『ジョジョの奇妙な冒険』第3部 スターダスト クルセイダース 5巻【漫画アニメ・あらすじ感想】
こんにちはの東です。
今回はコミック『ジョジョの奇妙な冒険 第3部 スターダスト クルセイダース』の5巻について書いていきます。
作者は荒木飛呂彦（あらき ひろひこ）さん。
1986年に連載が開始し
シリーズ100巻を超える長編作品です。
その12〜28巻にあたるのが、この第3部。
ブログでは、新しく出版された
コミックモノクロ版の
巻数を基準にまとめています。
ネタバレがあるので
それでもいい人だけ進んでください。
もくじ
あらすじ
第2部の主人公
ジョセフ・ジョースターの孫
空条 承太郎が、主人公です。
DIOが100年の時を経て
復活したことで、再び
物語が動き出していました。
精神エネルギーを具現化させた
スタンドを使って
繰り広げられる戦いが描かれています。
登場人物・声優
■空条 承太郎
（くうじょう じょうたろう）
声:梁田清之/小杉十郎太梁田清之/小野大輔/高森奈津美
第3部の主人公であり、ジョセフの孫。
JOJOのあだ名でよばれています。
新しい敵の登場に
JOJOが焦りJOJOが飛び
JOJOがワンコを投げ飛ばします。
■ジョセフ・ジョースター
声：内海賢二/納谷悟朗/大塚周夫/大川透/杉田智和/石塚運昇
第2部の主人公で
今は69歳のおじいちゃん。
スピードワゴン財団まで出てきて
懐かしい気持ちになってた。
今でも繋がりがあることが
目に見えてわかると嬉しいものがある。
■花京院 典明（かきょういん のりあき）
声：速水奨/鈴置洋孝/真殿光昭/遊佐浩二/平川大輔
JOJOの学校に
転校してきたばかりの17歳。
生まれながらのスタンド使いです。
これ以上、花京院に
何も起こらないでほしいと思う。
悲しい展開が待ってた。
■ジャン・ピエール・ポルナレフ
声：山口健/森功至/垂木勉/平田広明/小松史法/藤村歩
フランス人の22歳。
彼も生まれながらのスタンド使い。
彼の髪をむしられる
姿を見て、水に濡れても
上向きに元気なのかなって思った。
■DIO（ディオ）
声：若本規夫/田中信夫/千葉一伸/子安武人/子安武人/塩沢兼人
第1部の主人公
ジョナサン・ジョースターの体を
乗っ取ったことで、生き延びた宿敵。
また何か新しいことを
企んでいる様子。
けどJOJOたちには時間がなく。
ハラハラの展開だった。
まとめ感想
泣いて喜ぶポルナレフ
安心して見れるバトルと
そうじゃないのがある。
徐々に敵の強さも増してきていました。
JOJO（空条 承太郎）たちは
エジプトのすぐそばにある
紅海（こうかい）を渡っている最中でした。
小さな孤島についた一行。
彼の祖父
ジョセフ・ジョースターは
この旅の重要人物に会うと言って
みんなを一軒の家に案内するのでした。
そこにいたのは白髪の老人。
見た目が今は亡き仲間の
モハメド・アヴドゥルそっくりで
最初びっくりしてた。笑
彼はアヴドゥルの父なのだそう。
息子の死を伝えなければと
考えていたジョセフでした。
けど彼は話など聞きたくないといい
家に入ってしまいます。
それを見ていた
ジャン＝ピエール・ポルナレフは
自分のせいだと、落ち込みモードに。
1人砂浜にいたポルナレフは
光るランプをそばに見つけます。
漂流してきたらしく
こびりついていたフジツボを
はがそうと擦った瞬間
巨大な機械のようなものが出現。
まるでランプの魔神かのように
願いを3つ言えと話し出すのでした。
そこで彼は
大金持ちになること
妹を生き返らせること
アヴドゥルを生き返らせること
の3つをお願いします。
1つ目は金貨とかが
突然現れてウホホーイだったのが
妹とアヴドゥルの復活によって
彼は命の危険にさらされることになります。
蘇った妹もアヴドゥルも
肉体が完全ではありませんでした。
そのためポルナレフの肉を
求めていたのです。
復活してからも
完全じゃないからと
彼から逃げようとするシェリー・ポルナレフ。
シェリーの通ったあとには
小鳥の残骸が。
食べたのは彼女のようで。。。
そして対面した時の彼女は
顔半分がグジュグジュしてそうな
