『チェンソーマン』5巻 残り僅かな命のアキと、めちゃくちゃなデンジ【あらすじ感想】
こんにちはの東です。
今回は『チェンソーマン』5巻の内容に触れていきます。
作者は藤本タツキさん。
第1部が『週刊少年ジャンプ』から始まり
第2部は『少年ジャンプ+』にて連載中。
アニメも2022年10月から放送中です。
読み進めてくごとにハマっていく作品。
早川アキの復讐から始まって
デンジのターンに。
2人のストーリーの差が楽しいです。
そしてデンジと一緒にいることで
アキにも、それが移っていく様子がありました。
デンジは正直な人だと思っていたけど
体はもっと正直で。
自由奔放な彼によって
話が面白い方に転がっていきます。
ネタバレがあるので
それでもいい人だけ進んで下さい。
あらすじ
主人公のデンジは
悪魔であるポチタを助け
行動を共にしていました。
いつもふたりで悪魔を倒し
デビルハンターとして、お金を稼ぐ日々。
けどある日、彼は雇い主に裏切られ
悪魔に殺されてしまいます。
それを救ったのがポチタです。
デンジの体はポチタと
一体化したことで、一命を取り留めるのでした。
そしてマキマと出会い
公安のデビルハンターとして
悪魔と戦っていくデンジの様子が描かれています。
登場人物
■デンジ
声:戸谷菊之介/幼少期:井上麻里奈
マキマと出会い
公安のデビルハンターになったデンジ。
ポチタが心臓になったことで
チェンソーの悪魔に変身する力を得ていました。
けど銃の悪魔に、心臓が狙われ
たくさんのバトルが勃発。
多くの人が、その争いに
巻き込まれていました。
■ポチタ
声:井澤詩織
チェンソーの悪魔。
デンジと契約をした
モニモニしてそうな可愛い悪魔です。
犬のように「ワン」と吠えたりも。
ポチタが夢の中で
扉の向こうから
話しかけてくるシーンがあります。
何度も見ているらしい
その夢で「絶対に開けちゃダメだ」と言うポチタ。
それがなんの扉なのか。
夢の中にヒントがありそうでした。
■マキマ
声:楠木ともり
公安のデビルハンターであるデンジの上司。
今回は普通の人間らしい
マキマがいました。
元気なさげなデンジを
デートに誘ったマキマ。
彼女が涙を流していたのが意外でした。
■早川 アキ
声:坂田将吾
マキマの指示で
デンジが配属された
公安対魔特異4課の先輩。
シリアスな部分をアキが
面白くしていくのをデンジが
作っているように見える5巻です。
■パワー
声:ファイルーズあい
アキの指示でデンジと
組むことになった「血の悪魔」の魔人。
大量のゾンビと1人で戦ったことで
血を飲みすぎたパワー。
力が増大してツノが2つから
4つに増えていました。
あまり強くなってしまうと
都合が悪いのだそう。
公安では定期的に
血抜きがされているようでした。
■姫野（ひめの）
声:伊瀬茉莉也
アキの先輩であり、彼のバディでもあった姫野。
右目を引き換えに
「幽霊の悪魔」と契約をしていました。
けど力及ばず、死んでしまいます。
すぐ姫野のところに行くと
言うアキ。
死を受け入れて戦う人は強いです。
けどそれは姫野の心の支えが
あってのことでした。
■東山コベニ（ひがしやま コベニ）
声:高橋花林
新人のデビルハンター。
1番の怖がりさんなのに
公安に残っている人。
彼女の怯えきった様子が
正常な人の感覚に見えました。
でないと自分を保っていられません。
■レゼ
雨宿りの最中に
デンジが出会った少女。
始めからデンジに好意的で
見るからに怪しいのに
マキマとのデートの直後に
彼女とも夜の学校を楽しんだデンジなのでした。
感想
いつも微笑んでいる幽霊の悪魔（アニメ11話・12話）
早川アキと幽霊の悪魔が対峙していました。
幽霊の悪魔と契約していた
姫野は死んでしまっています。
そして今度は
ヘビの悪魔を使う少女に
従っていた幽霊の悪魔がいました。
彼女は、女性の見た目をし
目や口は縫われていて
いつも笑っているように見えます。
たくさんの花に包まれて
穏やかそうにしてても力は悪魔そのもの。
体から生えている
たくさんの腕の1つに
首を絞められ
死に直面したアキは、恐怖を感じていました。
その瞬間、彼の頭には姫野との時間が。
けど直後には、息苦しさから
解放されることになります。
どうして幽霊の悪魔が手を離したのか。
それは彼女がアキに差し出してきた
手の中のメッセージにありました。
1本のタバコに書かれてた言葉がもう。
そこには「何かに
寄りかかりたくなったら
返してあげる」と姫野が言っていたタバコが1本握られていました。
自分が死んだ時に
アキに渡すよう
幽霊の悪魔に頼んでいたのか。
それとも死後の姫野が
悪魔を通して、アキに届けたのか。
彼女は簡単に絞め殺せるはずの
アキに、それ以上何もせず。
無抵抗で、いつもの笑みを浮かべ
自分の首を差し出したのでした。
姫野が自分の全てを差し出すのと
引き換えにして
ヘビの悪魔を使う少女に
向かっていった幽霊の悪魔。
けど彼女の力では、歯が立ちませんでした。
それでも契約は契約です。
幽霊の悪魔は姫野に
