『ジョジョの奇妙な冒険』第4部 ダイヤモンドは砕けない 7巻【漫画アニメ・あらすじ感想】
こんにちはの東です。
今回は『ジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けない』の7巻について書いていきます。
作者は荒木飛呂彦(あらき ひろひこ)さん。
第4部は、アニメだけでなく
実写映画化もされているパート。
スタンド使いのエステティシャンに
顔を変えてもらった山岸由花子
(やまぎし ゆかこ)の話から
殺人鬼、吉良吉影(きら よしかげ)へと続いていきます。
関係なさそうな
この2つの話が、繋がってて驚きでした。
ブログでは、新しく出版された
コミックモノクロ版の
巻数を基準にまとめています。
ネタバレがあるので
それでもいい人だけ進んでください。
あらすじ
宿敵DIOを倒してから
10年の時が経っていました。
第2部の主人公、ジョセフ・ジョースター。
彼に隠し子がいたことが発覚し
空条承太郎(くうじょう じょうたろう)と
東方 仗助
(ひがしかた じょうすけ)が
出会うことで、物語が動き出します。
杜王町(もりおうちょう)で
スタンド使いが増えている理由。
謎を暴き、町を守ために
仗助たちの奮闘する様子が描かれています。
登場人物・声優
■東方 仗助
(ひがしかた じょうすけ)
声:羽多野渉/小野友樹(少年時代:大地葉)
実写:山﨑賢人
ジョセフの隠し子で
ぶどうヶ丘高校の1年生。
スタンドは「クレイジー・ダイヤモンド」。
吉良のうっかりを仗助は
見逃さないところ。
彼がいなかったら
康一も承太郎も、どうなっていたか。
■広瀬 康一(ひろせ こういち)
声:朴璐美/梶裕貴
実写:神木隆之介
仗助の同級生で
スタンドは「エコーズ ACT2(アクトツー)」。
自分でも成長を感じていた康一。
それがわかっているからこそ
自分を過信してしまう様子が描かれていました。
仗助も康一も、承太郎といることでの
変化が楽しい。
■虹村 億泰(にじむら おくやす)
声:高木渉/幼少期:齋藤小浪
実写:新田真剣佑/幼少期:岩田琉聖
スタンドは「ザ・ハンド」。
今回は登場時間、控えめなターン。
けどそのリアクションはビッグで
主要メンバーなのを感じてます。
■空条 承太郎
(くうじょう じょうたろう)
声:小野大輔
実写:伊勢谷友介
第3部の主人公。
ジョセフの孫であり、仗助の甥。
いつも淡々としている承太郎と
感情剥き出しの康一。
いつもと様子の違う康一と
その後の彼の変化に、承太郎も心が動いたようだった。
■ジョセフ・ジョースター
声:杉田智和/石塚運昇/石塚運昇
79歳のおじいちゃんに。
スタンドは「ハーミットパープル(隠者の紫)」。
ジョセフが紹介した、エステのお店。
それがまさかこんな展開を
生んでいるとはってなるようなことが
後半にあります。
■吉良 吉影(きら よしかげ)
声:小山力也/森川智之
杜王町に潜む殺人鬼。
スタンドは「キラークイーン」。
殺人は抑えられない
けど平和に暮らしたいっていう
やばい人物。
それだけでなく、いざとなったら
自分の手首も切り落とせてしまう人。
更に幽霊をも味方につける
杜王町のボスみたいでした。
■吉良 吉廣(きら よしひろ)
声:島田敏/千葉繁
吉影の父。
スタンドは「アトム・ハート・ファーザー」。
名前にハートがついてるけど
息子以外にはまったく
ハートを感じられない人として、仗助たちの前に現れます。
まとめ感想
きっちりとした巻数ではなく
話の区切りで画像を載せています。
なので、この巻も話に
含まれているというふうに
見てもらえたらと思います。
エステティシャン
辻 彩(つじ あや)によって
理想の姿になった山岸 由花子(やまぎし ゆかこ)。
全ては広瀬 康一
(ひろせ こういち)に
振り向いてもらうためでした。
けど辻はスタンド使い。
彼女のスタンド、シンデレラには
30分のルールを守れば、理想の姿を保っていたれる能力があります。
顔や姿を変えられるのはもちろん
手相を変えて
運命までをも変えられるのでした。
おかげで由花子と康一はチューを。
そして康一が、自分から
「由花子さんのこと
好きになっちゃったみたいなんだ」と
話すまでに。
東方 仗助
(ひがしかた じょうすけ)も
虹村 億泰(にじむら おくやす)も
これまでの由花子を知っている分、驚きまくり。
どうしてこんな急にって思いながらも
そんな康一の様子に
喜んでそうな2人もいました。
けどそう平穏にはいきません。
チューの時に
30分のタイミングが来ていた由花子。
