『ジョジョの奇妙な冒険』第4部 ダイヤモンドは砕けない 12巻【漫画アニメ・あらすじ感想】
こんにちはの東です。
今回は『ジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けない』の12巻について書いていきます。
4部、最後の巻です。
作者は荒木飛呂彦(あらき ひろひこ)さん。
第4部は、アニメだけでなく
実写映画化もされているパートです。
ついにやってきた
吉良吉影、最後のストーリー。
自分の予想とは
違うところで、違う相手によって
決着がついていました。
吉良吉影の話、面白かったです。
ブログでは、新しく出版された
コミックモノクロ版の
巻数を基準にまとめています。
ネタバレがあるので
それでもいい人だけ進んで下さい。
あらすじ
宿敵DIOを倒してから
10年の時が経っていました。
第2部の主人公、ジョセフ・ジョースター。
彼に隠し子がいたことが発覚し
空条承太郎(くうじょう じょうたろう)と
東方 仗助
(ひがしかた じょうすけ)が
出会うことで、物語が動き出します。
杜王町(もりおうちょう)で
スタンド使いが増えている理由。
謎を暴き、町を守るため
仗助たちの奮闘する様子が描かれています。
登場人物・声優
■東方 仗助
(ひがしかた じょうすけ)
声:羽多野渉/小野友樹/幼少期:大地葉
実写:山﨑賢人
ジョセフの隠し子で
ぶどうヶ丘高校の1年生。
スタンドは「クレイジー・ダイヤモンド」。
他のスタンド使いとのバトルと
吉影との様子の違い。
仗助から「問題なし」の言葉を
聞くことはなく
問題ありのまま増えていくバトルでした。
■虹村 億泰(にじむら おくやす)
声:高木渉/幼少期:齋藤小浪
実写:新田真剣佑/幼少期:岩田琉聖
スタンドは「ザ・ハンド」。
瀕死の状態の時
兄の虹村形兆
(にじむら けいちょう)に
会ったと言う億泰。
「とてもさびしい夢だったよ」と
話す彼ですが
それでも会えたのは
彼にとって大きいものでした。
死にかけた億泰を
自分が死んだ後にも助けた形兆。
一番最初に登場した彼は
幻だったんじゃないかと。
チラッとだけど
また登場していたのが嬉しかったです。
■広瀬 康一(ひろせ こういち)
声:朴璐美/梶裕貴
実写:神木隆之介
仗助の同級生で
スタンドは「エコーズ」。
康一は仗助と
一緒にいるだけでなく
承太郎や露伴にも
信頼されていて、行動することがよくあります。
主人公の仗助と、康一。
それぞれの良さが見える場面や
エピソードの雰囲気の違いが面白かったです。
■岸辺 露伴(きしべ ろはん)
声:神谷浩史/櫻井孝宏
演:高橋一生
人気漫画家のスタンド使い。
スタンドは「ヘブンズ・ドアー」。
前回多く登場していた分
今回は控えめでしたが
彼と関わりのある幽霊の
杉元鈴美が、最後に活躍することに。
彼女が命を落としてまで
露伴を助けた記憶が
彼には無いっていうのが悲しいです。
そして最後になかなか
素直になれない露伴を見て
ほっこりしてました。
■空条 承太郎
(くうじょう じょうたろう)
声:小野大輔
実写:伊勢谷友介
第3部の主人公。
ジョセフの孫であり、仗助の甥。
今の彼は見届ける人でもあるような。
ジョジョの物語で
たくさんの人が登場しては
いなくなっていっている中
お話を支えている人に見えました。
■吉良 吉影(きら よしかげ)
声:小山力也/森川智之
杜王町に潜んでいた殺人鬼。
スタンドは「キラークイーン」。
今までいろんなことをしてきた分
彼のこれからは
かなり過酷なものになりそうです。
■杉本 鈴美(すぎもと れいみ)
声:広橋涼/原紗友里
杜王町に現れる幽霊。
露伴にとっての命の恩人であり
吉影に殺された少女。
まさか彼女と吉影が
1対1で対面することになるとは。
彼女によってまた面白い展開を
迎えることになります。
まとめ感想
きっちりとした巻数ではなく
話の区切りで画像を載せています。
なので、この巻も話に
含まれているというふうに
見てもらえたらと思います。
吉良吉影VS東方仗助
川尻早人(かわじり はやと)
によって、今の吉良吉影(きら よしかげ)の正体を知った東方仗助(ひがしかた じょうすけ)。
