映画『BLUE FIGHT 〜蒼き若者たちのブレイキングダウン〜』あらすじ感想
”1分間で最強を決める”
総合格闘家の朝倉未来が発起人の一人となっている格闘技イベント「ブレイキングダウン」。
本作はそのブレイキングダウンが題材となっており
主人公たちが大会出場への夢を追いかけながら死闘を繰り広げていく青春譚です。
監督:三池崇史
脚本:樹林伸
エグゼクティブプロデューサー:朝倉未来・溝口勇児
あらすじ
少年院で出会ったイクト(矢倉往年/演:木下暖日)とリョーマ(赤井竜馬/演:吉澤要人)。
イクトは無実の罪により少年院に収容されていました。
彼は施設を訪れた朝倉未来のスピーチに心打たれ、ブレイキングダウンへの出場を決意。
そんなイクトにリョーマも感化され、共にトレーニングに励むようになります。
その後少年院から出た二人は、新しい一歩を踏み出すものの
彼らの行手を阻むようにして、多くの不良たちが立ちはだかるのでした。
感想
何が入口になって『BLUE FIGHT 〜蒼き若者たちのブレイキングダウン〜』を観たかで
感想が分かれるんじゃと思った作品です。
自分は本作に登場するラスボスから映画を知ったので
普段はなかなか感じることのない気持ちになって圧倒されてました。
たくさんの登場人物にスペシャルゲスト、生まれるストーリーの多さと盛りだくさんな分
一人ひとりのドラマをもっと見ていたかったという欲も、後になって感じています。
強さこそが正義の容赦ない男たちの世界。
目指すリングに至るまでの闘いが描かれています。
異なるタイプの2人の主人公
濡れ衣で少年院に入れられた青年、イクト。
だからと言って逮捕される前は温厚だったというわけではなく
喧嘩の絶えないイクトは施設内でも教官から目をつけられていました。
彼は自分を曲げず偽らない人です。
そこが良さでもあり、その土台があったからイクトの強さが発揮されていたのですが
それをへし折ろうとする人がいるのが、この世界でした。
対するリョーマは、自分の犯した罪で少年院に送致された人物です。
収容を機に、心改めようとしていました。
そしてイクトと親友になっていくものの、どうしてイクトに声をかけたのかと始めは後悔。
彼と強い絆で結びついていきながらも、リョーマは誰にも言えない秘密があったのでした。
それぞれが何かを抱えながらも、お互いに見せていない部分の描かれ方の違い。
性格の違いからくる親友2人のはまり具合が好きでした。
オーディションも含めて一つに感じる作品
『BLUE FIGHT 〜蒼き若者たちのブレイキングダウン〜』は自分の中で、また新しい感動を覚えた作品です。
自分は映画だけを観てどう思うかが知りたくて
映画の後に2,000人規模の新人オーディションを観ました。
オーディション動画すべてが100万再生を超えるという
たくさんの人が主要キャストの決まる様子に注目していたこのプロジェクト。
オーディションに懸ける思いや、参加者に求めるもの
そこでのお話を通して知る登場人物の姿に、生まれたドラマなど。
その全部を含めての一作に感じています。
そういう作品に触れる機会は珍しくて、しかも主演のお二人が映画初出演。
彼らのそばには見守るようにしてイクトの母・矢倉晴香役の篠田麻里子さんと
リョーマの母・赤井薫子役の土屋アンナさんの姿がありました。
そしてイクトたちがトレーニングをするキックボクシングジムのトレーナー・緋野貴之の役を寺島進さんが演じ
彼らの挑戦の物語をサポート。
そのまた周囲にはイクト、リョーマ以外の役に選ばれたオーディション参加者の姿に
『クローズZERO』のメンバーや、御堂静(演:GACKT)率いる半グレ集団・TOKYOクリシュナの登場。
さらにはカメオ出演によるいくつものサプライズに、へ!?っと驚かせられながらも
そこに玉木由希奈(演:加藤小夏)のほんのり貴重な恋模様と。
たくさんのものが盛り盛りに凝縮されていました。
・・・
そしてブレイキングダウンに掲げられている大きなテーマ。
過去に失敗したり、どんな状況にあってもそこからまた挑戦できる。
戦う姿を通して観る人に夢や希望、勇気がもてるよう込められたメッセージを
ブレイキングダウンに触れたことのない人たちにまで届くようにと作られている本作ですが
朝倉未来さんが実際に行ったスピーチから着想を得て作られたとのことです。
自分はブレイキングダウンがテーマになっている作品と知って
映画の中でブレイキングダウンの試合が見れるんじゃと勝手に思っていたところがありました。
けど映画の後に色々な動画を観て、ブレイキングダウンの戦いは演技で再現できるものではないと。
そのリングに上がるまでのストーリーであって、その先を期待するのは違うことにやっと気付きました。
・・・
イクトたちのような青年ががむしゃらになって夢を叶えるために挑戦していくという
不良たちの青春バトル作品に、まだそこまで触れられていなかったことは
『BLUE FIGHT 〜蒼き若者たちのブレイキングダウン〜』で
いろんな刺激を受けられることに繋がったと思うと、ある意味ラッキーだったのかもしれません。
オーディションからストーリー、そして実写でスクリーンに映し出される青年たちの闘争。
リスクも無視して全力で向かっていく姿に見入っていました。
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