なのに彼女は、グロスを塗らずに
過ごしてしまいます。
それが原因で、ちょっと怖いくらいの
元の由花子から、かけ離れた顔に変わってしまうのでした。
その日以来
康一を避けるようになった由花子。
学校にも来れずにいた彼女は
辻に怒りをぶつけます。
けど辻からすれば
約束を破った由花子が悪いと。
由花子の顔は崩れていき
手相も変えていたので
手の皮膚もブクブクと、溶けてるような
気持ち悪さがありました。
由花子の髪で、いきなり
壁に叩きつけられても
大人な対応の辻。
その様子が、更に由花子に
火をつけてるようだった。
けどそこに、康一が
ひょっこり姿を現します。
別人の顔になってしまった由花子は
自分は由花子ではないと言うものの
康一は、顔ではなく
由花子の人格を見ていました。
顔が違うのは
康一にとって、そこまで影響はないのです。
「性格が、なんか好きになっちゃって」と
彼は言います。
辻は、康一に対して
かなり好印象だったよう。
由花子の男を見る目だけは確かだと。
そこで彼女は康一に免じて
由花子にチャンスを与えることに。
たくさん宙に浮かぶ、目元の部分の中から
1つ、自分のものを選ぶようにと。
けどその中に本物はありません。
悩む由花子が、出した決断は
康一に託すというものでした。
その場に康一がいなかったら
彼女の顔が、一生元に戻ることは
なかったと断言できる展開が待っています。
実際、彼女の顔は元に戻ります。
その途中で、康一のしたことに
由花子だけでなく、辻も
自分も心が動いていました。
そうそうできることじゃないと。
康一には、驚かせられます。
彼の成長物語でもある第4部。
その話は、承太郎との間にも起きていきます。
殺人鬼に遭遇した承太郎と康一
康一が多めの巻です。
仗助の甥である
空条 承太郎(くうじょう じょうたろう)
と出かけている最中に
起きた事件でした。
杜王町(もりおうちょう)で
15年に渡り殺人を続けてきた
吉良 吉影(きら よしかげ)と遭遇してしまいます。
自分でも成長を感じていた康一。
闘いの中で指示を出してくる
承太郎に対し、軽く見られていると
感じる彼がいました。
同級生の中だと
明らかに成長しているはずなのに
それが戦いの場だったり
承太郎が一緒だと変わってくるのが見どころです。
あと実は、承太郎に苦手意識を
もっていたのも意外だった。笑
2人が訪れたのは靴屋さん。
そこは靴屋でありながら
服の仕立て直しもしている所でした。
重ちーのあだ名で呼ばれていた
矢安宮 重清(やんぐう しげきよ)の
残した、吉良のボタンのことを
承太郎は店の人に聞いて回っていました。
そうして2人で一緒に入ったお店で
吉良のジャケットを発見。
けどそれが原因で
そこの店主は無関係なのに
酷い死に方を。。。
吉良が、ちょうど服を
取りに来てしまったのでした。
2対1のバトルが始まるものの
康一は承太郎の指示を
受け入れられず、チームワークはバラバラ。
ジョースター家の宿敵、ディオを
倒した彼の経験値は半端ないのです。
けど承太郎の過去を知らない康一は
あまりにも慎重な彼に納得がいかないようでした。
吉良のスタンドは
キラークイーン。
そして店主を殺したのは
その左腕から放たれた
シアハートアタックでした。
ハートってついてるけど
ドクロのついたミニ爆弾戦車です。
ミニだけど威力は絶大。
この爆弾から康一を守るために
承太郎は、爆発を間近で受け血だらけに。
意識もなく、その大きな体を
引きずりながら
今度は康一が、懸命に守ろうとしていました。
その後、仗助に助けを求めて
彼を待っていた間に
シアハートアタックと康一の
闘いが始まります。
彼はその中で、自分のスタンド
エコーズACT2(アクトツー)を
ACT3(アクトスリー)へと進化させることになります。
それはこれまでと違う姿で
子供のような見た目をし
自我を持っていて、普通に話せるまでに。
スタンドの進化は
康一の進化でもあります。
相手が吉良だったから
進化できたのもあると思うけど
シアハートアタックで
ギリギリ踏ん張っていた康一。
本体のキラークイーンを連れた
吉良が戻ってきてしまい
最悪な状況が待っていました。
正面から突っ込んでいった康一は
ACT3でも歯が立たず。
それでも逆上させるために
わざとなのか、康一らしからぬ様子に変わっていました。
顔面血だらけの状態で
「あの世でお前がくるのを
楽しみに待っててやるぞッ!」と
言い放った康一。
けどその言葉を最後に
彼の腹部をキラークイーンの拳が貫通し
康一はもう言葉を発することが
できなくなっていました。
