ネタバレ注意・あらすじ考察『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』
こんにちはの東です。
今回は映画館にて公開中の
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』について書いていきます。
2002年から3作にわたって
公開された初代『スパイダーマン』
『死霊のはらわた』などで有名なサム・ライミ監督による作品です。
監督の得意とする
ホラー要素もかなり盛り込まれていました。
1を務めた
スコット・デリクソン監督の時とは
違う雰囲気が。
3Dで見るために作られているんじゃ
って言うくらいに、臨場感があった。
これだけでも楽しめるけど
関連作品を知っている人と
そうでない人の感想の差が激しいのは
間違いない作品です。
ネタバレがあるので
それでもいい人だけ進んでください。
もくじ
あらすじ
『スパイダーマン:
ノー・ウェイ・ホーム』から5か月が経った日のこと。
ドクター・スティーヴン・
ストレンジはある夢を見ます。
そこには怪物と戦う
ストレンジと1人の少女がいました。
後日、その少女
アメリカ・チャベスを
一つ目怪物のガルガントスから
助けることで物語が始まっていきます。
彼女は複数の宇宙を移動できる
能力の持ち主なのでした。
登場人物・キャスト
■スティーヴン・ストレンジ
ドクター・ストレンジ
演:ベネディクト・カンバーバッチ
吹替:三上哲
どこの宇宙に行っても
ストレンジの根っこの部分が
変わってないのが面白かった。
そしてどこの彼も同じように
大変な思いをしてて
別のルートを辿ったところで
使命は変わらないのを感じてた。
■ワンダ・マキシモフ
スカーレット・ウィッチ
演:エリザベス・オルセン
吹替:行成とあ
登場したての頃から
ずっと脅威とされていた彼女の能力。
それは過去に志願した人体実験で
手に入れたものではなく
もとから持っていたものなんだって
ことにもビックリしてる。
■ウォン
演:ベネディクト・ウォン
吹替:田中美央
ブログにはあんまり登場してないけど
めちゃめちゃ頑張っていた人。
ストレンジにとって最高の相棒だと思う。
2人が出会ったばかりの時
まさかこんなふうになるとは
思ってもみなかった。
■クリスティーン・パーマー
演:レイチェル・マクアダムス
吹替:松下奈緒
帰ってこない彼女との時間を
思うとしょんぼりと。
けど違う宇宙のクリスティーンとの
時間も楽しかった。
同じだけど少し違うクリスティーン。
そしてそこの彼女も
ストレンジをなくしてて
大切な人をなくした者同士が
宇宙を超えて出会うことになります。
■アメリカ・チャベス
演:ソーチー・ゴメス
吹替:鬼頭明里
複数の宇宙を移動できる
能力をもった少女。
彼女の過去も少し明かされていたけど
まだ謎に包まれてる感じが。
キャプテン・アメリカが
浮かぶファッションで
ヒーローなのは間違いなかった。
感想
マルチバース・オブ・マッドネスの前に観たほうがいい作品
これまでのMCU(マーベル・
シネマティック・ユニバース)作品を制覇している人
全部じゃないけど知っている人
まったく知らない人で
感想がガラッと変わる作品です。
どれに当てはまるかな?
一番いいのは全作品を制覇していること。笑
結構忘れている部分があると
面白いけど、置いていかれちゃう。
自分は観ていない作品もあって
それが大きかった。笑
完全にやってしまってた。
この映画の前にあたる
ドラマ『ワンダヴィジョン』を
観てなかったっていう。
ワンダの空白の期間がありました。
観てなくても楽しめるけど
物語が繋がらなかった。笑
だからこそ、これから観る人には
今までのを把握してから行ってほしいです。
面白さが絶対に違うから。
■映画『ドクター・ストレンジ』
ストレンジの始まり
■ドラマ『ワンダヴィジョン』
今作に繋がるワンダの話
■映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』
ワンダの登場
■映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
ストレンジとワンダが登場
■映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
マルチバースが説明されてる
できれば上のは観てほしい。笑
『ワンダヴィジョン』は
9話あるけど、これは必須なんだと思う。
観れてない自分が言うのもあれだけど。
失敗したとしか思えないから。
そして観るともっと楽しめる作品
■映画『X-MEN』
■映画『ファンタスティック・フォー』
■ドラマ『ロキ』
■ドラマ『インヒューマンズ』
■アニメ『ホワット・イフ…?』
こんなにあるんかーいって。わかる。。。
この5作品もキャラクターが
登場したり、ダークホールドや
マルチバースの説明がされています。
自分は後悔の多い鑑賞に
なってしまったので
これから観る予定の人には参考までに!
