『ジョジョの奇妙な冒険』第3部 スターダスト クルセイダース 10巻【漫画アニメ・あらすじ感想】
こんにちはの東です。
今回はコミック『ジョジョの奇妙な冒険 第3部 スターダスト クルセイダース』の10巻について書いていきます。
作者は荒木飛呂彦(あらき ひろひこ)さん。
第3部の最終巻になります。
ついにきたーって。
似ている能力を持つ者同士の
闘いは、正面対決だけでは引き分けで。
どんな策を練るかに、かかってると思った。
ブログでは、新しく出版された
コミックモノクロ版の
巻数を基準にまとめています。
ネタバレがあるので
それでもいい人だけ進んでください。
あらすじ
第2部の主人公
ジョセフ・ジョースターの孫
空条 承太郎が、主人公です。
DIOが100年の時を経て
復活したことで、再び
物語が動き出していました。
精神エネルギーを具現化させた
スタンドを使って
繰り広げられる戦いが描かれています。
登場人物・声優
■空条 承太郎
(くうじょう じょうたろう)
声:梁田清之/小杉十郎太梁田清之/小野大輔/高森奈津美
第3部の主人公であり、ジョセフの孫。
JOJOのあだ名でよばれています。
彼はこれまでの登場人物で
一番強いことが証明された。
■ジョセフ・ジョースター
声:内海賢二/納谷悟朗/大塚周夫/大川透/杉田智和/石塚運昇
第2部の主人公で
今は69歳のおじいちゃん。
ジョセフがいたからこその
承太郎と思うと、グ〜ッとくるものが。
ジョースター家最高。
■花京院 典明(かきょういん のりあき)
声:速水奨/鈴置洋孝/真殿光昭/遊佐浩二/平川大輔
途中で花京院のことを
疑ってしまったのが恥ずかしく思った。
■ジャン=ピエール・ポルナレフ
声:山口健/森功至/垂木勉/平田広明/小松史法/藤村歩
フランス人の22歳。
生まれながらのスタンド使い。
一番危なっかしかったのに
生き残ったポルナレフ。
生きててよかった。
■モハメド・アヴドゥル&イギー
声:大塚明夫/小林清志/江川央生/江原正士/三宅健太
声:千葉繋/福圓美里
どこかで見てたんじゃないかなって思いたい。
■DIO(ディオ)
声:若本規夫/田中信夫/千葉一伸/子安武人/子安武人/塩沢兼人
第1部の主人公
ジョナサン・ジョースターの体を
乗っ取ったことで、生き延びた宿敵。
彼の用心深さは
生きてきた年数と
これまでのジョースター家によるものだと思う。笑
まとめ感想
DIO(ディオ)VS花京院典明(かきょういん のりあき)
DIO(ディオ)との決戦です。
時を止める能力をもつスタンド
「世界(ザ・ワールド)」。
彼の能力を前に
誰も太刀打ちできずにいました。
花京院 典明
(かきょういん のりあき)
ジョセフ・ジョースターがやられ
最後にはJOJO(空条 承太郎)と
DIOの闘いが始まります。
日が沈み、DIOが外に出られる時間。
ジョセフと花京院が
町にトラックを走らせ
それを追いかけるDIOがいました。
その後ろからはJOJOと
ジャン=ピエール・ポルナレフが追いかけます。
DIOはジョナサンの体を使っているため
感覚的にジョセフがどこにいるのかが
わかるようでした。
それはジョセフも同じ。
そこでDIOは
そばに停まっていた車を
ボコボコにした人に運転させて
猛スピードで追いかてけていきます。
歩いている人がいても関係なし。
彼が追いつくまでに、一体何人の人が死んだのか。
DIOの冷酷さは
今までの敵を遥かに上回るものでした。
あっという間にトラックに追いついたDIO。
その時彼の横に、窓越しで登場したのが
花京院のスタンド
ハイエロファントグリーンです。
宝石の形をしたエネルギー弾を
大量に撃ち込むエメラルド・スプラッシュ。
その技を撃ち込むも
1発も当たることなく。
軽く弾き飛ばされてしまった花京院。
圧倒的な力の差を
見せつけられてしまいます。
軌道が逸れて、背後のドアが大破。
それだけの威力のものを指1本で。笑
