『SPY×FAMILY（スパイファミリー）』8巻 いばら姫である理由【漫画アニメ・あらすじ感想】
こんにちはの東です。
今回は『SPY×FAMILY（スパイファミリー）』の
コミック8巻を見ていきます。
作者は遠藤達哉（えんどう たつや）さん。
2019年より『少年ジャンプ+』にて
隔週月曜に掲載中です。
フォージャー家
秘密組織ガーデンのメンバー
ある組織の生き残り
大勢の殺し屋に他の乗客と
いっぺんに乗せて出港したクルーズ船。
大乱闘の中、思い迷うヨルがいました。
ネタバレがあるので
それでもいい人だけ進んで下さい。
あらすじ
東国（オスタニア）と西国（ウェスタリス）。
隣あう2つの国には
見せかけの平和が続いていました。
水面下で熾烈な情報戦が
繰り広げられる中
東国（オスタニア）が自国への戦争を
企てていると、西国（ウェスタリス）は察知。
そこで西国（ウェスタリス）からの
スパイに〈黄昏 たそがれ〉の
コードネーム（暗号名）をもったロイドが選ばれます。
ですが任務遂行のためには
家族をもつ必要がありました。
そこでロイドは急遽
仮初（かりそめ）の家族を作ることに。
お互いに素性を隠した3人の
家族の物語が描かれています。
登場人物・声優
■ロイド・フォージャー
声:江口拓也
〈黄昏 たそがれ〉の
暗号名（コードネーム）を持つ
西国（ウェスタリス）のスパイ。
ヨルが任務の最中
彼は同じクルーズ船内で
アーニャと船内を満喫しようとしていました。
けどついいつもの癖で
スパイモードがチラチラ。
休暇ですらも、彼にとっては
全力で休暇を成し遂げねばと
スイッチを入れる感じ。
全力でワクワクを表現すべきと
アーニャに言われ
船内にあったお店に並ぶ服を
全部試着しだしたロイド。
すべて着た先に見出した
彼のコーデはヤペだった。
■アーニャ・フォージャー
声:種﨑敦美
〈被検体007〉として
生み出された実験体。
名門イーデン校の1年生であり
人の心が読める自称6歳の女の子。
心の声が聞こえるアーニャには
船内で起きていることがバレバレでした。
ロイドが試着している間に
ヨルのところに行ったりと
楽しんでいるようで
頑張っていたアーニャ。
アーニャが笑顔を目指し
彼女を楽しませようとするロイドと
それどころじゃないアーニャの
噛み合わない様子が楽しかった。
■ヨル・フォージャー
声:早見沙織
秘密組織ガーデンに所属する
〈いばら姫〉の暗号名（コードネーム）をもった殺し屋。
こんなに強い人が
そばにいることを知らないロイド。
情報収集に関しても
凄腕の相棒がいるにも関わらず
それがバレていないところ。
ガーデンのことが気になってます。
■マシュー・マクマホン
バートリン市役所の部長であり、ガーデンの一員。
部長…ぶちょおおおーって、彼も強すぎてた。笑
おじいちゃんだからって
気ぃ抜いたら瞬殺だぞと。
彼は何年、この仕事を
続けているんだろうって
ふと思いました。
感想
いばら姫であり続ける理由（アニメ31・32）
ヨル・フォージャーの裏の仕事の回です。
クルーズ船に乗って
ヨルはある人物の護衛を
任されることになります。
一方のロイド・フォージャーたちは
アーニャ・フォージャーが
当てたクルーズ旅行をエンジョイ。
同じ船に乗りながら
一方は大乱闘
もう一方は全力ワクワクミッションを
遂行しようとします。
他の乗客がいなかったら
船崩壊していただろうなと思う
ゴッチャワッチャッぷりでした。
そして見せかけの家族といえど
ヨルの中でアーニャたちの存在は大きく。
2人が同じ船に乗っていることで
いつものように殺し屋の
いばら姫になりきれず、苦戦するヨルがいました。
7〜9巻にかけてのボリューム。
そしてどの巻にも
数ページのおまけ漫画が載っています。
8巻はやっぱり幼少期のヨルと弟ユーリの回でした。
いばら姫の所属する秘密組織、ガーデン。
彼女は護衛の任務を
組織のトップである”店長”から
任されることになります。
また今回は彼女1人ではなく
一緒に護衛にあたる人物が。
それがまた面白くて
ヨルの勤めている
バーリント市役所の部長
マシュー・マクマホンという。
しかも店長のいる美しい庭園は
市役所と繋がっており
この市役所は
どうなってるんだっていうのが
7巻でのことでした。
ことの発端は
店長も恩義があるという
グレッチャーファミリーの
ボスらが殺されたこと。
そうして生き残った
グレッチャー家は妻の
オルカ・グレッチャーと
まだ生まれて間もない赤子だけでした。
どうしてこんなことになってしまったのか。
グレッチャー家は
国の裏社会を取りまとめてきた
一大勢力であり
その力を得ようとした何者かが
組織の乗っ取りを企てたのです。
その人物は生き残ったオルカたちの
ことを、血眼になって探しているんだと。
こうして莫大な懸賞金がかけられ
大勢の殺し屋が、ヨルたちの
乗っているクルーズ船に潜伏していたのでした。
けどクルーズ船を使って
安全な国へ亡命させる計画は、口外禁止のはず。
どこからその情報が漏れたのか。
ガーデンの2人だけでなく
戦いに慣れていない
赤子を連れたオルカや
彼女と同行している
組織の一員を守りながら
戦うというのは
いつも以上に用心が必要だと。
それがよく分かる回でした。
それでもガーデンの2人が強すぎて、ホゲリバビディ。
相手は1人や2人ではなく
賞金目当てに集ったたくさんの殺し屋です。
それをたった2人で
切り抜けようとする
ガーデンの強さを見たミッションだった。
けどクルーズ船での戦いは
大勢の乗客もいるため
思い切り戦える場所が制限されている状況。
敵との戦いは
血が飛び散るものだけでなく
ショーのようにして
乗客が思わず拍手したくなるものまで
繰り広げられていきます。
状況によって戦い方を
変えながらも、大ダメージを与えていくヨル。
多くの殺し屋が次々に
リタイアしていく痛快さ。笑
それもハイヒールに
ドレスのような、いばら姫の衣装です。
そのままダンス会場に紛れても
馴染む優雅さが好きでした。
けど殺し合う姿をロイドたちに
見られたくないという、彼女の思いが。
ヨルの強さはこれまでにも
たくさん見てきたから
今更なんじゃって、最初は思ったりもしました。
けど返り血を浴びながら
殺しにかかる姿を
ロイドたちに見せるのは別だって。
ここに彼女のためらいが生まれ
船に乗る前から
湧きつつあった気持ちが増幅していました。
それがこのミッションの最中に
彼女をぐらつかせ
戦力を落とす原因になっていきます。
集中しきれていないヨルに気づき
マシューが咎めるものの
なかなか切り替えられないヨル。
殺し屋何十人にも匹敵する
その力を、なんのために使うのか。
なんのために殺しを続けるのか。
護衛の任務を通して
ヨルの心の核が描かれています。
コミック 8巻
配信一覧
サービスにて順次配信中とのこと。
その中で3つの配信サービスを
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