『ジョジョの奇妙な冒険』第3部 スターダスト クルセイダース 8巻【漫画アニメ・あらすじ感想】
こんにちはの東です。
今回はコミック『ジョジョの奇妙な冒険 第3部 スターダスト クルセイダース』の8巻について書いていきます。
作者は荒木飛呂彦(あらき ひろひこ)さん。
1986年に連載が開始し
シリーズ100巻を超える長編作です。
ホル・ホースとボインゴが
迎えた結末に
イギーが主役の回。
そしてついにDIOの館での
バトルが始まります。
ブログでは、新しく出版された
コミックモノクロ版の
巻数を基準にまとめています。
ネタバレがあるので
それでもいい人だけ進んでください。
もくじ
あらすじ
第2部の主人公
ジョセフ・ジョースターの孫
空条 承太郎が、主人公です。
DIOが100年の時を経て
復活したことで、再び
物語が動き出していました。
精神エネルギーを具現化させた
スタンドを使って
繰り広げられる戦いが描かれています。
登場人物・声優
■空条 承太郎
(くうじょう じょうたろう)
声:梁田清之/小杉十郎太梁田清之/小野大輔/高森奈津美
第3部の主人公であり、ジョセフの孫。
JOJOのあだ名でよばれています。
ポーカーでダービーの精神を
メタメタにしたJOJO。
精神的な攻撃力も高い彼が
弟とのバトルでどんな展開を
迎えるのかが楽しみです。
■ジョセフ・ジョースター
声:内海賢二/納谷悟朗/大塚周夫/大川透/杉田智和/石塚運昇
第2部の主人公で
今は69歳のおじいちゃん。
DIOの屋敷のバトルでは
彼が一番精神的にきてそうだった。笑
■モハメド・アヴドゥル
声:大塚明夫/小林清志/江川央生/江原正士/三宅健太
復活したアヴドゥル。
今回はお休み気味です。
■花京院 典明(かきょういん のりあき)
声:速水奨/鈴置洋孝/真殿光昭/遊佐浩二/平川大輔
JOJOの学校に
転校してきたばかりの17歳。
無事に退院した花京院。
復帰早々、ダービー弟と対決することに。
しかも目を酷使するバトルでって
色々思ってしまった。
■ジャン=ピエール・ポルナレフ
声:山口健/森功至/垂木勉/平田広明/小松史法/藤村歩
フランス人の22歳。
生まれながらのスタンド使い。
たくさん頑張ってた分
今回はお休み気味でした。
■イギー
声:千葉繋/福圓美里
動物のスタンド使い。
彼の心の声がたくさん聞けて
印象が変わった巻だった。
■DIO(ディオ)
声:若本規夫/田中信夫/千葉一伸/子安武人/子安武人/塩沢兼人
第1部の主人公
ジョナサン・ジョースターの体を
乗っ取ったことで、生き延びた宿敵。
とうとうDIOの館へ。
まだ彼は登場しないけど
JOJOたちが来たことには
気づいてるようだった。
まとめ感想
コミックの表紙で
敵ごとのお話に区切ってますが
実際は巻ごとに、ピッタリと
分かれているわけではありません。
その巻にも、ストーリーの
一部が描かれていると思って
見てもらえたらと思います。
ボインゴとホル・ホースが迎えた予知の結末
7巻の続きです。
何発もの弾をパイプ管に
撃ち込んだホル・ホース。
管の出口にはJOJO(空条 承太郎)の顔面が。
そして彼の目の前には
仲間のジャン=ピエール・ポルナレフもいました。
JOJOの顔に弾が命中するのを
ドキドキして見ていた2人。
けどそこで、突然ポルナレフが
JOJOの顔面にハアクショイの
くしゃみをふっかけます。
ホル・ホースがポルナレフの
鼻に指を突っ込んだ名残だった。笑
くしゃみ攻撃を顔に受け
思わず後ろに沿ったJOJO。
その瞬間いくつもの弾は
管を抜け、そばの建物に激突。笑
見ていたホル・ホースの
「なにィーーーーーーッ!!」
っていう叫びが気持ちよく響いてた。
敵のスタンド使いが
よく使うワードの1つで、好きな叫びです。
予知が外れたとパニックのホル・ホース。
彼に胸ぐらを掴まれても
予知は絶対だと言い続けるボインゴ。
爆発しかけの彼を止めたのは
たまたま聞こえたラジオの音でした。
「続いて、正午の時報です」と
そのラジオは言ったのです。
ポルナレフの時計では
さっきが正午ピッタリだったのに。
そう、今回も
JOJO本人がやられる未来は
最初から描かれていなかったのです。
正午というのは、これからくる時刻。
ホル・ホースは正午の前に
既に発砲していました。
そして彼の弾はスタンドであり
発砲後、その軌道を自在に変えることができます。
今回ホル・ホースが操っているとは
思えないけど、弾は建物に直撃した後