もう映画観ちゃったよ!って人でも
観ると、あの時のは
ここからきてるのかって思えることが多いはず。
マルチバースとは
MCU作品に度々登場するマルチバース。
これは映画の中だけにある
言葉ではありません。
「多元宇宙論」とも呼ばれる
マルチバースは、今自分たちがいる
宇宙だけでなく、複数の宇宙が存在すると。
その仮説を基にした考えをいうのだそう。
よく聞くパラレルワールドが
映画の中の、それにあたります。
そして他の宇宙には
自分と同じ人物が存在すると。
本質的な部分は似てても
その人の身に起きている出来事は違かったり。
どの宇宙でも、まったく同じ
人生を歩んでいる人はいませんでした。
今作ではいくつもの宇宙を渡った
アメリカ・チャベスもいれば
スティーヴン・ストレンジも
4人登場することになります。
ワンダ・マキシモフは2人。
それが当たり前のように
映像になって
ファンにも受け入れられているMCU作品。
説明が最低限に抑えられていても
ファンには伝わってて。
その関係がすごいと思った。
ストレンジはピーター・パーカーを覚えているのか
ストーリーの内容を書く前に
触れておきたいのが
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』で
ストレンジが、世界中の人の記憶を消したこと。
これはスパイダーマンである
ピーター・パーカーからの頼みでした。
彼の正体が世界中に
バレてしまったのです。
そこでストレンジが
記憶を消す魔術を使うことに。
実際ストレンジの中に
スパイダーマンの記憶は残っていました。
一緒に戦ったことも覚えています。
けどそこから彼が
ピーターだっていう記憶のみが
抜け落ちているようで。
チーンと。
スパイダーマンと一緒に戦ったけど
正体は分からない。
ピーターだよー!って言いたくなる。笑
今作の5か月前に起きたことだからか
最初の方で描かれてて。
疑問に思ってたことがスッキリしてから
映画を楽しめた感じがしてる。
けど安心したのと同時に
今1人で寂しくしているであろう
ピーターに偶然でいいから
接触してほしいと思う東でした。
ヴィランになったワンダ
これは彼女とストレンジの物語が
一緒に描かれている作品です。
『ドクター・ストレンジ』2であり
『ワンダヴィジョン』の続編になっています。
そしてストレンジにとっては
前向きな展開が
ワンダにとっては
ただただ悲しい展開が待っていました。
ワンダファンは、彼女の続編がなかったら
あんまりだってなると思う。
ヴィランは悪役の意味です。
予告動画を見ないで行ったから
てっきり彼女とストレンジが
力を合わせて戦うのかと思いきや
彼女が最強の悪役になって
ストレンジと敵対する物語が待ってた。
かつてはアベンジャーズの
一員として悪とも戦っていたワンダ。
けどその過去はあまりに悲惨なもので。
両親はアイアンマンである
トニー・スタークの持つ会社の武器で殺され
双子の兄と彼女は
その後、人体実験に志願。
そして兄を失い
アベンジャーズに入るも
今度は恋人を自分の手で殺さなければならないっていう。
やっとのことで覚悟を決めて
恋人を手にかけるも
敵に時間を戻され、再度敵の手で殺される
2度の死を、恋人のヴィジョンは迎えていました。
ただただ普通の暮らしを求めいた
彼女にはあまりに残酷な現実。
大義のために生きようとする
ストレンジとは逆の道を願う女性なのです。
やがて彼女の中のワンダは
心の奥底に閉じ込められ
スカーレット・ウィッチとして登場します。
この映画にワンダが登場した時
彼女は既にスカーレット・ウィッチに。
その経緯が描かれているのが
『ワンダヴィジョン』なのです。
自分はその部分が
すっぽ抜けていました。
その中に、今作でも重要になる
禁断の魔術書
「ダークホールド」を持っていた
魔女が登場します。
それは邪神クートンの遺した魔導書。
暗黒の知識が、記されたものです。
書かれた黒魔術などを使うことは
できるけど、その代償が必要に。
人間が使えば
魂がクートンの奴隷になってしまうのです。
ストレンジのように
その力に抵抗できる人もいるけど、本当にまれ。
こうしてワンダは
悪の道へと進んでしまうことになります。
書物の能力は
人に憑依したり
並行して存在する宇宙へ移動できたり
思い描くことを実現させることも可能です。
禁断の能力を得た彼女は
こうして別の宇宙を、行き来できるように。
そして彼女は
