ネタバレ注意・映画感想『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』大いなる力には、大いなる責任が伴う
ヤッホの東です。
今回は『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』について。
『スパイダーマン:ホームカミング』
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』
と、スパイダーマンシリーズ
2作を手がけたジョン・ワッツ監督による最新作になります。
そして過去の『スパイダーマン』を
観てきた人にはたまらない
胸熱の展開が待っていました。
なので『スパイダーマン』と
できれば『ドクター・ストレンジ』も
観ておくのをオススメします。
ネタバレがあるので
それでも良い人だけ進んでください。
もくじ
あらすじ
世間に正体がバレてしまった
ピーター・パーカー。
人々の記憶からその事実を
消す為ドクター・ストレンジの
力を借りることになります。
けどそれは失敗に。
そしてこの世界に
過去のスパイダーマンが
倒したはずの敵が
集結してしまうのでした。
登場人物
■ピーター・パーカー/スパイダーマン
トム・ホランド
吹替:榎木淳弥
高校生でアベンジャーズ入りを果たしたピーター。
トニー・スタークのおかげで
高性能なスーツを身につけてて
初代からの変化を感じてる。
■ミシェル・ジョーンズ(MJ)
ゼンデイヤ
吹替:真壁かずみ
ピーターのために頑張るガールフレンド。
最後の展開にしんみりしてた。
こうなることが分かっていたとはいえ
やっぱり悲しい。
■ネッド・リーズ
ジェイコブ・バタロン
吹替:吉田ウーロン太
ピーターの親友。
まさか彼にも力があったとはで。
それもストレンジ寄りの
能力なことに驚いてた。笑
■スティーヴン・ストレンジ/ドクター・ストレンジ
ベネディクト・カンバーバッチ
吹替:三上哲
元神経外科医の魔術師。
『ドクター・ストレンジ』の
世界観が好きな東です。
作品同士がこうして
くっついていくのが楽しい。
■メイ・パーカー
マリサ・トメイ
吹替:安藤麻吹
ピーターの叔母。
ピーターに能力があるなら
周りの人にも、敵から
身を守れるだけの
能力があったら良いのにと思ってしまいます。
感想
世間に正体がバレたピーターのとった行動
前作『ファー・フロム・ホーム』
直後からのスタートです。
味方と思って一緒に戦っていた
ミステリオに騙され
正体を世間にバラされてしまったピーター・パーカー。
ミステリオは
スパイダーマンが不利になる
映像を残して死亡。
それがあるニュースサイトによって
全世界に、配信されてしまったのです。
またミステリオは
自分の死をもって
ピーターを陥れようとした人物でした。
けど世間には
ヒーローとして認知されていた
彼を殺害したとして
その容疑にかけられてしまいます。
この影響はピーターだけでなく
ガールフレンドの
ミシェル・ジョーンズ(MJ)や
親友のネッド・リーズ
そして叔母のメイ・パーカーにまで及んでしまうのでした。
この事態を無かったことにする為
人々の記憶を消そうとするピーター。
そこでドクター・ストレンジに
助けを求めることに。
2人は、かつてアベンジャーズとして
一緒に戦った仲間でした。
ストレンジが協力してくれることになり
忘却の呪文を唱えるも
途中でジャマをしてしまったピーター。
それが原因となって
スパイダーマンを知る敵を
並行して存在する他の世界から
呼び寄せてしまうことになります。
こうしてかつてスパイダーマンと
戦った敵が、集結してしまうことに。
けど彼らが存在していた世界の
スパイダーマンと姿が違くて、みんな混乱。笑
なんとか説得しようとする
ピーターや、彼に協力しようとする
敵との僅かな時間はレアだった。
そして『スパイダーマン』や
『ドクター・ストレンジ』じゃない
マーベル作品に登場している
人物も出てきたり。
最初から賑やかな展開が待っています。
かつてスパイダーマンと戦った敵の集結
懐かしい人たちばかりで
自分は、この時点で
その時に帰ったような気持ちになってた。
ドクター・オクトパスから始まって
グリーン・ゴブリン、リザード
エレクトロにサンドマン。
全員『スパイダーマン』シリーズに
登場した悪役です。
倒したはずの登場人物も
また作品に呼び戻せてしまうっていう。
作り手は最高だと思った。
ピーターはこの世界に
きてしまった敵を
倒そうとはしていませんでした。
彼のその優しさに
ゴブリンたちは漬け込んできます。
元の世界に戻れば
スパイダーマンに倒される死が
待っている彼らを
助けようとしたピーター。
メイおばさんの教えを守ろうとしたのです。
そこで彼らが敵になった原因を
取り除こうと、トニー・スタークの