康一がそんなことになっているのを
まだ知らない仗助は
億泰を連れて、慌ててその場に向かっていた時のことです。
吉良吉影との対面
ここからは、わずかな時間ではあったけど
おっしゃーってなる展開が。
吉良は、ボスのように感じています。
今回の話では、結局クッソーってなる
結末を迎えるけど
彼の頭の良さを見せつけられました。
吉良が康一にトドメを刺そうとした時
それを止めたのは承太郎でした。
けど全身から血を流して
体には穴が空いてそうな状態。
倒れた承太郎を見捨てず
1人で闘った康一を尊敬すると話す
彼の中で、康一の存在が
変わったのを感じるシーンがありました。
そんな承太郎は
フラフラでありながらも
スタープラチナの
時を止める能力を使って闘います。
そして吉良には
その能力を悟らせないまま
大ダメージを与えることに成功。
気ついたら、いつの間にか殴られてる。
速すぎると錯覚している
吉良は、死ぬことはなかったものの
その場で血だらけのまま、意識を失います。
そして承太郎も
動かない康一のそばで気絶し
町の中で、爆破された靴屋と
血だらけの3人が倒れている
とんでもない状況になっていました。
その場についた仗助と億泰は
大慌てで、まず2人の回復を。
お腹に穴が空いても
生きていた康一の生命力がすごかった。
そして騒々しさに目が覚めた吉良。
逃げ出した彼の、向かった先が
なんてこったな場所でした。
それは山岸 由花子
(やまぎし ゆかこ)の
顔や手相を変えたエステティシャン
辻 彩(つじ あや)の店です。
そこに仗助や億泰
復活した康一と承太郎が
辿り着いた時には、既に遅しでした。
吉良はそこで、顔や髪だけでなく
指紋も変えて、裏口から
大勢の人がいる通りへと
逃げてしまっていたのでした。
キラークイーンには
触れたものを爆弾に変える能力があります。
吉良の姿を知る唯一の辻は
自爆させられてしまいます。。。
そして、また彼を逃がしてしまうのでした。
辻さん、いい人だったのに。。。
吉良は杜王町で登場した
スタンド使いの中でも
一番やっかいな人物です。
殺人をしながらも
平和に暮らしたいという吉良。
行方をくらました彼を
捕まえることはできるのか。
吉良の住んでいた家へと向かう
仗助たちの話に進んでいきます。
写真の中にいる吉良吉廣
あれ?吉良って吉影の名前じゃなかったっけって。
そう、吉影が行方をくらました代わりに
今回は彼の父
吉良 吉廣(きら よしひろ)の登場です。
しかも吉廣はすでに他界。
写真の中にだけ存在する幽霊になっていました。
この杜王町には
いったいどのくらいの霊がいるんだろう。笑
けど吉廣は息子の味方。
仗助たちは、彼らと闘うことになります。
吉廣の能力が面白くて、好きでした。
証拠は爆破して
すべて隠滅してきた吉良吉影。
けどここにきて、初めて残されたままの
証拠が出てきます。
それが彼の住んでいた家でした。
仗助たちは、その情報を掴んでいたため
すぐに向かうことに。
そして手がかりを探していた時に
そばにあったポラロイドカメラが
ひとりでに撮影を開始。
その時に、出てきた写真には
こちらをジトッと見ている吉廣の姿が写っていました。
背後霊だった。
吉廣のスタンド
アトム・ハート・ファーザーは
吉廣と同じ写真に写っている人を
写真の中の空間に、閉じ込めることができます。
息子の敵は殺すと
写真の中で、包丁を握り
その写真に写っている
仗助と承太郎の方に向かってくる吉廣。
カメラに写っている空間から
逃げられない仗助たちは
写真の中で起きたことを
避ける術がありません。
写真が破られれば、仗助たちの体が
ちぎれるように一体化していたのです。
そして、写真の中で
仗助と承太郎の首をはねた吉廣。
外では、タンスの中から
包丁がひとりでに動き出していました。
焦る仗助。
そんな彼に対し「オレは
もうあきらめたぜ」と言う承太郎。
仗助は「何言ってんスかーーーッ!!あんたッ!」と、もちろんキレます。
あんたって言われても
動じない承太郎。笑
そして写真に写っていない
億泰と康一は、仗助たちのいる空間に入ることすらできません。
透明の壁で区切られ
その空間が存在していないかのようでした。
さて、この状況でどうする!?
っていう時に
承太郎のとった行動が
自分には思いつかなくて、面白いものでした。
承太郎のおかげで
仗助は首を失わずに済みます。
ほんの数秒で、解決してしまう
アイデアが描かれていました。
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