こちらに戻ってきていたのでした。
JOJOの額が撃ち抜かれている
ページを開いて、未だに
叫び散らかしていたホル・ホース。
彼は引き返してきた
弾丸に気づいていませんでした。
弾は、やがて彼の目の前へ。
そして持っていたマンガの
表紙を貫通し、ホル・ホースの
額から頭のてっぺんにかけて
えぐっていったのでした。
それだけでなく、その弾は
マンガに描かれていた
JOJOの撃ち抜かれた額の部分を貫いていたのです。
ボインゴの言った通り
予言はあたっていたのでした。
こうしてホル・ホースは
なんとか一命を取り留めたものの病院送りに。
そしてボインゴはというと
彼の姿を見てなのか
復讐なんてバカバカしいと。
予知の能力は
兄弟や困っている人のために
使おうと、気持ちを新たにするのでした。
ボインゴ、根はいい人だったんだねって。
けどそこには
JOJOたちと一緒に行動していた
ワンコのイギーが。
イギーに襲われ、また内気な彼に
すぐ戻ってしまったボインゴでした。笑
がんばれボインゴ。
動物のスタンド使い、イギーとペット・ショップ
イギーが主役の回。
犬と鳥(ハヤブサ)の
スタンド使いによるバトルです。
イギーの考えてることが書かれてて
彼がどういうワンコなのかが
分かるのが楽しかった。
敵のペット・ショップは
DIOの館を守る門番の鳥です。
彼の心の声は聞こえず。
心の読めない敵相手に
イギーは大苦戦。
片足に大ケガをすることになります。
ペット・ショップのスタンドは
氷を使う「ホルス神」。
姿は遥か昔に存在した
翼竜のような見た目でした。
対してイギーのスタンド
ザ・フールは砂を操ります。
そのため姿形や強度まで、変幻自在でした。k
砂は物理攻撃を受けないので
かなり強いスタンドです。
そんな彼でも、ホルス神の
ツララミサイルは
かわしたり防ぐだけで精一杯。
動物のバトルは野生的で
人のスタンド使いとは
違う世界のバトルが繰り広げられていました。
今回、JOJOたちはお休みです。
彼らがDIOの館を
探している最中の出来事でした。
イギーは、たまたま
DIOの館の前を通りかかってしまったのです。笑
けど見つけたー!ラッキー!では済まされず。
そこで起きたトラブルに
彼は巻き込まれてしまうのでした。
館の前にはハヤブサの
ペット・ショップが。
彼は門の罠にかかった犬を2匹
食らっていたのです。
けどその現場を飼い主の
男の子が、見つけてしまうことに。
イギーはペット・ショップと
遭遇して、最初はすぐに逃げようとしていました。
けど自分の犬が食われている
ところを見てしまった男の子。
彼は自分から巻き込まれていこうとしていました。
イギーは、そんな男の子を
放っておくことができず。
ペット・ショップと男の子の間に
割って入ることになります。
トラブルのない
平和な一生を望んでいるイギー。
けど彼を取り囲むものが、そうはさせず。
イギーの心の中がわかると
ここまでだけでも
ただのやんちゃな犬ではないことが
よくわかりました。
そこでようやくイギーは
ペット・ショップに
スタンド使いであると気づかれます。
途端の先制攻撃。
イギーが彼を見上げている間に
足元を凍らせ、何発ものツララを
撃ち込んできたのでした。
なんとかザ・フールの砂の体で
受け止めて、攻撃は無効に。
けど凍った地面から
前足を離すために
皮が剥がれてしまったイギー。
この時点で、かわいそうなことになってた。
イギーはもともと
DIOの館にも興味はなかったのです。
早いところ逃げようと移動するも
ペット・ショップは先回り。
ハヤブサの速度を侮るべからず。
時速300キロを超すスピードで
降下することもできる程の生き物なのでした。
またしてもツララ攻撃にあい
反撃できずにいるイギー。
ザ・フールが受け止めている間に
そばのマンホールの中に姿を隠します。
けどそれもすぐに見破られ
逃げ場のない下水道へと逃げるも
近距離からツララを撃ち込まれ
首が吹っ飛んだイギー。
そんなと思って
ページをめくってみれば
イギーはペットし・ショップの背後、
下水道の入口にいました。
ツララを受けたのは、砂の分身だったのです。
気が緩んでいたペット・ショップに
こうして至近距離から
やっと1発お見舞いすることに成功。
引っ掻くようにしてできた
腹部の傷から、血を流していました。
そして突如姿を現した彼のスタンド、ホルス神。
ペット・ショップの体を
包んだかと思えば、傷口を凍らせて