まだ未完成の状態でした。
ドゥエってなった。
あとマッパの妹を見るっていうのは
どんな気分なんか。
お兄ちゃんは目のやり場に
困ってそうな、けど
会えた喜びに浸る時間を与えてはもらえず。
彼女は振り向くなり
ポルナレフの首にかぶりつき
肉を噛みちぎり始めます。
もう本当の妹ではないそれに
ポルナレフは恐怖していました。
反撃しないとやられるのに
妹の姿だからと攻撃できずにいたのです。
彼の願いを叶えたという
魔神のような存在は楽しそうに、それを見ていました。
けど妹を蘇らせたのは
魔神でもなんでもなく
「審判」のカードに暗示された
スタンドのジャッジメントだったのです。
ポルナレフの心からの願いを
土に投影して作り出すことができるんだとか。
そしてアヴドゥルまでもが
ポルナレフの心の投影によるものでした。
彼も不完全な状態で
ポルナレフに襲いかかってきます。
2人とも彼にとっての大切な人で。
自分が大量に血を流していても
反撃することができずにいました。
攻撃を何度受けても
逃げることしかできないポルナレフ。
2人が迫ってきて
もう死ぬんだと思ったその時
突然アヴドゥルが2人に
見えるというミステリが起こります。
2人に見えたり、と思ったら
1人に戻っていたり。
もう幻覚まで見始めたかと
笑いが溢れた時
土でできたアヴドゥルが
突然叫び声をあげたのです。
彼の手首が握りつぶされ粉砕。
やっぱり錯覚じゃねええええと
本物のアヴドゥルがいることに
大興奮のポルナレフ。
目の前には、スタンドの
マジシャンズ・レッドまでが
姿を現していました。
死んだはずなのにと
ジャッジメントも驚いている様子。
アヴドゥルは即死したと
情報を得ていたようでした。
けど実際はこう。
J・ガイルに背中を刺され
後ろにバランスを崩したところに
ホル・ホースの弾丸が飛んできたのだと。
弾は頭蓋骨をかすったものの
脳への致命傷は
避けられたのだそうでした。
妹は助からなかったけど
アヴドゥルは本物だと
願いが叶ったことを
泣いて喜ぶポルナレフでした。
久々の彼は少し雰囲気が
変わって見えた。
充電満タンみたいな。
容赦のないアヴドゥル。
ジャッジメントに
痛みの叫びを出させ
次に恐怖の悲鳴
最後に後悔の泣き声を
あげさせるっている
トリブルコンボをきめます。
途端ジャッジメントは逃げ出し
本体はどこだと探し始める2人。
スタンドからそう離れることは
できないので、そばにいるはずだと。
そうして歩いていたところ
見るからに怪しい竹筒が。笑
地面に刺さったそれに
イタズラを始める2人でした。
葉っぱを乗せたり
穴を塞いだり、更には虫の投下。
終いには、2人のしっこが噴射されてて
ギエッてなってた。笑
その後、大興奮でジョセフや
JOJO、花京院 典明
（かきょういん のりあき）
のところに戻ったポルナレフ。
3人にアヴドゥルが
生きていたことを
嬉しそうに話していました。
けどみんなノーリアクションで。笑
彼の姿を見ても
元気？っていう軽い挨拶。
なんなんだその空気はと
ブチギレるも1人だけ浮いている状態。
どうやらポルナレフ以外は
最初から彼が生きていたことを
全員知っていたようでした。
アヴドゥルを埋葬した話は
嘘で、ジョセフが手当をしていたのだそう。
ポルナレフは口が軽いからと
みんなで秘密にしてたみたい。笑
ちょっとかわいそうだけど
ほっとした東でした。
そしてアヴドゥルが
この島にいたのにはワケがありました。
潜水艦です。
それに乗って一行は、早速
海の中へと出発することになります。
「女教皇（ハイプリエステス）」
潜水艦で紅海を北上。
そしてエジプトに入ろうとしていた一行。
もう既にアフリカ大陸が
見える位置まで来ていたため
エジプトまでもうすぐでした。
ゴールが見えて、いよいよだと
意気込むジョセフたち。
花京院が、5つあったカップに
コーヒーを注ぎ、テーブルに用意してくれます。
けどいつの間にか、それは6つに。
1つ増えていたのです。
と思えばジョセフの
持っていたカップから手が生え
突如彼の腕を、手首から
ちぎっていったのでした。
