『ジョジョの奇妙な冒険』第6部ストーンオーシャン 11巻 運命の夜明け【漫画アニメ・あらすじ感想】
こんにちはの東です。
今回は『ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン』の11巻について書いていきます。
作者は荒木飛呂彦(あらき ひろひこ)さん。
1999〜2003年にかけて
週刊少年ジャンプにて連載されていた章です。
ストーンオーシャン最終巻。
時が延々に加速し、辿り着いた場所は。
彼らを取り巻く重力、因縁
そして運命が描かれていました。
ブログでは、新しく出版された
コミックモノクロ版の
巻数を基準にまとめています。
ネタバレがあるので
それでも良い人だけ進んで下さい。
あらすじ
第5部から10年後のアメリカが舞台です。
宿敵DIO(ディオ)との対決に
決着がついてから20年が経っていました。
轢き逃げ犯として、刑務所に
収監された主人公の空条徐倫(くうじょう ジョリーン)。
DIOを倒した空条承太郎
(くうじょう じょうたろう)の
娘であった為に彼女は
過去から続く因縁の闘いに巻き込まれていくのでした。
登場人物
■空条 徐倫(くうじょう ジョリーン)
声:沢城みゆき/ファイルーズあい
空条承太郎の娘である19歳の女性主人公。
刑務所からやっとのこと出られての、このラスト。。。
ジョリーン大好きなキャラでした。
■エルメェス・コステロ
声:米本千珠/田村睦心
留置所で出会った23歳の女性。
エルメェスとの再会でサプライズが。
プッチ神父の能力で
狂った重力により飛ばされ
はぐれていたエルメェス。
ジョリーンと離れていた間
彼女はどうしていたんだろうって気になってます。
■エンポリオ
声:北西純子/種﨑敦美
刑務所に住んでいた少年。
彼はこのためにずっと
ジョリーンたちと一緒にいたんだって
いうラストが待っていました。
■ナルシソ・アナスイ
声:中村悠一/浪川大輔
人を分解したことで捕まった殺人犯。
闘いの最中にも、ジョリーンのことを考えていたアナスイ。
彼は突然、突拍子もないことを言い出します。
けどそれは、その後の闘いの勇気に。
捨て身の覚悟を決めたアナスイに
ジョリーンもある覚悟を決めたようでした。
■エンリコ・プッチ
声:速水奨/中田譲治/関智一、半場友恵(幼少期)
G.D.st刑務所の教誨師(きょうかいし)。
彼の力で、1000は超える
大勢の人が巻き込まれていくことになります。
ホワイトスネイクから始まって
到達した最終形態。
そして「天国」の時が描かれています。
彼の首には何かあるのかって
ハサミなどの普段使うものから
闘いの最中にまで
色々なものが彼の首に突き刺さっていきます。
そこに強力な引力が働いてそうでした。
まとめ感想
ジョリーンの体でつくられたメビウスの輪
終わっちゃった。
読み終わった直後は
サラサラ〜と静かな時間に浸ってた。
エンリコ・プッチ神父の
新しいスタンドである
C-MOONの攻撃を
心臓に受けた空条徐倫(くうじょう ジョリーン)。
その拳には、攻撃したものに
働いている重力を逆転させる力がありました。
心臓が裏返るってどゆこと!?っていう。
心臓の内側は外に、外は内にの
まったく想像がつかないけど
普通の人は間違いなく即死だと思って見てた。
けどジョリーンは体から糸を出す
ストーン・フリーの能力を
駆使して、困難な状況を
切り抜ける術を見つけます。
それが重力からの解放でした。
ジョリーンは攻撃される度に
その部分を糸状にして
メビウスの輪を作っていたのです。
体から糸を出すのは
自分の身を削るのと一緒で
それだけでもリスクのあること。
けどジョリーンは更にその上の行為に。
体にメビウスの輪を作れば
C-MOONの攻撃を無効化することが可能という。
∞の効果スゴでした。
裏も表もない無限の輪なら
裏っ返すことができないと。
けど体で、ずっと糸を作りながら
闘うのは、かなりの体力を消耗します。
これだけで切り抜けるのは不可能です。
けど彼女がなんとか
持ち堪えたことで
心強い再会が待っていました。
キターって。自分もこの時を待ってました。
時が加速し続けた先にある「天国」
ウェザー・リポートが
揃うことはなかったけれど
空条承太郎
(くうじょう じょうたろう)と
エルメェス・コステロが彼女の元へ。
もうどんな戦況でも
彼らが揃っているのが嬉しかったです。
そこにナルシソ・アナスイと
エンポリオも一緒に
VSプッチ神父の最終決戦が描かれていきます。
この闘いでプッチは
新月を待たずして進化を遂げることに。
しかも、その後押しをしたのが
承太郎の投げた銛(もり)という。
プッチにとって、ジョースターの血統は
乗り越えるべき運命なはずでした。
けど完成体になった時
彼はこれまでの捉え方が
見違っていたという気づきを得ます。
都度、運命が味方をしていると
彼の思っていたことが
実はジョースターの血統によるものだったという。
またそれも全部含めて
神の導きとし、自分は正しい道を進んでいるんだと。
こうして力はみなぎり
プッチ神父の内側からは
強烈な光が漏れ出していました。
C-MOONから進化した
プッチのスタンド
メイド・イン・ヘヴンは
重力と時間の関係に作用し
時を加速させる能力を持っています。
またメイド・イン・ヘヴンは
承太郎のスタンド
スター・プラチナの上をいく
時を操る能力を持っていました。
スター・プラチナは
体感5秒の時を止められるのに対し
メイド・イン・ヘヴンは
常に加速させ続けることが可能に。
しかもその範囲は広く
大勢の人が加速する時間に
巻き込まれていくことになります。
承太郎でさえも立て続けに
5秒止めることはできません。
それをプッチは延々
しかも徐々に加速していくという。
またプッチに速度が加わることで
承太郎たちにとっては
彼の動きが更に速くなって見え
攻撃力も速度が加わった分、威力が増大。
彼だけが更に強くなってるこの状況は
プッチの一人勝ちフィーバータイムでした。
まったくフィーバーのテンションじゃないけど。
またメイド・イン・ヘヴンは
プッチの目的である「天国」へ通じる力を持ったスタンドです。
完全体に進化したことで
プッチは既に「天国」の
入口まで来ていたのでした。
こうして更なる強さを得たプッチ。
突然きたその時は一瞬でした。
ここまでの長さに対して
あまりに一瞬で
何かスポン抜けた感じがしてた。
プッチは強さを得ようとするよりも
「天国」へ行くことを
何よりもの目的にしています。
けどその最終地点で得た
彼の力に、承太郎でさえも対抗することができず。
物語は「天国」へ向かって
どこまでも加速していきます。
その先にプッチの望むものが待ち受けていました。
時間が加速を続けて
ぐるり一回りするとどうなるのか。
奇跡のような神秘的な光景と
そこに干渉することの許されたプッチらがいました。
こんなラストがって。
海に囲まれた閉鎖的な
刑務所から始まったストーンオーシャン。
それがいつの間にか
宇宙規模のストーリーになっていました。
そしてよく耳にする
パラレルワールドの世界。
再会できた嬉しさと
寂しさとが、今はまだ混ざってます。
最後の最後
みんなの希望になったのは
ジョリーンたちをずっと
支えてきたエンポリオなのでした。
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