『ジョジョの奇妙な冒険』第2部 戦闘潮流 前編【漫画アニメ・あらすじ感想】
今回は『ジョジョの奇妙な冒険第2部 戦闘潮流』についてです。
作者は荒木飛呂彦(あらき ひろひこ)さん。
1986年に連載が開始。
シリーズ100巻を超える
長編作品のうち
5〜12巻にあたるのが、この第2部。
その前半の内容になります。
第1部の主人公
ジョナサン・ジョースターの
孫が主人公に。
ジョースター家の戦いは続きます。
第1部の内容はこちらに↓↓
『ジョジョの奇妙な冒険』第1部ファントムブラッド【漫画アニメ・あらすじ感想】
ネタバレがあるので
それでもいい人だけ進んでください。
もくじ
あらすじ
ジョジョ ポータルサイトより出典
1938年のニューヨーク。
2部の主人公はジョナサンの孫、ジョセフです。
彼は石仮面や波紋のことを
知らずに生きてきました。
それでも先天的に
使える能力があったのです。
メキシコ遺跡で「柱の男」が
発見されたことにより
ジョセフが、仮面を
取り巻く運命に
巻き込まれていく
様子が描かれています。
登場人物・声優
■ジョセフ・ジョースター
声:杉田智和
ジョナサンの孫。
言動や行動は紳士から
かけ離れているものの、根は親切な人。
身長195cmっていう
ビックリな数字。
■ロバート・E・O・スピードワゴン
声:上田燿司
彼は石油王になっていました。
エリナとジョジョのために
とてもよくしてくれる優しい人です。
■エリナ・ジョースター
声:川澄綾子
エリナは
ジョジョのおばあちゃんに。
両親がいないジョジョを
代わりに育ててきた女性です。
1部から見ていると
不思議な感じがします。
■ルドル・フォン・シュトロハイム
声:伊丸岡篤
やらかしてる印象。笑
最初、余裕なのが
徐々に慌てていく様子。
けど自分的には、憎めない人でした。
■シーザー・アントニオ・ツェペリ
声:佐藤拓也
ウィル・アントニオ・ツェペリの孫。
出会った時と、その後で
だいぶ印象が変わった人。
女たらしかと思ってたら
ツェペリの一族に
誇りを持っている熱い人でした。
ツェペリイイイイイ。。。
■リサリサ
声:田中敦子
シーザーの師匠。
彼と一緒に、ジョセフにも
破門法の特訓をしてくれることになります。
まとめ感想
1巻
石仮面ふたたび
ジョナサン・ジョースターの
死から49年が経過。
ツェペリの師、トンペティは
亡くなり、ストレイツォという人物が後継者になっていました。
スピードワゴンは
石油王として成功。
これから、この2人が向かうのは
メキシコの遺跡です。
スピードワゴンが設立した
遺跡発掘隊が、あるものを発見しました。
遺跡の奥深く。
そこには、大広間があり
中央の巨大な柱には
たくさんの石仮面と
眠っている男が
埋められていたのです。
スピードワゴンが
ストレイツォを呼んだ理由は1つ。
この柱に埋まっている男を
波紋法で破壊してもらいたかったのです。
けどストレイツォは
急に、ジョナサンと妻の
エリナ・ジョースターの孫
ジョセフ・ジョースターの
話を持ち出し、その場は
不穏な空気へと一変します。
ジョセフは生まれつき
波紋法が、使えたのです。
ストレイツォは、その後
スピードワゴン以外の人
全員を殺してしまいます。
そして、スピードワゴンの頭部にも
蹴りを入れ、彼の頭がバクっと。。。
石仮面の力に対抗する
波紋法を体得していながら
彼は、石仮面の力を
欲していたのでした。
ストレイツォは
そばに落ちていた
スピードワゴンの手記を、拾い上げます。
そこには、この男のことが。
「柱の男」は人間が
一夜眠るところを
2千の夜眠ると。
人が50の春を見るところ
「柱の男」は若者のまま
数え切れないほどの春を過ごす。
そして、男は日光を
浴びれないため、たくさんの
石仮面を作ったのだそう。
太陽の元に、出られるように
なれば世界は、この男のものだと
記されていました。
体力の衰えを感じていた
ストレイツォは、若返りたいと
切望していたのです。
そしてスピードワゴンの
血がついた石仮面を
自分の顔に被せるのでした。。。
ニューヨークのジョジョ
場面は変わり、1938年のイギリス。
そこでは、195cmもある男が
コーラを買おうとしていました。
彼の名前は
ジョセフ・ジョースター。
彼は、小柄な少年に
財布を盗まれたところでした。
少年は、逃走するも
すぐに警察に捕まります。
そして黒人だからと
不当な暴力を受けていた時
ジョセフが駆けつけ
自分の友人だからと
その子を庇いにでるのでした。
ジョナサンとエリナの
出会いの場面を思い出します。
血筋を感じてた。
けどここからの展開は
ジョナサンとは違ってて。笑
ジョセフは、警官の顔面を殴り
鼻の穴に、指をイン。
見事に、穴は貫通し
もう1人の警官には
コーラの栓を、エネルギーで
飛ばして、指を骨折。
助けてもらった子は
めちゃめちゃビビってた。
現場から離れ、落ち着いた頃
その子は、ジョセフに話を
聞いてみることにします。