孤独に生きていたものの
他の宇宙の彼女は
幸せに暮らしているのを知ることになります。
そこで関わってくるのが
別の宇宙であるアース838のワンダ。
そこには2人の息子
トミーとビリーがいました。
父が登場しなかったのが
不思議だったけど
彼女の求める幸せが
アース838にはありました。
この宇宙がもう1つの舞台になります。
彼女はアース838の体も
乗っ取る能力を手にしていました。
マルチバースを
行き来するのも可能です。
そしてアース616(もとの宇宙)で
ワンダの襲撃にあった
ストレンジとチャベスの
逃げた先が、このアース838でした。
こうして、この宇宙が物語に巻き込まれていきます。
またチャベスにはダークホールドを
使わずともマルチバースを移動できる能力が。
ワンダはこの能力を狙っていました。
ストレンジが死んでいる宇宙、アース838
ワンダがチャベスの能力を
狙っていると知り
ストレンジは世界中の魔術師を
カマータージ(魔術師の修行場)へ
招集します。
大勢の魔術師相手に
1人で乗り込んできて
勝ってしまうワンダは強すぎてた。。。笑
ストレンジも、仲間のウォンも敗北。
ワンダの手にチャベスが渡った時
彼女の力が発動し
ストレンジと彼女は
マルチバースを移動することになります。
移動したアース838の
ストレンジは英雄として既に死亡。
けど実際は、処刑されていたと。
彼を処刑し、この宇宙の平和を
守っていたのはアベンジャーズではなく
イルミナティという秘密結社なのでした。
イルミナティのメンバーには
『インヒューマンズ』の王であるブラックボルト。
『ファンタスティック・フォー』のリーダーであるリード・リチャーズ。
『キャプテン・アメリカ』に登場するペギー・カーターが、この宇宙ではヒーローに。
『キャプテン・マーベル』アベンジャーズでも活躍した最強のヒーロー、キャプテン・マーベル。
『X-MEN』の創設者でありリーダーのプロフェッサーX。
『ドクター・ストレンジ』でストレンジと戦ったバロン・モルド。
モルドはワンダにやられることが
なかったので、イルミナティ唯一の生き残りになります。
彼らがこの宇宙の平和を維持していました。
そこでストレンジは
協議にかけられるも
理解を示してくれたのは
プロフェッサーXだけ。
モルド以外の全員を相手に戦った
ワンダの強すぎ説が更新されていく。笑
彼女の執念。
もう途中からワンダが
ゾンビみたいにも見えてた。
どこまでも追いかけてくるワンダ。
逃げるストレンジとチャベス。
そしてアース838のクリスティーン・パーマーがいました。
クリスティーンはストレンジの元恋人です。
けどアース616では
他の相手と結婚式を迎えたばかり。
彼女は救急救命医だったけど
アース838ではイルミナティの
技術者になり、魔術の知識も持っていました。
けどクリスティーンと
ゆっくり話しができるはずもなく
3人で建物の地下を走って
また別の宇宙に。
そこで追いついたワンダに
チャベスと引き離されてしまう
展開が待っています。
悪に堕ちたシニスター・ストレンジ
その後、ストレンジと
クリスティーンが辿り着いた宇宙では
そこに存在する
シニスター・ストレンジに会うことになります。
同じストレンジでも
見た目もだいぶ変わってしまった彼は
禁断の魔術書「ダークホールド」を
使い、悪に染まったストレンジでした。
そして彼のいるこの世界は
2つの宇宙がぶつかって
どちらか、または両方が滅びる
「インカージョン」が起きた後の宇宙だったのです。
重い空気が漂ってて、空には渦が。
世界もボロボロでなんとか
形を保っているようだった。
更にシニスター・ストレンジの
額には第3の目が。
彼は3つめの目を開眼させていたのでした。
クリスティーンとの
幸せを取り戻す為なら
宇宙を崩壊させても構わないと。
そこで彼はストレンジが連れてきた
アース838のクリスティーンを
奪おうとしてくることになります。
4人のストレンジの共通点
この作品の中には
4人のストレンジが登場します。
まずはアース616のストレンジ。
主人公です。
そして次にチャベスを裏切ろうとして
死んでいったストレンジ。
彼の死体はアース616に
主人公が埋葬しました。ささっと。笑
彼のしていたことは
主人公のストレンジも夢で見てて。
どうやら他の宇宙の自分と
夢の中で繋がることができるみたい。
更にアース838のストレンジ。
彼は表向きはヒーローとして
名誉の死を遂げていたけど
