとして
悪魔と戦っていくデンジの様子が描かれています。
登場人物
■デンジ
声:戸谷菊之介/幼少期:井上麻里奈
マキマと出会い
公安のデビルハンターになったデンジ。
彼が人の死に対して
自分の心がどう動くのかを
考えている時間が面白かったです。
■ポチタ
声:井澤詩織
チェンソーの悪魔。
デンジと契約をした
モニモニしてそうな可愛い姿をしています。
ポチタはデンジにとって
掛け替えのない存在でした。
また話せる時は来ないかなと
思いつつ、先を楽しみにしています。
■マキマ
声:楠木ともり
公安のデビルハンターであるデンジの上司。
姫野に続いて岸辺も彼女の
何かを知っているようでした。
マキマが契約している悪魔は
いったいなんなんだって。
謎が深まる一方のマキマさんです。
■早川 アキ
声:坂田将吾
マキマの指示で
デンジが配属された
公安対魔特異4課の先輩。
彼の話が増えるにつれて
これはフラグなのかって
思いそうになる自分が。笑
長く登場しててほしい人。
■パワー
声:ファイルーズあい
アキの指示でデンジと
組むことになった「血の悪魔」の魔人。
岸辺の指導をデンジと
一緒に受けたパワー。
考える戦い方を知らない2人が
協力して、岸辺を倒そうとする様子が見られます。
野生的な2人が
超のつくインテリを
目指したところに笑いました。
■姫野(ひめの)
声:伊瀬茉莉也
アキの先輩であり、バディでもある姫野。
右目を引き換えに
幽霊の悪魔と契約をしていました。
けどその悪魔は
ヘビの悪魔を使う少女と新たに契約を。
姫野の死はなんだったんだと
思う瞬間でした。
■荒井ヒロカズ
声:八代拓
姫野が見ている新人の1人。
彼はコベニを守って
死んでしまいます。
何か力を使うでもなく
一番人間でいた人でした。
■東山コベニ(ひがしやま コベニ)
声:高橋花林
荒井と同じく新人のデビルハンター。
そして1番の怖がりさん。
デンジを殺そうとし
ヒロカズが自分を守ったことで死ぬという。
「この仕事してたら
おかしくなる」と言って
泣いて笑っての、ハイになってしまっている彼女がいました。
■岸辺(きしべ)
声:津田健次郎
姫野やアキの師匠であり
みんなから先生と呼ばれている男性。
デンジとパワーの指導にもあたります。
そしてマキマの核心をつける
数少ない人物でした。
感想
誰も太刀打ちできないマキマの力(アニメ9話)
マキマ強すぎててホゲる巻です。
彼女1人でも十分なんじゃってくらい。
マキマがどんな悪魔と
契約してるのかを
普通のデビルハンターが知ることは
できないのだそう。
そんなん言われたら、知りたすぎる。笑
マキマの一部が知れる貴重な回です。
そして早川アキのバディである
姫野は本当に死んでしまっていました。
それが悲しい。
アキも狐の悪魔とは別に
契約していた呪いの悪魔の力を
使ったことで、残り2年の寿命に。
デンジもタダでは済まず
胴体を切断され
ヘビの悪魔を使う少女たちに
運ばれようとしていました。
完敗です。
上半身だけズルズル運ばれてたデンジ。
そんな彼らをマキマが
助けてくれることになります。
けどまず3巻で
マキマ撃たれてたよねって。笑
服が血だらけになっているだけで
本人はいつもと変わらず。
そして、彼女を襲った人たちの体には
どれも大きな穴が。
全員死んでいました。
その奇妙な様子に
彼女は何をしたんだってなっています。
彼らは銃の悪魔の指示で
動いていたヤクザです。
デンジが1巻で
雇われたいたヤクザの孫が
ヘビの悪魔を使う少女と
手を組んでいたようでした。
そして連れ去られそうな
デンジを助けた時
マキマは、その場におらず。
その時いた場所は京都で
デンジたちは東京です。
また、彼女を京都で出迎えたのは
