『チェンソーマン』2巻 デンジの本当の夢探しと早川アキの過去【あらすじ感想】
こんにちはの東です。
今回は『チェンソーマン』2巻の世界に。
作者は藤本タツキさん。
第1部が『週刊少年ジャンプ』から始まり
第2部は『少年ジャンプ+』にて連載中。
アニメも2022年10月から放送中です。
胸を揉むために悪魔と戦ったデンジ。
彼がその先で得たものと
早川アキの過去や
彼らが契約している
悪魔たちも登場してくる巻でした。
ネタバレがあるので
それでもいい人だけ進んで下さい。
あらすじ
主人公のデンジは
悪魔であるポチタを助け
行動を共にしていました。
いつもふたりで悪魔を倒し
デビルハンターとして、お金を稼ぐ日々。
けどある日、彼は雇い主に裏切られ
悪魔に殺されてしまいます。
それを救ったのがポチタです。
デンジの体はポチタと
一体化したことで、一命を取り留めるのでした。
そしてマキマと出会い
公安のデビルハンターとして
悪魔と戦っていくデンジの様子が描かれています。
登場人物
■デンジ
声:戸谷菊之介/幼少期:井上麻里奈
マキマと出会い
公安のデビルハンターになったデンジ。
胸を揉みたいという
彼の願いは、早くも叶えられることになります。
その時、デンジもこういうことを
思うんだって、彼をまた知った回でした。
■ポチタ
声:井澤詩織
チェンソーの悪魔。
デンジと契約をした
モニモニしてそうな可愛い悪魔です。
犬のように「ワン」と吠えたりも。
ポチタと一体化したことで
血が十分にあれば
体が再生するようになっていたデンジ。
けど戦いの最中に
血が足りなくなるのは
避けなければならないことでした。
■マキマ
声:楠木ともり
公安のデビルハンターであるデンジの上司。
なんというかミステリアスな
雰囲気の女性で。
何があっても
表情が変わらない彼女に
何かきっかけが来ないかなと思っています。
■早川 アキ
声:坂田将吾
マキマの指示で
デンジが配属された
対魔特異4課の先輩。
彼の過去が早速明かされていく巻でした。
デンジが悪魔に
肩入れしていることを
よく思わない理由が分かります。
■パワー
声:ファイルーズあい
早川の指示でデンジと
組むことになった魔人。
デンジと一緒に
アキの家に住むことになったパワー。
ご飯、お風呂、トイレと
彼女はデンジたちと
価値観が違くて楽しかったです。
男子2人を叫ばせるパワーが
人間の女性らしい暮らしをするのは
難しそうでした。笑
■姫野（ひめの）
声:伊瀬茉莉也
アキよりも先輩であり、彼のバディでもある姫野。
右目を引き換えに
目に見えない幽霊の悪魔と
契約をしていました。
その腕を使って
パワーの首を絞めた時はひやっと。
そして彼女も今回の任務の
ご褒美をデンジたちに用意します。
それに大興奮のデンジは
マキマと姫野の2人から
ご褒美をもらうため奮闘。笑
■荒井 ヒロカズ（あらい ヒロカズ）
声:八代拓
姫野が見ている新人の1人。
真面目そうな人で
まだどういう力を持っているのかは、明かされず。
いつもビクビクしている
コベニを励ましたり
デンジたちとは違う雰囲気の2人でした。
■東山 コベニ（ひがしやま コベニ）
声:高橋花林
荒井と同じく新人のデビルハンター。
6人の中で1番の怖がりさん。
けど姫野が言うには
かなり動けるらしく
逆に荒井は、やる気が十分でも
実力不足なようでした。
感想
今やりたいことのために全力のデンジ（アニメ4話）
バディであるパワーの
胸を揉むため、彼女を
悪魔から助けようとしたデンジ。
けど彼女も苦戦する相手に
デンジの経験値が足りないのを
痛感するバトルでした。
パワーと彼女が助けたがっていた
猫は、コウモリ悪魔の胃の中へ。
外ではデンジが1人奮闘していました。
最初は飛ばす切る
ぶちまけるのブシャーで
勢いよく悪魔に攻めていったデンジ。
自分がダメージを受けても
怯むどころか
我慢を強いられてることへの
怒りのほうが爆発していた様子。
何の我慢かはアレです。
そう、胸。
けどそれが原動力になって
悪魔の体を切り裂き
無事にパワーたちを
救出することになります。
我慢の力というか
抑え込んでるものの力は