2人の決戦が始まります。
あの仗助が、血だらけになっていました。
彼のスタンドである
クレイジー・ダイヤモンドは
治癒能力を持っています。
けど自分のことは治せません。
ですが、この弱点を
逆手にとって戦うのは
吉影の想定外だったよう。
策士同士のバトルは
仕掛けや狙いが明かされた時の
面白さがクセになります。
更に、ここでも出てくる運の話。
頭で考えられることだけでなく
運はどちらに味方するのか。
最初は吉影にラッキーが
続いているように見えました。
仗助たちが戦っている間
力の無い早人は
仗助に自分の知る
吉影の能力などを
伝えることしかできません。
けどこれがあって、仗助は
第3の能力に目覚めた
吉影相手にも
なんとか持ち堪えられたのでした。
そして仗助のため
自分の体を自ら爆破させた早人。
仗助の治癒能力を
知っていたとはいえ
彼の覚悟を見せつけられることになります。
これを見た仗助も
「ぶっ飛んでる根性の持ち主」だと
「まじに小学生かよ」と叫んでいました。笑
早人の中で、仗助は
絶対に死なせちゃいけない人。
彼の力をそのくらい
頼みの綱としていたのです。
そんな早人の前で
吉影に、やられるわけにはいきません。
仗助もマジにやるしかない状況でした。
一方の虹村億泰(にじむら おくやす)は一瞬で。
まだ今の吉影のことを
何も知らないままに
突っ込んでいった彼は
体に大きな穴が空いていました。
億泰、正面突破しすぎだと。笑
彼は用心が足りず
自分の力を過信していたよう。
それが敗因ですが
この後、仗助とのバトルで
吉影は思い込むことの恐ろしさを呟いています。
「自分の能力や才能を
優れたものと過信している時は
さらに始末が悪い」と。
いくつかの作品で
思うことの強さの話に
触れましたが、ジョジョでも。
自分の思いが
自分をつくっていくのです。
読んでいて思ったのは
毎日いろんなことが起こるけど
なるだけ、なりたい自分を
浮かべられたらなと。
このことを
忘れては思い出してを
繰り返していると
自分が何を思っているのかに
気づきやすくなります。
それが自分自身なのでした。
このバトル、
4部の主人公である
仗助がきめるんだろうと思っていました。
けど運も味方についた吉影は
仗助をかなり追い詰めることになります。
その流れが変わったのは
億泰が復活してからでした。
一度やられた彼は、様子が変わり
そのタイミングで広瀬 康一
(ひろせ こういち)や
岸辺露伴(きしべ ろはん)
空条承太郎(くうじょう じょうたろう)も合流。
全員の力を合わせて
吉影を倒すのかと
予想していたのですが
やっぱりジョジョでした。
彼を追い詰めた時
その場には、仗助たち全員がいました。
けどトドメを刺したのは彼ら以外。
そして死んでからも
吉影には、その後の時間が待っていました。
現実で死んでからも
別の世界が待っているのが
楽しいところです。
そして吉影に殺されてから
15年もの間、この世界に留まっていた杉元鈴美(すぎもと れいみ)。
彼女は、この時を考え
待ち続けていました。
現実世界とはワケが違うものの
鈴美の狙いを、吉影はすぐに察知。
それでも彼の断末魔と共に
この章は終わりを迎えることになります。
ジョジョは、いくつもの章が
繋がっている作品ですが
共通する「何ィィィイイイ」のセリフがあります。
それを見ると、大勢のキャラの中に
繋がりを感じるように。
これまでは各章の主人公が
ジョジョと呼ばれていました。
けど仗助は、そのままです。
その分、このセリフが
登場する人たちをまとめて
ジョジョの世界観を
より強固なものにしていました。
4部が終わっても
まだ先があると分かっているので
終わったという感じはありません。
そして次の章でも
これまでのメンバーは
康一を中心にして登場します。
スタンド使い同士は、ひかれ合う。
海外へ行った康一。
そこで、新たな登場人物が
彼を待っていました。
コミック(モノクロ・カラー)
配信一覧
U-NEXT
NETFLIX
Amazon
アニメ配信ページ
実写映画配信ページ
プライム会員は、追加料金なしで視聴可能です。