『ジョジョの奇妙な冒険』第6部ストーンオーシャン 10巻 重力の逆転【漫画アニメ・あらすじ感想】
こんにちはの東です。
今回は『ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン』の10巻について書いていきます。
作者は荒木飛呂彦(あらき ひろひこ)さん。
1999〜2003年にかけて
週刊少年ジャンプにて連載されていた章です。
ウェザー・リポートが
記憶を取り戻したことによって
街はカタツムリだらけに。
それに触れたあらゆる生き物が
カタツムリ化していく中
ウェザーとプッチ神父の対決の時が迫ってきていました。
ブログでは、新しく出版された
コミックモノクロ版の
巻数を基準にまとめています。
ネタバレがあるので
それでも良い人だけ進んで下さい。
あらすじ
第5部から10年後のアメリカが舞台です。
宿敵DIO(ディオ)との対決に
決着がついてから20年が経っていました。
轢き逃げ犯として、刑務所に
収監された主人公の空条徐倫(くうじょう ジョリーン)。
DIOを倒した空条承太郎
(くうじょう じょうたろう)の
娘であった為に彼女は
過去から続く因縁の闘いに巻き込まれていくのでした。
登場人物
■空条 徐倫(くうじょう ジョリーン)
声:沢城みゆき/ファイルーズあい
空条承太郎の娘である19歳の女性主人公。
表には出さないものの
父の承太郎が助けに来てくれるのを
願っていたジョリーン。
そのことにアナスイが
気づいていたのがニヨニヨでした。
■エルメェス・コステロ
声:米本千珠/田村睦心
留置所で出会った23歳の女性。
ケープ・カナベラルに着いた後
一行を襲った重力の異変。
彼女だけが、それに持ち堪えられず。
どこかから飛んできた
車と共に、水平に落下し
ジョリーンたちとは離れ離れになってしまいます。
■エンポリオ
声:北西純子/種﨑敦美
刑務所に住んでいた少年。
免許を持ってないのに
ヘリに車にと運転しているところ。
盗難車、指名手配犯、子供の運転の
トリプルやぺに笑いました。
■ナルシソ・アナスイ
声:中村悠一/浪川大輔
人を分解したことで捕まった殺人犯。
エンポリオの運転中
わずかな休憩タイムの
アナスイとジョリーンが楽しかった。
話が進んでいくごとに
彼が本気なことがわかってきて。
そんな彼からの指輪を
知らず車の窓から投げちゃったジョリーンと
全身汗だらけのアナスイにきてました。
■ウェザー・リポート
声:大川透/梅原裕一郎
記憶を取り戻し、彼の
眠っていたもう一つの能力が発現します。
自分でもこの能力のことが
理解できていないウェザー。
「てめぇの仕業なのかッ!?」と
ブチギレのアナスイに
「オレを殺すんだ…頼むぜアナスイ」と。
そう話す彼がいながらも
この状況を、どこか楽しんでそうに
見える時もあったウェザー。
その間を行ったり来たりしてそうでした。
■エンリコ・プッチ
声:速水奨/中田譲治/関智一、半場友恵(幼少期)
G.D.st刑務所の教誨師(きょうかいし)。
神父が最悪と言われている、この感じ。
本当なら善の道に
進まなきゃいけないはずが
DIO(ディオ)や運命を味方に
そのまま「天国」に進んでいこうとする神父。
ウェザーに核心をつかれ
怯えた表情を見せた彼が残っています。
まとめ感想
ウェザーの能力によるカタツムリ化現象
ウェザー・リポートが記憶を
取り戻したことによって
街は大量のカタツムリで溢れかえっていました。
ウジャウジャだらけの中
エンリコ・プッチ神父と
ウェザーの対決が始まります。
本来、1人のスタンド使いが
使える能力は1つだけです。
ですがウェザーは天気を操る
能力とは別に、この
大量のカタツムリを発現させる
能力を持っていました。
彼が記憶を取り戻した時
悪魔の虹とともに
湧いてきたカタツムリたち。
ゆっく〜りのっそ〜り
一見なんの害もない生き物に
見えるけど
彼らヘビー・ウェザーは
そのまま放置してたら
地球まるまる飲み込んじゃいそうでした。笑
虹やカタツムリに
触れた生き物は
カタツムリ化が始まり
延々増殖し続けるという。
プッチは、その能力を警戒し
目的を果たすまでは
何がなんでもウェザーに
記憶を取り戻させてはいけないと。
そう考えていたのでした。
病院から始まり
街は大量のカタツムリと
カタツムリ化が進んだ
奇妙な人や動物、虫だらけに。
ウジャウジャだった。
そして悪魔の虹が架かった
ところにいた空条徐倫
(くうじょう ジョリーン)と
エルメェス・コステロ。
2人は、その発生源にいたようなものでした。
体の異変は虹に触ってしまった
エルメェスから始まっていきます。
そして被害はジョリーン、
そばにいたエンポリオ、
ウェザーに記憶のディスクを返した
ドナテロ・ヴェルサスにまで。
敵味方関係なく。