止血し始めたのです。
そんなやり方あるんかー!!ってなってた。笑
止血の仕方まで野生的。
そして同時に、下水道全体を
凍らせ始めたのでした。
出口が塞がれ、イギーは閉じ込められてしまいます。
まだ塞がれていない所から
必死に逃げ出そうとするも
ツラミサイルが撃たれ
次々に退路が断たれていきます。
彼に捕まれば
他の犬たちのように
食われてしまう未来が。
なんとしても逃げ切らなければなりません。
そして館のことを
JOJOたちに伝えなければ。
まだ塞がれていない出口目掛けて
一直線に走っていくイギー。
けどその途中で、今度は
ガッシリと左足を凍らされ
その場に固定させられてしまうことに。
そこで容赦無くツララを
撃ち込んできたペット・ショップ。
彼の執念深さたるや。
イギーに策を練る時間はありませんでした。
彼は凍らせられた左足を切断。
なんとか川に脱出し
水中に砂で隠れ家を作って
避難していました。
さすがに水の中なら大丈夫だろうと。
けどそんなことはなく。笑
鳥って水中に潜ることも
できなくはないんだそう。
イギーは水の音で
ペット・ショップが
飛び込んだことに気づいていました。
ペット・ショップも隠れ家に気づき
ツララで破壊しようとしてきます。
けどそれをはじき返したザ・フール。
勢いを保ったまま、方角を変え
ペット・ショップの翼を
貫いていったのでした。
ここまできて、ようやく。
翼はもう原型がわからないくらいに
ちぎれていました。
大量の血を流したまま叫びをあげ
水面へと、浮上していくペット・ショップでした。
やっと終わったと
ほっと一息ついたのもつかの間
ペット・ショップの姿は見えなくとも
今度は隠れ家を囲む水が凍り始めていました。
水面から空気を送っていた
管もちぎれ、隠れ家の中は酸欠状態に。
更にそこは崩れ始めていました。
氷の圧で、押しつぶされていたのです。
もうここもダメだと、イギーは
地下に穴を掘って逃げようとします。
必死に片足で掘り進めた先に、何があったか。
口から氷のミサイルを
発車しようとしていた
ペット・ショップの顔でした。
これは精神的にくる絵だった。
まだ、まだ諦めないんかと。
言葉を発することのない分の
圧のようなものがすごかった。
ザ・フールは隠れ家になっており
変身を解くことも間に合わず。
避けようがありません。
ここでイギーは、どんな選択に出たか。
まず隠れ家をワザと崩させることに。
その空気圧で、勢いをつけ
ペット・ショップの開きかけた
クチバシに噛み付いたのです。
上下の牙に噛み潰されるクチバシ。
口の中には発射されないままのミサイルが。
イギーは、そのまま食らいつき続け
ミサイルはそのまま暴発。
ペット・ショップは
体内で爆発したミサイルにより
今度こそでの、終わりを迎えたのでした。
その後、イギーは水面からなんとか
顔を出すものの、岸まで
泳ぐ体力は残っていません。
もうダメだと限界が見えたその時
門の前で出会った男の子によって
命拾いすることに。
たまたま、この場所を
通りかかったようでした。
どこでどう繋がるか
分からないのを感じつつ
ほっと読み終えた東でした。
動物同士のバトルは、やっぱり
生きるか死ぬかなんだなと。
そこに入院というのはありませんでした。
ギャンブラーの弟、テレンス・T・ダービー
その後イギーは
少年に運ばれていたところを
スピードワゴン財団の医師に
手当てしてもらうことに。
そしてやっとのことで
JOJOたちの元に
無事帰ってこれたのでした。
さらに同じタイミングで
花京院 典明(かきょういん のりあき)も
復帰することになります。
サングラスをかけていた彼。
両目に傷が残っていたものの
視力は回復したようでした。
無事に再会を果たしたところで
イギーはDIOの館へと彼らを案内することに。
建物のそばには、ジョセフたちが
館を探すよう依頼していた人の車が
ボコボコになって放置されていました。
館に近づくほど、精神的な
圧迫感を感じる一行。
間違いなく、その中にDIOはいました。
ジョセフがDIOの気配を
感じているのであれば
それはDIOも同じはず。
対面するのも、もうわずかです。
建物に近づいてみれば
ひとりでにドアが開き
中には延々と続く廊下が1本。
外観からは想像がつかないほどの
広い内部に、幻覚なのではと
ポルナレフが漏らします。
すると奥から、1人の男が
宙に浮いたまま、こちらへ向かってきたのです。
身構えるJOJOたちの前で
