のほりひがし。 東の感想ブログ

『NieR:Automata(ニーア オートマタ)』殺し合いの先に何を見る【あらすじ感想】

アニメ・ゲーム感想

アニメ 『ニーア オートマタ』の世界に行ってきました。

監督:益山亮司
シリーズ構成:ヨコオタロウ/益山亮司

2017年に発売された同タイトルのゲームが原作に。

また2010年にスクウェア・エニックスから発売された『ニーア レプリカント/ゲシュタルト』の後を継ぐ作品です。

ですがレプリカント、ゲシュタルトを知らなくても楽しめるようにという思いから

ニーア2ではなく、オートマタのタイトルになったとのことでした。

現在2期目が放送中。

人間、機械生命体、アンドロイド。

人類存続のために戦うアンドロイドの物語です。

・・・

レプリカントとゲシュタルトは

主人公が変わって同じストーリーを辿っていきます。

主人公が兄か、それとも父親か。

2人のニーアは大切な妹、娘のために全てを滅ぼそうとするのでした。

・・・

前作を知らなくても楽しめるけど、その未来が今作なので

過去の主人公たちを思い出すものが散らばっています。

どうしてオートマタの世界になってしまったのか。

時代は離れているけど、大元の描かれているのが前作です。

あらすじ

西暦5012年のこと。

地球にやってきたエイリアンにより生み出された機械生命体。

エイリアンはこの機械生命体を使って人類の侵略を企てていました。

そこで人類は滅亡から逃れるため月面へと避難。

地球で数を増やしていく機械生命体に対抗する手段として

アンドロイドを使い戦闘を開始します。

ですが一向に決着がつかず長い時が経ち

新たに作り出されたのが主人公ヨルハ二号B型、通称2B(声:石川由依)の所属するヨルハ部隊でした。

彼女たちはひたすら人類のため機械生命体を駆逐していくことになります。

感想

アニメはゲームのストーリーに沿いながら、順番が入れ替わったり、オリジナルの展開も見せて進んでいきます。

他にもゲームでは記録として読み進めていく部分が映像化され

ゲームに映し出されていないキャラもたくさん登場していました。

・・・

アニメ1期ではゲームの1周目に加えて他の周の部分も。

2期はそれ以降が描かれていくんだろうなと思っています。

1回プレイして終わり、じゃなく

何回も何回も遊ぶことが前提に作られているゲームです。

やってくほど裏側の真実に近づけるのが、このシリーズのおもしろさでした。

2Bと9Sを通して知るニーアの世界

オートマタといえば目隠しのような戦闘用ゴーグルをした男女の2人

2Bとヨルハ九号S型、通称9S(声:花江夏樹)の存在です。

2人が出会ったのは2Bが大型兵器破壊作戦の任務に就いた時でした。

やんちゃな9Sに対して「感情を持つことは禁止されている」と口癖のように言っていた2B。

彼女は接近攻撃に特化したアンドロイドです。

そんな冷静沈着な彼女と行動を共にするスキャナータイプの9Sは

ハッキングによる情報収集を得意としながら、彼女のサポートも行う役割を担っていました。

・・・

2人は力を合わせて機械生命体の駆逐任務を遂行していきます。

その道中で、様々な機械生命体を目の当たりに。

機械生命体はただの兵器なはず。

けど中には人間のように振る舞うものもいれば

平和を好んで、戦いのない村を作る機械生命体までもが現れていたのでした。

・・・

アンドロイドにとって機械生命体は敵です。

それでも兵器だった彼らには感情が芽生えていました。

そして同じことが、アンドロイドである2Bたちにも。

感情豊かな9Sに「感情を持つことは…」と度々口にしていた2B。

それは9Sに言いながら、彼女が自分自身に言い聞かせているようにも思えます。

また彼女がそう言うことで、プレイヤーも言い聞かされている感じのする始まりでした。

・・・

アンドロイド殲滅のために生み出された機械生命体。

そして機械生命体殲滅のために作られたアンドロイド。

彼らはなんのために戦って、なんのために存在しているのか。

真実がわかってくるほどに、ハートパリッて最後は塩みたくサラサラまでいく物語です。

・・・

あと2人出会って早々に、自分たちの核であるブラックボックスを合わせて自爆を選ぶこと。

その後も9Sを手にかけている2B。

この物語は主人公が複数人います。

過去作でもでしたが、主人公たちがあまりに。。。

その周りにいる存在たちもと。。。

簡単に気持ちの整理がつかないくらい入り込める作品です。

ハッピーが見つからない。

けどそういうのを超えたところにあるゲームでした。

レプリカント、ゲシュタルトから登場しているエミール

ゲームを知らないで観てた時は、怖すぎるって思っていた丸い頭。

不気味だけど重要なキャラ感。

その生い立ちなどは前作に描かれていました。

前作のゲーム内の西暦はレプリカントが2053年、ゲシュタルトが2049年からスタートします。

そしてオートマタは11945年の2Bと9Sが作戦で出会うところから。

前作から登場して色々変わりながらも戦い続け、エミール(声:門脇舞以)は存在していました。

その時間のとてつもなさ。

彼の本当の姿を見てほしいと。

前作を知ると、オートマタから受け取るもの感じるものがまったく違います。

・・・

また彼以外にも前作に登場してるキャラがいます。

けどそのキャラたちには、エミールとはまた違う背景がと。

まだ知らない人はゲームを。

これが一番言いたいことでした。

ニーア レプリカント/ゲシュタルト

ディレクター:ヨコオタロウ
プロデューサー:斎藤陽介

2010年にスクウェア・エニックスより発売されたゲームです。

ディレクター:ヨコオタロウ/伊藤佐樹
プロデューサー:斎藤陽介

また2021年にはレプリカントのバージョンアップ版『ニーア レプリカントver.1.22474487139… | SQUARE ENIX』が発売されており

機能の他にも、新しいストーリー、エンディングなどが追加されていました。

レプリカントは兄と妹、ゲシュタルトは父と娘が中心になって、同じストーリーを進んでいきます。

その中で主人公の違いが、言葉やキャラ同士の関係などにも影響していました。

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不治の病、黒文病にかかってしまった主人公ニーア(レプリカント 声:遊佐浩二/岡本信彦)の妹/娘であるヨナ(レプリカント 声:野中藍)。

ヨナを助けようとしていた彼は、人の言葉を話す書物「白の書(レプリカント 声:池畑慎之介/安元洋貴)」と出会います。

その出会いはヨナを救う希望となり、彼は「失われた言葉」を探す旅へと出発するのでした。

・・・

主人公が違うと、出会う人との会話も異なるので

同じ事象を見てても違うシーンにグッときたり、違う解釈で心揺さぶられたりします。

2010年版のキャッチコピーにある「一人のために、全てを滅ぼす」。

バージョンアップ版では「遠い約束。千年の嘘。」。

この言葉の意味がわかった時、説明のつかない気持ちでグチャグチャに。

ゲーム中で語られない部分の多い作品ですが、あまりにもなどんでん返しが待ってました。

ゲーム3種(オートマタ・ゲシュタルト・レプリカント)


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