どんな気持ちを抱いていたんだろうと。
もし彼女に心があって
糸で顔を縫われていなかったら
悲しい表情をしてそうでした。
その後、ヘビの少女は
東山コベニによって拘束されます。
少女を後ろから捕らえられる
コベニの俊敏さ。
そして公安を抜ける人がいた中
彼女が残った理由がまた。
ボーナスのために残るコベニは
普通じゃない人決定でした。
「というか、死んだらボーナス貰えなくね？」
デンジがそこにいたら、突っ込んでそうです。
デンジVSサムライソード（アニメ12話）
その頃のデンジとパワーはというと
チームワークとはって。笑
大量のゾンビ相手に
大声で名乗って
正面から突っ込んでいったパワー。
「後ろは任せるぞ!!」と
やる気満々に叫ぶ彼女を
口をぽかーんとして見ていたデンジ。
そのまま彼は、彼女の後ろを
守ることなく、そのままゾンビで埋まったフロアを後にします。笑
そしてエレベーターで別のフロアへ。
そこで待っていたのは
以前デンジが雇われていた
ヤクザの孫であるサムライソードでした。
サムライソードは額から刀が
デンジはチェンソーでと、やっぱり似ていて。
けど心の部分が違っていました。
ゾンビを殺して心が痛まないのかと
聞いてくるサムライソード。
彼はゾンビを殺した夜には
眠れなくなるらしい。ホントカヨ
けどそれは、きっとおじいちゃんが
ゾンビになっちゃったからだと。
デンジとの戦いの最中
人間の女性が、バトルに巻き込まれてしまいます。
そこで「心がもう
人じゃねえんだよ」と言われた
デンジが彼女を守り
良心の話をしていた
サムライソードがお構いなしに
攻撃していて、強く残っています。笑
デンジは民間人を守るより
悪魔を倒すことを優先させるのだと思っていたので。
だから「オイオイオイオイ!!」と
サムライソードを
止めようとした彼が意外でした。
けどそれはきっと被害者が
女性だったからで。
振り返ったら、過去に
男性のことは悪魔に向かって
車ごと投げていました。笑
これがデンジだ。
その後、サムライソードには
デンジとアキからの金玉蹴りが。
ヘビの少女は契約していた悪魔による
死が待っていました。
契約、契約、契約。
悪魔との関係はすべて契約があってのものです。
デンジとポチタでさえ、最初はそうで。
ここまで読んできて
悪魔との契約は、彼らにとって
有利であることが前提に感じています。
自分に心があるのか不安げなデンジは女性が好きだった
デンジは最近のことで
自分に心があるのかを気にしていました。
そう考えることが
人間臭いというか
心がある人に感じます。
この話ではマキマとデンジがデートに。
そして意外だったのが
デンジもマキマも
映画を観て泣けるということ。
マキマも涙とは無縁の人だと
思っていたので
また新しい面が見れたのが
嬉しい部分でした。
そして感動スイッチの
入る場所が、2人は同じらしく
3本目に観た映画で静かにポロポロ。
感動した時点で
心はあるはずなのに
それをマキマに聞いて確認したいデンジ。
そして心というより
彼の胸に耳を当てて
心臓の音がするかを
確かめたマキマはやぺしでした。
そりゃバクバクしちゃうよねと
心配事がなくなって
またいつもの調子に戻ったデンジ。
心臓をわし摑みにされ
もう自分の心は
マキマだけのものだと
心の中で断言します。
けどその矢先、レゼという
名前の少女と出会ったデンジ。
そして早速心もってかれてた
デンジなのでした。
早すぎるぜデンジくん。
けど彼を見てるのは楽しいです。
そして体が勝手に勝手にで
夜の学校に2人で潜入。
更にいつの間にかで
マッパになってたデンジが。
けど彼だけじゃなくて
レぜも服を着ておらず。え
2人で夜のプールを楽しんだと。
デンジくん、謳歌しすぎてる。
けど彼の知らないところで
自分たちは、レゼの正体を
知っていくことになります。
デンジを捕らえようとしていた
人間と悪魔がいました。
そしてレゼが1人になったところを
狙って、人の方が襲撃。
それでも怯えるそぶりを
見えたのは、最初だけでした。
その後は余裕のそぶりで
男を倒してしまいます。
更にはその男についていた悪魔に
話しかけるレゼ。
彼女とデンジの邪魔をしたとして
悪魔に服従を命じた
レゼは何者なんだろうと。
レゼ様と悪魔に呼ばれている
彼女の話は、6巻に続いていきます。
コミック
配信一覧
上記の配信サイトにて順次配信中。
その中から3サイトを紹介しています。
U-NEXT
アニメ配信ページ
Amazon
プライム会員は、追加料金なしで視聴可能です。
Netflix
関連記事
『チェンソーマン』6巻 レゼとデンジ、悪魔になっても2度目の水中デートへ【あらすじ感想】
今回は『チェンソーマン』6巻の内容に触れていきます。作者は藤本タツキさん。第1部が『週刊少年ジャンプ』から始まり第2部は『少年ジャンプ+』にて連載中。アニメも2022年10月から放送中です。レゼとのバトルが始まります。 彼女との戦いを通して、マキマが自分達に知らせていない情報があることに早川アキは気づいたようでした。