道具を使って
オクトパスは元の精神状態へ。
ピーターはまず彼を
救うことに成功するのでした。
けどその後に
状況が一変してしまいます。
最初の和やかなムードは消えて、血は流れ。
人助けの精神をもつ
メイおばさんの言葉を聞いていたピーター。
不気味な様子のオズボーンも
受け入れたメイおばさんと
ピーターは良い人すぎていました。
ネッドが起こした奇跡の対面(初見の感動を味わいたい人は、先を見ちゃいけない)
ネッドがいなかったら
この奇跡は起こりませんでした。
彼は魔法が使える家系に
生まれたのだとか。
それが本当だったのか
ネッドは、ストレンジの
魔法のリングを使って
実際に魔法を使ってしまうのでした。
本人も初めてだったみたい。
彼がピーターに会いたいと
念じながら、魔法を使ったところ
現れたのは
並行した他の世界に存在する
ピーター・パーカー。
1人、そしてまた1人と
2人のピーターが揃うことになります。
姿は違うのに、同じ名前で同じスパイダーマン。
そして蜘蛛の糸も操れる2人は
本物のスパイダーマンでした。
歴代のスパイダーマンが揃う、この展開。
初代スパイダーマンの
トビー・マグワイア。
2代目のアンドリュー・ガーフィールド。
そして今のスパイダーマンは
トム・ホランドです。
3人が揃った時は
ムッハーがやばかった。
今作含めると
『スパイダーマン』シリーズは
全部で8作品あります。
全部観るのは
かなり時間が掛かるけど
その分のムッハーも爆発。
最高でした。
大いなる力には、大いなる責任が伴う
今の世界のピーターと
他の世界のピーターの対面は
彼がメイおばさんを失った直後でした。
自分のせいで死なせてしまったと
自分自身を責めていたピーター。
そんな彼に、突然現れた2人の
声がすんなり届くはずがなく。
けど2人が、その場に
行ったから、ピーターは
間違った方向に進まずに
済んだんだと思います。
「大いなる力には、大いなる責任が伴う」
これは『スパイダーマン』の
シリーズを通して言われてきた言葉です。
トビー・マグワイアの時も
アンドリュー・ガーフィールドの時も。
3人とも、普通の人には
得られない力を手にしていました。
その力を得たことで
ヒーローになれたけど
その分、自分の大切な人たちを
巻き込んでしまって。
トビー・マグワイアの時は
ベンおじさんを
アンドリュー・ガーフィールドの時は
ガールフレンドのグウェン・ステイシーです。
メイおばさんを失った
ピーターの痛みが分かる
2人の言葉に、なんとか
やるべきことへと
目を向けられたピーターでした。
これまでの結末が変わる???
ドクター・オクトパス以外の
エレクトロ、サンドマン
リザード、グリーン・ゴブリンは
トニー・スタークの道具で
能力を失い、元の人間に戻っていました。
ドクター・オクトパスは
その能力を持ったままです。
精神状態だけが、元に戻っていました。
この状態で彼らは
元の世界に帰っていくことになります。
今のピーターは倒すのではなく
やっぱり帰すことを選ぶヒーローだった。
となると、これまでの
シリーズでスパイダーマンが
倒してきた敵と戦う必要がなくなるわけで。
並行した違う世界での
ことではあるけど
2つの世界の歴史が
変わることを意味していました。
すると戻ったスパイダーマンは
他の敵と、戦うことになるのか。
2人が失ったベンおじさんや
グウェンはどうなるのか。
疑問が浮かんでくるところです。
そしてストレンジにより
最初の予定通り、ピーターは
みんなの記憶から
自分の存在を消すことにします。
最後は見てて悲しい気持ちになってた。
これまで一緒に過ごしてきた
MJ、ネッド
そして関わりのあった
トニー・スタークの
ボディーガードでもある
ハロルド・“ハッピー”・ホーガンにも
存在を忘れられている展開が。
ハッピーにはメイおばさんの
お墓のそばで、誰なのか
尋ねられることになります。
本当に彼のことを
誰も覚えていないのか。
ストレンジが、何も考えずに
呪文を唱えるわけがないと思う東です。
彼が、物語の最初で唱えた時は
世界中の人々から
記憶をなくすというものでした。
ストレンジの指す世界中の人々が
どこまでの範囲なのか。
この世界の人だけなら
並行する他の世界の人や
宇宙に存在する人は
ピーターのことを覚えているのではと。
そう思いたくなるラストでした。
『ドクター・ストレンジ』の最新作『マルチバース・オブ・マッドネス』が
2022年5月4日から公開されているのもあって
何かヒントがあるんじゃと
思ってしまう自分がいる。
けどストレンジの中からも
ピーターの記憶は
消えてしまっているはずで。
その状態の彼が
描かれているであろう
マーベルの最新作は映画館にて公開中です。
配信一覧
U-NEXT
Amazon
字幕版配信ページ
吹替版配信ページ
別途、レンタル料がかかります。