強いなと思いました。
その溜まったものを何に
どんなふうに使うのか。
それがその人の未来を決めることに。
デンジの場合は
パワーたちの救出でした。
それが彼女にとって
これまで経験のないことで
あったとなれば、願いを聞かないわけがないと。
しかもなんだか
いい感じな雰囲気がしてたり。
やりたいことに素直すぎな彼に
「馬鹿みたいな理由じゃな」と
こぼすものの、パワーは
胸揉みを許可することにするのでした。コホン
よっしゃあアアアアア！！と
拳を上に喜んでいたデンジ。
けど次の瞬間には
肘から上が吹き飛んでいました。
コウモリ悪魔の彼女？がいたのです。
胴体にくっついてるのは
乳搾りできそうな乳なのか、腕なのか。
いや、乳に1票。
そんな体力有り余ってそうな悪魔と
既にバトル後で
しかも肘から先が無くなってるデンジ。
そして檻に入った猫に
動けないパワーでは分が悪く。
ただ正面から突っ込んでいくだけじゃ
ダメなんだと感じる結果に終わります。
動かなくなったデンジを
食べようとした悪魔ですが
その後、デンジの先輩である
早川アキが
少し離れたところでコンと。
手で狐を作って
パクリと食べるジェスチャーを。
すると悪魔の頭が
大きな狐にパクリ。
一口でした。
アキは同じスーツ姿の仲間を
3人連れていたけど
彼以外が手を出す必要は無く。
そのくらいあっさりと
カタがついて、一行はその場から病院へ向かうことになります。
威勢の良さはデンジのほうが。
アキは体力を使って吠えることもなく
ただ指を動かすだけでした。
1巻で起きた
デンジとのケンカでは
おもいっきり殴られていたアキです。
けど実践の場では
そんなアキに助けられたデンジ。
となればデンジも
様子が変わるのかと思ったけど
彼はこれまでのままでした。笑
今でも素直なデンジに
アキが、自分の言う事を
素直に聞くようにと言っていたシーンがあります。
同じ素直でも
アキの言う素直は
デンジを抑え込むために使われた
便利なものに見えていました。
結局デンジは、従うことを保留に。
そしてアキと同じくらいにやるから
期待しといてくれと。
先輩をテメエで呼んで、上からドーン。
彼の下につく気は今のところなく
ライバルのような関係になりそうです。
胸を揉んでデンジが知ったこと（アニメ5話）
次の戦いまでの休憩タイム。
さあきたぞ胸揉み。
デンジはパワーにだけ
胸揉みさせてもらうはずが
彼の上司であるマキマの
胸まで触れちゃったラッキーマンでした。
けど、いざパワーの胸を
揉ませてもらえば
「あれ…？こんなモン……？」と失礼なデンジくん。
ちなみに彼の腕は
輸血したことで復活。
取れた腕は元通りになり
人の体ではなくなっていました。
その復活した手でモミモミ。
けど大きかった胸のパッドが落下。
だいぶ小さくなった2つのお山。
彼は大きな胸がよかったんだろうか。
いや、それだけじゃなくて。
あんなにやりたかったことが
いざ叶ってみれば、こんなモンだったのかと。
それから放心状態で
こんなもんループをしてるデンジでした。
その後も放心したままの彼は
マキマに悩みでもあるのかと聞かれます。
デンジは思ったままを口にしました。
追いかけてた時のほうが幸せだったと。
けどその追いかけてたものが
本当のものじゃなくて
違っていたから、そうなったことに
彼は自分で気づいていました。
胸を揉んだことまで
話したところで
それまで聞いてたマキマが話し始めます。
デンジがまだ知らない
彼にとって必要なことを
1つずつ丁寧に教えていくのでした。
パワーの時と違って今回は
変な汗かきーの、まっかっかなデンジ。
見ててこっちもドキドキでした。
で、最後には彼の手を持って胸に。。。
ビックリしてイスから
転げ落ちたデンジを見ても
表情ひとつ変えないマキマ。
そのまま本題へと移っていくことになります。
それはアキの過去にも関係のある
銃の悪魔のことでした。
その悪魔は日本に26秒
上陸しただけで
6万人近い死者を出したのだそう。
そこにはアキの家族も
含まれていました。
達成したあかつきには
マキマがどんな願いでも、1つ叶えてくれると。