DIOの体は、どうなってるんだと思った。
その後、姿を現した
ザ・ワールドによって
拳1つで遠くまで吹っ飛ばされたハイエロファントグリーン。
ダメージを受けたものの
その威力から、ザ・ワールドが
「接近パワー型」であることに気づきます。
そしてスタンドと遠く離れることが
できないタイプであること
直接攻撃は拳によるものということまでもを把握した花京院。
とにかくザ・ワールドの情報が
必要だったのです。
それでもまだ、能力を
知らない2人は、作戦を考えながら
DIOと距離を取ろうとしていました。
けどDIOの車は突然の停車。
様子を見ようとした2人のところに
突然、運転手が投げ飛ばされ
直撃したトラックは派手に横転してしまいます。
すでに2人は脱出していたけど
近距離戦へと追い込まれてしまうことに。
その頃、後を追ってきたJOJOと
ポルナレフも、その場に到着。
この時3人は、建物の上にいました。
ジョセフよりも
先に動いたのは花京院。
ハイエロファントグリーンの結界を
周辺の建物を使って、ビッシリ張り巡らせていたのです。
結界の中にいるDIOの動きが
手にとるようにわかると。
結界に触れれば
エメラルド・スプラッシュが
発射されるようになっていました。
これでDIOに1発
弾を当てることに成功。
けどそれがDIOに
スイッチを入れてしまう結果に。
それでも強気の花京院はさらに
エメラルド・スプラッシュを発射。
DIOはそんな花京院に
「マヌケが」と口角をあげ
ザ・ワールドの能力を発動することになります。
その瞬間、世界の時間は止まり
崩れかけの建物や花京院
ジョセフは、そのまま停止。
けどその中で
唯一動いていたものがDIOでした。
そのままDIOは花京院の腹部を
貫通するほどのパンチを1発。
けど花京院は気づくこともなく
痛みも今は感じていません。
時間が再び動き出した時には
彼の体は吹っ飛び
高置水槽(水を貯めるタンク)へ激突。
もう声も出せない状態でした。
けど考えることはできた花京院。
自分の身に起きたことから
DIOが時間を止めていたことに
彼は気づきます。
その間にもDIOは標的を変え
今度はジョセフに向かっていました。
ジョセフが闘う前に
なんとか伝えなければなりません。
そこで彼は、最後の力を振り絞り
動いていた時計の針を目掛けて
最後のエメラルド・スプラッシュを撃ち込むのでした。
DIOには意図が伝わっておらず。
花京院はそのまま息絶えてしまいます。
それでもジョセフは
何か意味があるはずだと
必死に考え、答えに辿り着くことになります。
しかもジョセフは、その能力の効果が
5秒も続かないことにまで
気づいていたのでした。
言い当てられたDIOは
1撃でジョセフを数百メートル先まで
吹っ飛ばしてしまいます。
この時点で、ジョセフはヨロヨロに。
けどその場にJOJOも合流。
ジョセフは、DIOの能力を
無事伝えたものの
すぐに時間を止められ
その時がきてしまいます。
目を見開いたまま
遠くからこちらを見ているJOJO。
そのそばで
止まったジョセフの首元に
DIOはナイフを投げつけたのでした。
そして時が動き出し
ジョセフの首元には
深く突き刺さったナイフが。
彼は、DIOと間合いをとるようにとだけ
なんとか伝えて
そのまま意識を失ってしまいます。
けどJOJOはそれを聞かず
そのままDIOの方へと
距離を縮めて2人のバトルが開始。
直接の攻撃技は
2人とも似ていて、超接近戦に。
ジョセフたちとは違う闘い方にでたJOJOでした。
拳を突く技もお互いに持ってて
「オラオラ」と「無駄無駄」の
叫びと一緒にラッシュの速さ比べのようにして
攻防を繰り返してた。
結果は、JOJOが血を出し
DIOの方が上手(うわて)だったよう。
そして遊びは終わりだと
再び時を止めて、決着をつけようとします。
DIOが最後の一撃を
くらわせようとした時のこと。