幸いにも、その手は義手であった為
もう片方の本物の腕は無事。
けどちぎれた自分の指が
首に刺さり、ジョセフは
その場で気を失ってしまいます。
それは頭から腕だけ生えたような
奇妙な姿をしていました。
顔がコワかった。笑
スタンドであるそれは
「女教皇（ハイプリエステス）」の
暗示を持っていました。
スタンド使いはミドラーといい
海上からも操れるほどの能力を
持っています。
ハイプリエステスは
いつの間にか、潜水艦に
穴を開けて、侵入していたのでした。
その後も艦内の
様々なものに化けて
JOJOたちを襲い続けてきます。
本当に顔が怖い。笑
更に、スタンドが空けた穴から
艦内には水が大量に入ってきていました。
酸素は減り
浮上システムは壊され
沈みかけていたのです。
そして見事、海底の岩に激突。
旅で使った殆どの乗り物が
大破していたことに
ポルナレフは変な汗をかいてた。笑
これはジョセフの運なのか。
大苦戦しながら
やっとのことでJOJOが捕まえ
そのまま握りつぶすも
いつの間にかカミソリに。
JOJOが珍しく、本当にやられてた。
なんとか脱出を試みる一行は
スキューバ・ダイビングで海上へ
浮上しようとします。
経験者はジョセフだけ。笑
すごく心配だったけど
一応水中の会話は
スタンドを通してできるのだそう。
そしていざ水中に出てみればで
今度は、呼吸をする為に
口に当てるレギュレーターに
ハイプリエステスは化けていました。
口を噛まれ、体内に侵入されたのはポルナレフ。
彼の体内を食い破られる前にと
花京院とジョセフが両方の
鼻の穴からスタンドを突っ込みます。笑
ギエッと思ったけど
なんとか口から押し出すことに成功。
この旅で、ポルナレフの代役になれる人はいないと思った。笑
次から次へと
変化していくハイプリエステスのスピード感。
待ったなし、喋りなしのスタンドは容赦なかった。
やっとこさで海底に脱出するも
今度は海底自体に化け巨大化したスタンド。
ハイプリエステスの口の位置にいた
JOJOたちが、ちっちゃく見えてた。
気づいた時には遅く
その口の中へと、飲まれてしまう5人でした。
今までちっちゃくてすばしっこかったハイプリエステス。
巨大化して飲み込んだことで
どんな展開がって、わくわくしてる自分だった。
けど巨大化したのが、逆に
あだになった気がしていました。
しかもミドラー女性だったのかって
男性と思い込んでたからビックリで。
彼女はダイヤモンドと
同じ硬さの歯でJOJOたちを
噛みつぶそうとしていました。
けど巨大化したことで、今まで
JOJOたちを翻弄させた
あの変身をすることはなくなり
パワー勝負になります。
そしてスタープラチナの
力を甘く見ていたミドラー。
歯で潰すどころか
スタープラチナに全ての歯を
へし折られてしまうのでした。笑
前半あれだけ苦戦してたのは
あの高速で変身できる能力が
あったからなのです。
もしずっと前半の延長で
闘っていたらJOJOたちは
大苦戦してたと思うラストでした。
エジプトにて「愚者（ザ・フール）」のイギー
飛行機なら20時間でつく
エジプトに、30日掛かって辿り着いた一行。
想定外すぎる。
狂った計画を一気に
挽回しようとするも
倒すべき敵が増えてしまう展開が待っていました。
エジプトで彼らを待っていたのは
スピードワゴン財団のヘリ。
何事かと思えば
ジョセフが頼んだらしい
助っ人が乗せられていました。
それは誰にも懐くことのないブルドッグ。
イギーという、このワンちゃんが
「愚者（ザ・フール）」のスタンド使いです。
動物がスタンド使いなのは
「力（ストレングス）」の
オラウータン以来でした。
性格が悪いらしいイギーは
人の髪をブチブチむしるのが、大好きなよう。
ポルナレフの頭にくっついて
本当にむしってた。笑
おまけに顔面にくっついて
屁をこくっていう。
勘弁してくれなワンコでした。
スイッチが入ったポルナレフは
シルバーチャリオッツで
ザ・フールをブッた切ろうとします。
けどザ・フールは砂のスタンド。
レイピアで切れないだけでなく
そのまま固まり
剣を体に取り込もうとすることもできてしまうのだとか。