実際はイルミナティに処刑された人物です。
理由はインカージョンを起こし
複数の宇宙を消滅させてしまったからでした。
複数の宇宙の境界線が
あいまいになり、とんでもない
大罪を犯してしまったと。
彼は罪を償うために
自ら処刑を願い出たのだそう。
本当にそうなのかは分からない。
けど他の宇宙でも、ストレンジは
大変なことを起こしていたようでした。
アース838で616のストレンジが
イルミナティに拘束され
協議にかけられたのも
無理のないことだった。
けどここでストレンジに
意識が向きすぎていたせいで
ワンダの襲撃を、万全の体制で
防げなかったっていうのも。
どちらにしても
ストレンジがこのアース838に
きてしまったことが
イルミナティの重要人物を失う
きっかけになってしまいます。
生き残ったバロン・モルドが
今後また出てくるのか、気になるところ。
その時はまた戦うことになる予感しかしないでいる。
そして最後がシニスター・ストレンジです。
禁断の魔術書「ダークホールド」を
使って、クリスティーンと
幸せになる宇宙を探し求めていた人でした。
けど失敗に終わり
インカージョンを起こし、宇宙は崩壊寸前。
そこに求めていたクリスティーンを
連れてストレンジがやってきたと。
彼にとってもう2度とないであろう
チャンスがやってきたのです。
そこで2人は戦いに。
音楽を使うバトルは
色んな音が鳴り響いてて面白かった。
4人のストレンジに
共通しているのが
彼はいつも独断で決めて物事を進めてしまうところ。
人に頼るのも苦手なようでした。
1人でできると思って進めたものの、失敗に終わる。
これがどの宇宙でも起きていたことで。
それが原因で自分が死んだり
宇宙が滅びたりと
取り返しのつかないことに。
これはアベンジャーズの
一員として戦っている時にもあったことでした。
いつも1人で決めてしまうストレンジ。
そんな彼だけど
3人の自分を知った為か
別のクリスティーンに会ったからか
変化が起きていました。
アース838のクリスティーンに
自分の命を守ってほしいと
頼ることができたのです。
今までの彼じゃ、あり得ないことでした。
しかもその時に
彼女が彼を守るために使った武器が
『ドクター・ストレンジ』にも出ていた
アイテムっていう。
その時彼は、武器の使い方が分からず
周りにそのことを、突っ込まれたりしてました。
回り回って帰ってくるこの感じ。
チャベスに出会い、宇宙を渡ったこと
そしてアース838のクリスティーンに
出会えたことは、彼にとっての
転機に感じています。
ストレンジがダークホールドを使って犯した禁忌
結果は、不意をついた
ストレンジの勝利。
シニスター・ストレンジは
クリスティーンの目の前で
息を引き取ることになります。
その後、ストレンジは
すぐさまチャベス救出のため
ダークホールドの魔術を使うことになります。
彼がワンダを倒すために
使ったのが、一番最初に登場した
ストレンジの死体っていう。
その手があったかあああって
もうゾンビ映画になってた。
最後の舞台は
ダークホールドの原本である
ワンダゴア山です。
山が魔術書の原本って
どゆこと?ってなってたけど
その山が書物の全てなのだそう。
ワンダゴア山があるのは
元の宇宙、アース616でした。
この時、ストレンジが
いたのは別の宇宙であり
チャベスはワンダゴア山に
連れて行かれてしまったので
彼1人では、宇宙を移動することができません。
けどアース616には
一番最初に埋葬した
自分の死体が眠っていました。
ストレンジは、この死体に
乗り移ってワンダゴア山に
行こうとするっていう、驚きのアイデアだった。
けど死者に乗り移るのは禁忌とされ
たくさんの悪霊に取り憑かれてしまいます。
それでも怯まずに
彼らの力を逆に利用しようとしたストレンジ。
危険すぎるけど、さすがだった。
けどその分の代償も。
そして結局、悪霊の力も
彼女には敵わず、ゾンビになった
ストレンジも負けを認めざるを得ませんでした。
最強の魔女を相手に
ストレンジは敗北してしまったのです。
そこで彼は、未知の能力をもつ
チャベスに未来を託すことに。
これも彼の変化に感じてます。
そこからはチャベスとワンダの戦いが。
そしてチャベスによって
ワンダの前に現れた人が意外で
そこからの展開に、やられていた東でした。
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