JOJOの指が、わずかにピクリと。
思わず出たDIOの
「なにィ〜〜〜〜〜〜〜」にきてしまうものがあった。笑
バカなと。
『同じタイプのスタンド』という
謎の言葉を残すDIOでした。
時を止める2体のスタンド
JOJOはDIOが言うように
時を操る能力を体得しかけていました。
止まった世界の中で動けるものの
それはほんの1、2秒のこと。
そして助太刀に入ったポルナレフは
一撃で血だらけに。
冷静なフリを装いながら
今までにないくらい
必死なJOJOがいました。
それでもあのDIOより
表情が崩れないのは
もうJOJOの才能だと思う。
ただ闘うだけでは
勝てるはずのない相手。
やっぱり策を重ねて欺き
力比べに持っていくJOJOでした。
DIOはJOJOが
時の止まった世界で動けるのではと
警戒していました。
それは、止まった世界で
JOJOの手がピクピクと小刻みに
動いていたからです。
けどDIOは、自分の袖に
JOJOの学ランについていた
磁石のボタンが、つけられていたことに気づきます。
それが理由で
DIOがJOJOに近づけば
時が止まっている世界でも
体が引き寄せられて反応すると。
JOJOによるハッタリだと
思い込むDIOがいた。
これを見て
磁力を操るスタンド使い
マライアを思い出していました。
けどそれはハッタリではなく
彼をJOJOのそばに近づけさせるためのワナ。
そのまま動かないJOJO目掛けて
一気に攻めてきたところで
DIOの腹部を
スタープラチナの拳が貫通。
一瞬だけ動けたJOJOだけど
ダメージを与えるには十分でした。
けど彼はすぐに、そばにいた女性の血を吸って復活してしまいます。
そこでDIOはJOJOが
時の止まった世界で
どの程度動けるのかを見抜こうとしていました。
DIOは5秒ほど
JOJOは1、2秒。
それを相手に悟られてはまずいと
JOJOはまた策を絞り出そうとします。
そしてDIOは、また時を止めて
JOJO目掛けて大量のナイフを発射。
時が戻った瞬間に
突き刺さる位置で止まっていたため
動き出すと同時に、スタープラチナで
どこまで弾き飛ばせるかが勝負でした。
体が動かない状態でも
ナイフが見えてはいるJOJO。
一瞬だけスタープラチナで
弾くも、すぐに止まってしまい
DIOに動ける時間がバレてしまうことに。
その後、時が戻って
JOJOの全身にナイフがグサグサと。
もう痛そうすぎてた。
用心深いDIOは
さらに頭にナイフを刺して
JOJOが落下していくのを愉快そうに見ていました。
全身にナイフが突き刺さったJOJO。
落下した彼は、DIOの視界から
逃れ、なんと普通に生きていました。
普通なら即死レベル。笑
彼は用心して服の内側と
帽子の中に雑誌を詰めていたのです。
それでも突き刺さっている部分もあって
血を流してたけど
なんとか命拾いしたJOJOでした。
けどDIOはジョースター家が
どういう人たちなのかを理解していたよう。
死んだフリをしているかもしれないと
今度は首を切断してこようとします。
そうして看板を担いだ時に
後ろから飛んで入ってきたのが
ポルナレフでした。
シルバー・チャリオッツのレイピアを
頭に突き刺すも
それだけでは致命傷を与えられず。
そのまま時を止められ
彼はパンチひとつで、飛ばされ
動けなくなってしまいます。
それを見ていたJOJOは
なんとかDIOの注意を、こちらへ戻さねばと。
地面をかいて音をたててみせるのでした。
用心深さからか
そばにいた警官に
銃を発砲させたDIO。
弾はJOJOの体に当たるも
体に触れる寸前に、スタープラチナで
止めるという、高度すぎるテクニックが発揮されてた。
服には穴が空いている状態で
本当にギリギリのところ。
神経を使いそうなバトルに感じる。
そこまでやっても
安心できないDIOは
さらにJOJOの呼吸音に意識を向けます。
息を止めれば数秒は欺ける。
けど心臓の音は?