結果、あっさり負けてしまったポルナレフ。
彼のそばで大好物である
コーヒー味のチューイングガムを
ムシャるイギーでした。
5人とも、冷や汗かきながら
そんなイギーを見てた。笑
けどその中で、イギーだけ
コーヒーの匂いに包まれながらも
そばで見張る男の存在に気づいていたのでした。
JOJOも気づいていないのに
恐るべしワンコ。
「ゲブ神」のンドゥール
スピードワゴン財団の話によると
DIO（ディオ）に新しい動きがあったのだそう。
彼の潜伏している建物に
9人の男女が集まっていたのだとか。
そしてどこかに旅立っていったと。
ということは彼はもう既に
ここにはいないんだろうか。
それでも、ジョセフは
エジプトのカイロから
脱出することはないだろうと。
そう見ていました。
けどJOJOたちには時間がありません。
JOJOの母であり
ジョセフの娘でもある
ホリィの具合は、危険な状態でした。
もってあと2週間のところまで
迫っていたのです。
こんな時に、敵が9人も増えたら
もう間に合わないんじゃないかって。
先を急がなければなりません。
その後、ジョセフたちが
車を走らせていたところで
さっき別れたスピードワゴン財団の
ヘリを見つけることになります。
けどそれは墜落した状態でした。
何事かと近づいてみれば
1人は口に大量の水を含んだ状態で死亡。
もう1人はJOJOたちの目の前で
水筒から伸びてきた手により
首を引きちぎられてしまいます。
しかもそれは水筒の中へ。
不気味に転がった水筒からは
血がドクドクと溢れていました。
突然の出来事に面食らう5人。
このただ事ではない様子に
スタンド使いがいるはずだと
慌てて本体を探そうとします。
辺りは一面砂漠地帯。
少し前に砂漠で遭遇した
「太陽（サン）」の時のような
カラクリを期待するも見つからず。
遠くばかりを探していた時
そばにいた花京院に悲劇が。
彼のそばに突然沸いてできた水溜まり。
そこから悪魔のような手が伸び
両目を切り裂いてしまうのでした。
目から血を流す花京院。
そのまま意識を失い
失明の可能性もありました。
そして今度は
横にいたポルナレフに危険が。
けどそのスタンドは
突然鳴り出した腕時計のアラームに
反応して、少し離れた死体に飛びつきます。
そうしていると今度は
花京院の血の滴る音がポタポタと。
ほんのわずかなその音に
スタンドは反応。
どうやら音を頼りに動いているようでした。
砂の中に潜っては
違う場所から襲ってくる水のスタンド。
その後ポルナレフは
足を切られながらも
花京院と一緒に、無事車まで戻ることに成功します。
JOJOたち３人も
既に車に乗っていました。
動かない花京院を
心配そうに見るJOJOがいた。
いつもより表情の変化が多いJOJO。
それだけ新しい敵が強いのを
感じていました。
4km離れた地点には
盲目の男、ンドゥールの姿がありました。
JOJOたちが音に気づいたことに
彼も気づいたよう。
そして敵の気配に敏感なイギー。
水のスタンドが迫ってくることも
彼は察知できるみたいで。
動物は強しだった。
イギーはすぐに車から降りて、居眠りを開始。
直後、車の前部分を
砂漠の中に引きずり込まれる
アクシデントが発生します。
そして砂の上に全員が
振り落とされ、まったく身動きの取れない状況でした。
アヴドゥルが腕輪を使って
そこを歩いているように
音を鳴らしてみせるも
ンドゥールには通用しません。
アヴドゥルの策は失敗し
首を切られ、彼まで
倒れ込んでしまいます。
それを見て突然走り出したJOJO。
その先には、砂の上で
くつろいでいる最中のイギーがいました。笑
彼はイギーが臭いで
敵の位置を把握していることに
気づいたのです。
イギーのところまで
全速力だったJOJOは
その場でイギーを押さえつけ
ピタリと動きを止めます。
ンドゥールは音で
全員の位置を把握していました。
スゴスギル。
けど彼の耳で、それまで聞き取れていた
ふたりの足音が消失。
突然のことに焦るンドゥールがいました。
そして宙には、ザ・フールの能力で
宙に浮くイギーとJOJOの姿が。