カタツムリ化の防ぐ術を
知っているのはプッチだけなのでした。
気がついたら、腕だけで
ヌメヌメ這ってたりするエルメェス。
徐々に背中に大きな殻みたいのが
できていってたり
ジョリーンの渦巻きの位置
そこォオッ!?ってなったりしてた。笑
こうしてカタツムリ化が進み
動きも能力も鈍くなっていく中
さらに厄介なことが彼女たちを襲います。
カタツムリの天敵、マイマイカブリの出現でした。
カタツムリが大好物な
マイマイカブリにとって
ジョリーンたちはとびっきりの獲物です。
人間だったら、まったく
なんの脅威でもない昆虫が
脅威になるっていう。
またこの混乱に乗じて
ヴェルサスはエンポリオの持つ
空条承太郎
(くうじょう じょうたろう)の
ディスクを奪い取ろうと企んでいました。
カタツムリ、ヴェルサス
マイマイカブリと画面はごった返しに。
ジョリーンチーム
大苦戦を強いられながらも
ウェザーのところへ急ぐのでした。
ウェザー・リポートVSプッチ神父
ウェエエエザアアアアアア〜〜〜ってなってた。
新月の日を前に
兄弟の決戦が始まります。
ジョリーンたちが苦戦している中
ウェザーとナルシソ・アナスイは
プッチの所に既に辿り着いていました。
星のアザでお互いの気配がわかる2人。
プッチはそれを利用して
カタツムリ化を防ぎながら
闘う術を得ていたのでした。
この項目は何も書きたくない
ってくらいチーンと。
兄弟。
家族として一緒に過ごした時間は
ないものの、ウェザーは
プッチと血の繋がっている実の弟です。
その弟の足を片方ずつ
切り落としてしまえるプッチ神父。
大いなる目的のためになら
少しばかりの犠牲は厭わないと。
そんなプッチにウェザーの
言った言葉が強く残ってます。
「自分が『悪』だと気づいていない…
もっともドス黒い『悪』だ…」
そう言われ怯えるプッチがいました。
一方のプッチからすると
記憶を奪うだけに留め
生かしておいてやったのだと。
ウェザーを救おうとしていたと
思うことや、「天国」へ行くのが
どれだけ重要なのかを
言い聞かせることで、彼は
自分を保ってそうに見えました。
運命はどうして
そちらの味方をしたのか。
彼が「天国」のとこまで
行かなきゃいけない
理由があるのかと。
そう思うことで、この結末を
受け入れようとする自分がいました。
ちゃん。。。
C-MOONによる重力の逆転
舞台は最終目的地、ケープ・カナベラルへ。
そこにはケネディ・スペース・センターがありました。
ロケット発射には
引力の抵抗は弱いほど良いとされ
赤道に近い方が良いのだそう。
そしてこのケープ・カナベラルは
重力の影響を受けにくく
ロケットの発射に最適な場所と
言われていたのでした。
ということで、まさかの
スペース・センターが最終目的地。
そしてプッチの中で
時折暴走していた力も
もう少しのところまできていました。
彼は今の状態を微弱と言います。
けど重力を逆転させてしまう力は凄まじく。
センター周辺を走っていた車は
ひっくり返り、更に上から
押し潰されたかのようなメキョメキョに。
ヘリコプターも制御不能に陥り
墜落するほどでした。
被害範囲、死者数生存者数
すべてが不明の大惨事です。
プッチの新しいスタンド
C-MOON(シー・ムーン)が
中心になって力が使われているのかいうと、そうではなく。
プッチが軸となり
彼の周辺3kmの重力を逆転させることが可能に。
そしてホワイトスネイクと
緑の赤ん坊が合体したC-MOONもまだ
本体のプッチ同様不完全な状態でした。
それでも攻撃を一発くらえば
その部分の重力の働きが狂って
裏返っていくという。
それを手、足と続き
遂には心臓にくらったジョリーンでした。
一度攻撃を受ければ
その部分が裏返るのがC-MOONの能力です。
ならば二度受ければ良いと
絶叫してるエンポリオや
アナスイの前で、サラリ
やってのける彼女はクールでした。
体がメギョメギョバキバキ
いいながら、中身出てきてる人とは思えない冷静さ。
けど戦況はプッチが登場したことで
ギュルンと逆転していきます。
そしてまだ生まれたてのC-MOONに
プッチがレクチャーしながら
繰り出した一発が、ジョリーンの心臓を直撃。
もう一発くらって
なかったことになんていうのは
不可能でした。
ダメージを受けたところで
更に逆転した重力によって
飛ばされてしまったジョリーン。
プッチを目の前にしていながら
今この場にいるのは
エンポリオとアナスイだけに。
アナスイもこの闘いに
命を懸けていたものの
どう見ても不利なこの状況と
思ってしまった自分が。
この中をどう乗り越えていくのか。
最終巻に続いていきます。
いよいよでした。
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