京都公安に所属している
黒瀬ユウタロウと天童ミチコ。
京都に到着して早々
彼らに終身刑以上の犯罪者を
連れてくることと
できるだけ標高の高い神社を
借りるよう頼んだマキマでした。
京都の神社にいる全員が
目隠しをしている光景は異様で。
公安の2人は黒スーツに黒い目隠し。
犯罪者たちは白装束に白い目隠しという。
マキマだけが目を開き
周りを見ることが許されていました。
犯罪者に、その人のものでは
ないであろう名前を復唱させ
わずかに口角を上げるマキマ。
そして彼女が
手をこすり合わせれば
それに合わせて、デンジたちの
周りにいるヤクザ1人の体がねじれ
強力な圧で潰れるという。
残るのは服と、飛び散った大量の血だけ。
それ以外は跡形もなくて
マキマの強さと
それでもまったく様子の変わらない
彼女に、ゾワゾワと興味津々の東でした。
対魔特異課の早川アキが選んだ残りの寿命の使い方(アニメ10・11話)
病室で目が覚めたアキ。
ここまで読んでて思ったのが
彼が一番生き残ってる4課の中で
安心できる人に見えること。
デンジと出会った頃は
いきなり殴ってきて
ヤバイ人かと思っていました。
けど今回の事件で姫野がいなくなり
自分の寿命も減り
彼の心もすり減っていて。
まさかアキが涙を流すとはって。
泣くことをやめた人に見えていたから
少し驚きました。
今回の襲撃で公安対魔特異課の
1〜3課の人員も多く減ることになります。
人外以外の人間は、ほぼ全滅でした。
わずかに生き残った人でも
公安を抜ける人まで。
その為1〜3課は
デンジたちのいる4課と合併し
公安対魔特異課は1つに。
全てがマキマの指揮下に
置かれることになります。
多くの人が減ったこと以外では
この現状に、満足げなマキマでした。
人員が減った今
一人ひとりの力を強化しなければなりません。
そこで悪魔側のデンジたちと
人間側のアキに、それぞれ指導者が付くことになります。
こうしてアキの病室に来たのが
ユウタロウとミチコでした。
こんな状況でも公安を抜けず
残りの寿命を捧げるアキ。
そんな彼に、ユウタロウは
「特異課にまともな奴は
いないから気をつけろ」と
先輩に言われたんだと話してきます。
けど指導が終わった頃には
アキに対するユウタロウの見方に変化が。
その様子が、見ていて嬉しいものでした。
それでもアキにとって
4課に残ることは
寿命の減りを加速させるのと同じ。
契約していた狐の悪魔が
力を使わせてくれなくなり
呪いの悪魔の力を使えるほど
アキに寿命は残されておらず。
そこでアキは、違う悪魔と
契約をしなければなりませんでした。
ならば、より強い悪魔と契約をして
特異課に貢献しろと。
これが上の意向なのです。
彼が新たに契約したのは、未来の悪魔。
アキ以外にも2人と契約している
その悪魔の要求は
彼の右目に住まわせること。
それだけでいいのか?と
いうアキだったけど
彼の未来に待っている
死に方を悪魔は気に入ったようで。
余程の死が待っているのか
悪魔はその時を楽しみにしていました。
彼の死が早々に訪れること
前提で話が進んでいくのを
受け入れなくちゃいけない読者の立場。笑
アキが好きな人にとって
これは辛いんじゃないかと。
そして彼のことが好きで
死なせない為に
公安を辞めさせようとしていた姫野。
彼女がそう考えていたことを
知った上で、新たに悪魔と契約したアキでした。
アキとの時間を得たことで
ユウタロウの、彼に対する
見方が変わったように
自分にとっても
アキがどういう人なのか
見え方が変わってきていました。
そしてアキ自身も
姫野と寿命、契約していた
狐の悪魔を失くして
新たに契約をしたことで
大きな変化を迎えていました。