そこで、地面に耳を押し当てるDIO。
この時JOJOのとった行動がすごかった。
スタープラチナに自分の
心臓を握らせて、鼓動を止める行為に。
自殺行為だと思った。
意識が遠のきながらも
なんとかバレずに済んだものの
やっぱり首をはねようと
DIOが看板を握った時には、もうマジデって。笑
結局首飛ばすんなら
今までのはなんだったんだああああって
ザッパーンしていました。
DIOが横に立っても
意識が戻らないJOJO。
スタープラチナが猛ダッシュで
心臓を握って動かせようとします。
おかげで、看板が首めがけて
振り落とされる寸前で
目を覚ましたJOJOでした。
DIOの持った看板は折れ曲がり
スタープラチナの拳は、DIOの頭部へ。
頭の一部に拳がめり込んだDIOは
思うように足を動かすことが
できない程のダメージを受けていました。
体を引きずりながら
「あの場所へ」と繰り返すDIO。
彼は走る車につかまろうとしたり
下水道に入ろうとしたり。
どちらも阻止したJOJOだったけど
DIOは一体どこに向かおうとしているのか。
それは真っ直ぐ続く道の
奥にいるジョセフの倒れている場所でした。
彼の血を吸えば、DIOの体は
完全復活するすのです。
ジョナサンの体と相性のいい
血を求めていたのでした。
けど彼の言うことに
なんの疑問を持つことなく
JOJOはDIOをオラオラのラッシュで
その道一直線に吹っ飛ばしてしまいます。
飛ばされた彼は
ボロボロになりながらも
「逃走経路」であることを明かし
ジョセフの所へと飛んでいくのでした。
ジョセフの所へ飛ばされたDIOは
彼の血を得て、完全復活。
代わりにジョセフは
息絶えてしまいます。
全部が「なるべくしてなったこと」と
JOJOに言い残して、彼の魂は
そのまま昇って行ってしまうのでした。
その後もDIOはジョセフの
血を抜き、彼は干からびてしまいます。
「DIOがなにをしようと
決して怒ってはならん」と
言われたにも関わらず
JOJOは静かにブチギレ。
正面からのラッシュでは
DIOの拳を砕くくらいに
キレたJOJOのパワーは上回っていました。
けどDIOは力を得たことで
止められる時間が長くなったよう。
攻撃したところで
JOJOが気づいた時には回復しているDIO。
100年前の不老不死を
手に入れた時よりも絶好調と言う彼は
自分の指で頭をほじくるくらいに
最高にハイな状態になっていました。
そのまま空中戦で
全身にラッシュを浴び
一気に地面に叩きつけられたJOJO。
すかさずDIOは
最後の時間を止める能力を使います。
彼の止められる時間は9秒。
JOJOは2秒しか動けません。
最後の2秒に、JOJOは全てを賭けることにします。
けど止まっている間にDIOが
持ってきたのはなんと巨大なロードローラー。
それでJOJOを
押し潰そうとしていたのでした。
上から無駄無駄のラッシュで
更に負荷をかけようとするDIO。
下からはJOJOが
オラオラのラッシュで対抗します。
けど、わずかに浮いていた
ロードローラーは完全に地面と密着。
JOJOが押しつぶされたと思い
DIOが勝利に浸っていた時でした。
DIOの体が動かなくなり
背後にはJOJOが。
9秒持ちこたえた直後に
彼は時間を止め
ロードローラーの下から
脱出していたのでした。
DIOの時を操れる能力は時間切れ。
JOJOはDIOの両足に
蹴りを入れ
彼の傷が回復したところでの
1発勝負に持ち込もうとしていました。
そしてザ・ワールドは蹴りを
スタープラチナはパンチを
なんの策もない、真正面からの最後の1発でした。
スタープラチナの拳に
ヒビが入り笑うDIO。
けど彼の足にもヒビが入り、それは全身へ。
やがて足から頭まで達したヒビは
ザ・ワールドを真っ二つにしていきます。
それは本体のDIOにも影響し
彼の体も、血を噴き出しながら
爆破したように割れていったのでした。
その後JOJOと
ジョセフ、そしてDIOの遺体は
スピードワゴン財団の救急車に運ばれていました。
そこでJOJOは
DIOに貸したものを
返してもらおうと言い出します。
DIOからジョセフへの
輸血をしようとしていたのです。
それを聞いた医師たちは
「無理だ」「不可能だ」と叫びます。
けどJOJOは
「無理も無駄も関係ねえ」と。
自分の心臓を掴んだ時のように
ジョセフの心臓を
スタープラチナに握らせます。
そしてポンプみたいに
握って離してを繰り返し
ジョセフは本当に息を吹き返してしまうのでした。
やがて日が昇り、DIOの体は灰に。
やっとDIOとの決着がついたものの
失ったものがあまりにも大きすぎて。
アヴドゥル、イギー、花京院。
戻ってこない彼らに
終わったことを告げる
JOJOとジョセフでした。
空港ではポルナレフとの別れが。
ニューヨークにこないかと言う
ジョセフに対し、ポルナレフは
フランスが故郷だからと、帰ることを決めていました。
涙目になりながらも
別れを告げて、それぞれの
家に戻っていく3人。
その頃JOJOの母であり
ジョセフの娘であるホリィは
すっかり元気に戻ったよう。
彼女はDIOが復活したことで
スタンドの能力にのまれかけていたのです。
この旅は、彼女の命を救うためのもの。
DIOとの闘いに決着がついたことで
悲しさを残しつつ
旅も終わりを迎えたようでした。
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