館の執事であると話し始めた彼は
テレンス・T・ダービー。
ギャンブラーである
ダニエル・J・ダービーの弟でした。
兄が敗北させられたことへの
恨みはないのかと。
そう聞かれても
「これっぽっちもありません」と
冷静に答えるテレンス。
10歳離れた兄弟だけど
テレンスもイカサマを使う
ギャンブラーかと思えば、どうやら違うみたいで。
兄は館の外に出され
弟が執事を務めているところに
DIOにどう見られているかが表れていました。
そして彼のスタンド「アトゥム」により
突如、床に大きな穴が出現。
そこにJOJO、ジョセフ、花京院が
引きずり込まれてしまいます。
アヴドゥル、ポルナレフには
10分経っても合図がなければ
館に火を放つようにと残して
3人は穴の中へ。
すると目の前には
屋敷の中とは思えない小さな島が。
一人でに立つ薄いドアが奇妙だった。
そばには丸いテーブルが置かれ
上には小さなテレビが4つ置かれていました。
ここからはテレンスとも魂を賭けた
バトルをすることになります。
その内容はイギーや
ペット・ショップのようなものではなく。
テレビ画面でのゲームバトルでした。
館に辿り着いて、まさかのゲーム。
先に何人かのスタンドが
控えているようだけど
バッキバキの闘いを予想してたから意外だった。
彼はイカサマをするような人ではなく
ウソをつくことも無いのだそう。
それでも負けた魂を人形に閉じ込めて
コレクションにするような
兄と同じように異常な人物でした。
どの人形も悲痛な声をあげて
まだ生きています。
テレンスは相手が負けを
認めた時を狙って
一気に魂を抜いてしまうのだそう。
それがダービー兄弟の
スタンドに通じる能力でした。
1回戦目は花京院VSテレンス。
2回戦目にはJOJOとテレンスの
バトルが描かれています。
花京院との時はカーレース。
ガタイのいい男の人たちが
能力を使うんじゃなくて
ちっちゃなコントローラーを持って
魂賭けたカーレースをしてるところ。
こんなに熱くゲームを
したことがないから
いいなと少し思ってしまってた。
魂賭けてるんだから
遊びとはワケが違うけど。
そして花京院が、そのゲームを
知り尽くしてるってところにも
ビックリしてた。笑
やり込んだ人にしか
知り得ない境地でのレース。
真っ暗なトンネルの中では
どこを走っているのかすら見つけられず。
感覚で走らせる2人と
音で状況を把握するJOJO。
ジョセフ1人が汗を垂らして、焦り続けてた。笑
花京院は恐怖を克服していると
自分でも思っていました。
けどテレンスによる想定外の策に
彼はレースの続行が
ムダであると、感じてしまったのです。
隠しようがありませんでした。
途中で負けを認めさせるような策を
あらかじめ用意していたのではと思う。
兄のポーカーの時のように
考える時間が無い分
精神的なダメージが大きいように感じてた。
こうして負けを認めた彼は
人形に閉じ込められてしまいます。
次に名乗り出たジョセフを抑えて
JOJOの野球ゲームが開始するのでした。
テレンスがボールを投げ
JOJOがバットを振ります。
けど何回やっても
JOJOはバットにボールを当てられず。
あまりの素人っぷりに
これがフリなのか
本気でやってるのかが
見分けられないテレンス。
けどその後も続く様子に
どうらやJOJOは本当に素人だと
判断したようでした。
どうして自ら進んで
このゲームを選び挑んできだのか。
それがテレンスは
理解できないでいました。
ボタンの押すタイミングも
まったく合わないJOJO。
ジョセフは、気が気じゃありません。
操作してない彼の方が
寿命が縮んでそうだった。笑
そしてあまりにも冷静なJOJO。
彼は「なにも考えてない」と言い切ります。
ただ花京院の魂を
取り戻すことだけは考えているよう。
その後もストライクを出し続けた彼は
突然「バッティングの方は
だいたいおぼえた」と言い出します。
これまで1度も打ち返せなかったのにって。
急にホームランを打ったJOJOに
動揺が隠せないテレンスでした。
彼は本当の本当に初心者だったのです。
それがスタープラチナの
精密さもあって、JOJOは
たったの8球でスウィングの
やり方を覚えてしまうのでした。
コミック(カラー版/モノクロ版)
8巻
Kindle モノクロ版
12巻
Kindle カラー版
13巻
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