本当になんでもいいらしい。
そのご褒美ために
今度は走っていくことになります。
デンジの腕を飲み込んだ
悪魔との戦いで
彼が夢バトルしようぜって
言っていたシーンがあります。
デビルハンターをしてる人たちは
大きなものを背負っている人ばかりでした。
けどデンジは、その時の
やりたいことしか浮かびません。
しかもそれが間違っていたもので
追いかけてた時のほうが
幸せな場合があることを知ったデンジ。
こうやって1個ずつ知って
じゃあどれが本物だって。
それは未来のデンジにしか分かりません。
だから間違えながら
やっていくしかないけど
彼にしか得られないものがあるのは確かでした。
早川の過去と、悪魔の喜ぶ恐怖（アニメ5・6話）
アキの家族も奪った、銃の悪魔との
話が始まっていきます。
それと一緒に彼の過去も知ることに。
銃の悪魔が一瞬で
彼の家族がいた家を
破壊していく様子が描かれていました。
幼い彼は両親と弟を亡くし、デビルハンターに。
デビルハンターは
銃の悪魔への復讐で始めた人が多いのだそう。
アキも、その1人なのでした。
そして公安のデビルハンターに
なりたての頃から
付き合いがあるのが
スーツを着た人の1人、姫野（ひめの）です。
彼女は片目を悪魔に
食わせることと引き換えに
幽霊の悪魔の力を手にしていました。
そして彼女の後輩であるアキは
自分の体を食わせるのと引き換えに
狐の悪魔の力を。
何かを得るには
何かを差し出さねばならない。
等価交換の世界が描かれています。
また姫野とアキは、バディの関係でもあります。
そして今は、それぞれが
任務に慣れてない人たちの
面倒を見ていると。
こうしてデンジたち6人が集まって
銃の悪魔のちぎれた肉片を探すため、ある場所へ向かうことになります。
着いた所は不思議なホテル。
異変に気づいたのは
みんなの会話が、ある意味
賑やかになってきた頃でした。
階段をいくら上っても8階のまま。
窓から先は、外ではなく向かいの部屋。
部屋の時計は8時18分のまま。
この異常事態に怖がっていたのは
姫乃が面倒を見ている新人の2人。
1人は真面目な雰囲気の
荒井ヒロカズ。
もう1人は半泣きで怯えている
東山コベニでした。
悪魔は恐怖が大好物です。
怯えるほどに喜ばせてしまうので
なだめようとする姫野。
それでも正体不明の恐怖は
やっぱり怖いものでした。
一方のデンジ＆パワーはというと
パワーは魔人だからそもそもで。
デンジも怖がるところが
ホテルの部屋に
いいベッドがあると大喜び。
「寝なきゃ損だね」と言って
そのまま寝てしまうという。笑
悪魔が混ざっている2人は
コベニたちとは違う感覚で生きているのが分かります。
悪魔の怖がらせ作戦は
半々に効いた感じで。
その後、人の頭がたくさん
混ざったような異形のものと
対峙することになります。
そして、それはどうしてか
デンジに契約を持ちかけてくるのでした。
条件はデンジを食わせろと。
その報酬は、みんなを逃すことです。
突然のことに、アキや姫野も
何も返せないでいた時
コベニの様子に異変が。
なんでか彼女も
目の前の悪魔と同じように
デンジに食わせろと言いながら
彼に向けて、包丁を構えていたのでした。
変な汗でビッショリのコベニ。
彼らにとって、コベニのように
怯える存在は格好の的です。
マキマも、悪魔への恐怖が高まって
彼らを強くしてしまったと、前に話していました。
そのために、銃を持つことを
基本的に厳しい罰とし
凶悪な事件や災害の報道も、規制されていると。
人が恐怖したり、思うことの力は
すごく強いものです。
しかも恐怖は、彼らの大好きなもの。
ならば喜び、元気、楽しい
嬉しい、感動など
逆のを感じるようにすれば
弱らせることもできるということ。
けどマイナスな感情を
全く抱かないのは
人じゃないみたいで
自分は好きじゃありません。
それでも飲まれないためには
自分でハンドルを握ろうとする
気持ちが必要だと。
それがあってやっと悪魔と
対峙できるのだと見てて思いました。
コミック
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