けどJOJOを連れての飛行は
だいぶ疲れるみたい。
イギーはハヒハヒ言いながら
プップおならが出ていました。笑
限界が迫ってきたイギーのため
JOJOは一度、地面を思い切り蹴ってあげます。
これが後押しになり
一気に飛んでいけたけど
ンドゥールに位置や、イギーが
飛べるのまで悟られることに。
けど花京院たちから
ンドゥールのスタンドを
離れさせることには成功。
スタンドはJOJOたちの方へと
砂を巻き上げながら向かっていました。
やがてJOJOは
砂漠に座る1人の男を発見します。
目を閉じている彼は、ンドゥールでした。
目が不自由だからって
一瞬気が緩んだようにも見えた。
その時、頭上から砂がパラパラと。
さっきスタンドが
巻き上げてきた砂です。
ンドゥールは、この砂で
反射して響く音を使い
空中にいるJOJOたちの位置を
把握しようとしていたのです。
ンドゥールのスタンドが暴れ出します。
攻撃はJOJOの肩をかすめ
ザ・フールの羽を貫通。
それに怯えたのか
低空飛行を始めたイギー。
砂でJOJOを引きずり
その場に彼を落とそうとします。笑
JOJOをンドゥールに
差し出そうとするワンコ。
なんて人間的なんだってなった。
JOJOが黙ってそれを
受け入れるなんてことはなく。
スタープラチナに
首をグワシィっと掴まれたイギー。
投げ飛ばした先は、そう
ンドゥールのいる位置でした。笑
ンドゥールは目が見えないため
何が飛んできているのかが、わかりません。
慌ててスタンドを
自分のところに戻そうとするも間に合わず。
イギーがザ・フールごと、見事に激突。
そして彼がイギーに
気を取られていた隙に
JOJOはンドゥールの背後まで近づいていました。
けど彼の周囲は、あの水のスタンドに
囲まれていました。
無言の時間が過ぎていきます。
イギーはその緊迫した様子に
怯えきっていました。
独り言のように話しかけるンドゥール。
やがて持っていた杖を
手から離し、倒れ始めると同時に
そばで吠え出すイギーがいました。
イギーが目を見開いて
見守る中、両者は
それぞれのスタンドで
渾身の一撃を相手に放ちます。
杖が地面についた時
地面におもいきり
吹き飛ばされていたのはンドゥールでした。
血を吐き、もう
動くことのできない彼だったけど
JOJOはあえて手加減をしていたのです。
それは彼からDIOや
謎の9人のことを聞き出そうとしていたからでした。
ンドゥールはすぐに
JOJOの考えに気づきます。
そして自分のスタンドに
頭を攻撃させ、彼は自分から
死を選ぶのでした。
全てはDIOのため。
自分が生きていれば
ジョセフのスタンドで
脳内を暴かれてしまうからです。
どうして彼がそこまで
DIOに忠誠を誓うのか。
JOJOには理解できませんでした。
悪には悪の救世主が必要なんだと、彼は言います。
それでも自分の名前と
スタンドのことだけは
聞かせてくれたンドゥール。
彼のスタンドは
『エジプト9栄神』の1つ
「ゲブの神」の暗示によるものでした。
今までもタロットカードに
暗示されていたスタンドだったけど
『エジプト9栄神』は
タロットカードの起源とも言われるもの。
その使い手が残り8人もいるのだそう。
先が思いやられる。。。
その場からJOJOが
立ち去ろうとした時
イギーは警戒心むき出しなのか
怯えているのか
それとも怒っているのか
よくわからない様子だった。
ガムを目の前に差し出すも
いうことは聞かず
イギーはくるりと
どこかへ行ってしまいます。
けどすぐに戻ってきた彼は
なんとJOJOの帽子を
くわえていたのでした。
まじかと、イギーは
JOJOに心を開いたのかって
思ったのも束の間。
イギーは、帽子のツバの部分に
ガムをつけて、JOJOに
ベッタリのガムを仕掛けてきたのでした。
ただじゃ渡さねえぞと。
プチドッキリを仕掛けてきたことに
また人間味が増して見えてた。笑
それでもイギーは
JOJOに懐いているように
見えてきた東でした。
コミック（カラー版/モノクロ版）
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