岸辺先生とマキマの関係(アニメ10・11話)
一方のデンジとパワーには
姫野やアキの師匠でもある
岸辺(きしべ)がつくことになります。
マキマの頼みで
指導を引き受けていたけど
彼もマキマのことを良くは思っていませんでした。
悪魔から人を救おうとしているように
見える彼女を、非道だと話す彼は
マキマのどんなことを知っているのか。
岸辺は、たくさんの教え子を
悪魔との戦いで亡くしてきました。
姫野までいなくなり
アルコールの量がまた増えそうです。
デンジやパワーの前では
残虐そうな、彼こそネジが
飛んじゃってると言いたくなる岸辺。
けどマキマの考えを見抜いている彼は
姫野と同じように
彼女の違う面を見て
警戒しているようでした。
「特異課にまともな奴がいないから
気をつけな!」とユウタロウが
別れ際、アキに言った言葉が浮かびます。
今は人の味方でいるマキマ。
もし人の敵になった時には
岸辺が黙っていないようでした。
デンジと接点のある人の中で
マキマと一番近い位置にいるのは
今のところ、岸辺に感じています。
けどそんなマキマがどうして
デンジをここまで気にかけるのか。
彼女と岸辺の会話は
仲間同士のものというには
緊張感の漂うものでした。
ネジの飛んだ先生の指導を受ける似たもの同士のデンジとパワー(アニメ10・11話)
今回の事件で、涙を流したアキ。
けどデンジは彼の様子を見ても何も感じず。
姫野が死んでしまった。
けど泣けない。
じゃあもしパワーが死んだら?
アキが死んだら?
マキマだったら?
マキマが死んだらへこむと言うデンジ。
それでも3日後には
また楽しくやれてるらしい彼は
自分のおかしなところに気づいたようでした。
けど楽しく生きていたいデンジです。
難しいことを考えるのは
すぐに止めてしまいます。
こういうデンジだから
パワーと合うのを感じています。
それでもマキマが好きだと言うデンジ。
ファーストキスの相手だった姫野。
おっぱい揉ませてもらったパワー。
けどそういうエピソードがあった
彼女たちよりも
今はポチタへの気持ちが
本物なことを再認識したデンジなのでした。
そんなデンジは岸辺の指導で
何回も死ぬことになります。
パワーも死ぬギリギリのところまで
ダメージを受けての繰り返し。
岸辺はそのくらい強いのです。
デンジは「楽しくなる為に
頑張ってきたのに
楽しくなくて
頑張るのは糞(くそ)だ」と漏らします。
けど逃げれば公安からの逃走と
見なされ、本当に殺されてしまうかもしれません。
逃げることが許されない中で
楽しくないことを
楽しいであろう未来の為に
頑張らなければならないデンジなのでした。
けどそこで命懸けの逃走ではなく
岸辺を倒すことに、ぶつけたデンジ。
それでもすんなり合格には
ならなかったけど
最後には、やっとで
100点をもらうことになります。
そして、みっちり指導を受けた2人は
成果を発揮すべく
ヘビの悪魔を使う少女と
体から刀が飛び出すサムライソードを
捕まえに向かいます。
そこにはアキや
4課に属する人外も集められることに。
たくさんのキャラが集結してのバトルでした。
サメの頭をした魔人と
毒の出る仮面で力を抑えられてる暴力の魔人。
女性の見た目をした
蜘蛛(くも)の悪魔に
天使の悪魔という矛盾してそうな
面白いキャラまで登場です。
もし人外たちと交戦になった場合にはと
岸辺が警部補たちに4課のメンバーの
特徴を伝えてたのがまた…。
敵も味方も、状況によっては
お構いなしの様子が浮かびます。
何をしでかすか分からない
隊員たちと、テロリストの制圧に向かうのでした。
コミック
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