『ダンダダン』1巻 人間と幽霊、宇宙人が同じ世界に存在していたら【あらすじ感想】
こんにちはの東です。
今回は『ダンダダン』の1巻について書いていきます。
作者は龍 幸伸（たつ ゆきのぶ）さん。
2021年から「少年ジャンプ+」にて連載中です。
人間、幽霊、宇宙人の3つが混在する地球。
幽霊を信じる主人公と
宇宙人を信じるもう1人の主人公。
そして彼らと一緒に登場する
人間と幽霊のババアの存在が強しでした。
物語が始まりつつ
キャラクターのクセの強さに
引っ張られていった1巻です。
ネタバレがあるので
それでも良い人だけ進んで下さい。
あらすじ
幽霊の存在を信じているが
宇宙人は信じていない
女子高生の綾瀬 桃（あやせ もも）。
一方、宇宙人の存在は信じているが
幽霊を信じていない
同級生の高倉 健（たかくら けん）。
2人の意地がぶつかり
幽霊、宇宙人とそれぞれがいることを
信じさせるためのバトルが勃発します。
その勝負の後には
常識を超えた怪異の世界が待っていたのでした。
登場人物
■綾瀬 桃（あやせ もも）
霊媒師のお婆ちゃんに育てられ
幽霊を信じている女子高生。
戦う女性主人公は強い。
お婆ちゃんも強い。
そして彼女の信じる幽霊のターボババアも。
高校生から死んだ後まで
女性たちがパワフルでした。
■高倉 健（たかくら けん）
宇宙人を信じる
怪奇現象オタクであり
あだ名はオカルン。
桃がいるから強くなろうと
めげずに奮闘するオカルン。
彼女がいることで輝く
もう1人の男性主人公という。
彼の存在が、自分にとっては
珍しく感じていました。
感想
出会ってしまった高倉健
男女で一緒に主人公になって
ストーリーが進んでいく新鮮さ。
幽霊や宇宙など
オカルトとバトルが合わさった作品です。
1話からいきなり下着姿で戦う
主人公の綾瀬 桃（あやせ もも）。
初めて1話を読んだ時
まず思ったのが「えっちぃな」でした。
俳優、高倉 健（たかくら けん）の
大ファンであり、彼のような人と
付き合うことを夢見ていた女子高生。
そんな彼女の前に現れたのが
もう1人の主人公である高倉 健です。
ただし、俳優ではなく
彼女と同じ学校に通う
いじめられっ子のオカルトオタクな男子校生。
桃の求める高倉 健とは違う高倉 健という。
不思議なもので引かれ合う
2人の主人公によって
描かれている少年漫画です。
霊媒師をお婆ちゃんに持つ
お婆ちゃん子の桃は
幽霊の存在を信じていました。
けど宇宙人は信じておらず。
対する健は宇宙人は信じていたけど
「いや幽霊なんているわけないでしょ」と。
オカルトオタクに笑われ
スイッチが入ってしまった桃。
なら幽霊と宇宙人
どっちが実在するか勝負しようぜと
普通の人からすれば
どっちもエエエなバトルが勃発します。
そうして夜中に桃が訪れたある病院。
いかにも〜な廃墟のそこは
UFOの聖地と言われている所でした。
お互い携帯で会話しつつ
一方の健はそう、有名な心霊スポットのトンネルへ。
2人同時に違う場所で
宇宙人と幽霊がいるかの、真剣勝負に。
桃も健も自分の信じるものを
本気で信じていた人同士でした。
そして、その思いが強すぎていたのか
トンネルにいる健の前には
見た目も言っていることもヤバいババアが。
登場一発目
「オッパイ吸わせてやるからよお
イチモツしゃぶらせろ」のターボババア。
そして病院にいた桃の前には
いきなり制服全部剥ぎ取ってくる
セルポ星人が出現します。
どの種族も性。
そして宇宙人を信じていた健は幽霊によって
幽霊を信じていた桃は宇宙人によって
お互いに異変が。
健は、それを呪いと言い
桃はまさかの覚醒。
存在を全否定していたものによって
それぞれが突然変異してしまうという。
お互いに幽霊や宇宙人の存在を
認めざるを得ない状況になり
勝負は引き分け。
ただのマニアでいればよかったものを
普通のお婆ちゃん子でいればよかったものを。
2人は未知の領域に
踏み込んでしまいます。
普通の人からすれば常識の外に。
けど1人じゃないことが
知らずお互いの支えや
原動力になっているように見えました。
人間、宇宙人、幽霊
なんちゅー世界だって。
三者入り乱れな話が始まっていきます。
3つの世界がぶつかり合った先に
どんな変化が起こるのか。
ワクワクが広がる1話でした。
ババアが強い
幽霊界のババアと人間界のババア。
そのうち宇宙人のババアも、なんて。
桃のお婆ちゃんは
本当にお婆ちゃんなのかと思うような美魔女です。
いや、自分のこと
ワシって言うくらいで
お婆ちゃん要素皆無で。
また本人はエセ霊媒師だと
言ったりするものの、その力は本物でした。
神社である桃の家。
その入口に貼られた1枚の札。
その薄い紙にも
どれだけの効力があるのかっていう。
ターボババアに呪われている健も例外ではなく。
お札の結界に一歩踏み込めば
全身を燃やされ
その身をもって思い知るのでした。
綾瀬家のもつ力や
桃の覚醒したての能力
そしてお婆ちゃんの登場へと
話が続いていきます。
綾瀬家の強すぎる女性2人に押される健。
トイレまで見られて
メンタルブレイクしてそうだった。
彼がターボババアの呪いを
受けてからも、人の姿を
保っていられるのは、桃の力によるもの。
彼女が目を離すと途端に
健の姿は人外へと変身してしまいます。
桃には、誰に教わったわけでもなく
呪いを抑えられるだけの力が
既に備わっていたのでした。
セルポ星人によって
能力が目醒めた瞬間は無敵状態だった桃。
常に健の呪いが
暴走しないようにするには
桃の能力を鍛えるしかなく。
2人はそれぞれに課題をもち
お婆ちゃんの元で
修行に励もうとしていました。
桃と健の間に
お婆ちゃんが加わってからの楽しさ。
あのお婆ちゃんにして、この孫ありです。
2人ともオラつきすぎてた。笑
けど幽霊とやり合うには
このくらい強くならないともたなそう。
男不在、お婆ちゃん1人なら特にです。
既に両親がいない桃。
お婆ちゃんが、どうやってここまできたのか。
その道のりも気になる人物でした。
そんな3人のワイワイが、長く続くことはなく。
ターボババアは
こちらが修行を積むのを
待ってくれるような優しさなどもってはいません。
彼女は健のイチモツを奪ってから
彼の体を介して、周りにも呪いを振りまき始めていました。
その影響はお婆ちゃんにまで。
お婆ちゃんを呪い殺すことは簡単だと
桃を脅し、あのトンネルに来るよう要求が。
桃が強くなる前に
決着をつけてやろうという魂胆でした。
またその勝負も
正々堂々が通用しない
ターボババアのルールが適用されます。
幽霊界じゃ当たり前なんだろう
あの手この手を打破するには
より強い力が必要なのでした。
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