ジョセフは、子供の頃から
不思議な力が使えること。
そして戦死した父や、病死した
母親には、できなかったのだとか。
そんなジョセフは
エリナとロンドンから
越してきたばかりでした。
ここまで聞いて
助けてもらった子は
スモーキーだと
名前を教えてくれます。
そしてジョセフも、自分を
ジョジョと呼んでくれと。
ジョジョを受け継ぐ者が
ここに存在していたのでした。
後に、スモーキーが知った話では
エリナのお腹にいた男の子と
彼女が、船で助けた女の子が
ジョジョの両親であること。
そして、エリナとジョジョが
スピードワゴンと一緒に
テキサスで石油を掘り当て
彼を一代で
石油王にしたのだとか。
スピードワゴンは義理堅く
2人に、よくしてくれていました。
2人がニューヨークに
来たのも、彼の招待です。
けどそのスピードワゴンは
いっこうに姿を現しません。
ジョジョは、言うことが
紳士とは、かけ離れてるけど
やっぱりジョナサンとの
血の繋がりを感じるものが。
そしてエリナもジョジョも
とても親切な人でした。
その後、スモーキーを連れて
エリナとジョジョの3人でレストランに。
けどスモーキーがいたことで
他の客から、ケンカをふっかけられてしまいます。
それでもジョジョは余裕で
ケンカに勝利。
他の客から、拍手が沸くほどでした。
それを見ていた1人の男性が
子分の詫びにと、スピードワゴンが
殺されたことを教えてくれたのでした。
ストレイツォVSジョジョ
石仮面の力で、急激に
若返ったストレイツォ。
彼は早速、ジョジョを殺しに
ニューヨークまでやってきます。
そして出会うなり
早速のバトル開始です。
待っていたとばかりに
円盤弾倉が付いている銃をぶっ放すジョジョ。
エリナから聞いた
石仮面の情報を頼りに
ストレイツォを殺す策を、探していました。
ここは大都会のニューヨーク。
チベットにこもっていた
ストレイツォより
ジョジョの方が
武器になり得る道具が
周りに多くありました。
ジョナサンを殺した
ディオの必殺技と同じように
ストレイツォも、目から光線をだし
ジョジョの喉や頭部を
狙ってきます。
けどジョジョは鏡を
うまく利用し
姿を欺くことに成功。
それでも、波紋法を
熟知している彼に、ジョジョの
波紋攻撃は通用せず。
結局、波紋ではなく
たくさんの手榴弾で
大ダメージを与えることになります。
それでも、体を繋げて
回復した彼を
ジョジョは橋まで追って来させます。
全裸のストレイツォが
ニューヨークの都市を
駆け回るっていう。笑
そして橋のところで
再び目から、高圧力で体液を発射。
けど同じ技は通用しないと
波紋のグラスを用意し
ジョジョは弾き返します。
自分の技を頭に受けた
ストレイツォに、戦う力は
残っていませんでした。
ジョジョは、ストレイツォに尋ねます。
どうしてスピードワゴンたちを
河に捨てたのかと。
彼らが河で発見されたことで
ジョジョの耳まで
その噂が流れてきたのです。
ストレイツォの話しでは
「柱の男」が死体の血を
吸い始めたのだそう。
「柱の男」が目覚めるまで
そう遠くない予感がして
怖くなったのだと。
そして彼は、目覚めた男を
見てみたかったと言いながら
波紋エネルギーを
体内で生み出し自爆。
死なせてしまったことを
悔しがるも、時間が無いと
すぐさまメキシコへ
飛び立つことになります。
スピードワゴン、ナチスの基地にて
死んだものと思われていた
スピードワゴンは
ナチスに救助されていました。
彼らはストレイツォの行動を
把握しており、既に柱ごと遺跡から
男を運び出していたのです。
彼は50cmも厚みのある
鋼鉄板で囲われた部屋の中
眠り続けていました。
ナチスの秘密基地で
指揮を取っていたのは
ルドル・フォン・シュトロハイム。
彼は、スピードワゴンに全てを
自白させようとしていました。
口を割らない
スピードワゴンを前に
捕虜の生き血を吸わせる
実験がスタートします。
5人分の血が「柱の男」に
注がれていました。
そして目覚めた男に
シュトロハイムは
サンタナと名付けます。
立つことができずに
すっ転んでいるサンタナを
見て余裕の大爆笑。
早速、第2の実験に移り
石仮面で凶暴化させた
捕虜を戦わせてみることに。
するとサンタナは
戦う素振りを見せず
捕虜と一体化し、その力を
取り入れてしまうという。
そして鉄板の檻には
聞こえないはずの、こちらの声まで
聞き取れるほどの能力を
得ていたのです。
シュトロハイムの実験が
彼に力を、与えすぎてしまうのでした。
2巻
1人目の「柱の男」
サンタナは、一瞬で
体を変形し空気供給管へ入っていきます。
そしてシュトロハイムたちがいる部屋まで到達。
慌てふためく兵士の体を
乗っ取り、心のままに
人を殺していくサンタナ。
そんな彼の前に、突如
姿を現したのが、ジョジョでした。
彼は、ここに来る途中で
ナチスの1人から
スピードワゴンが生きているのを
聞き出し、速攻で駆けつけたのです。
その後も、サンタナは
言葉や攻撃の仕方を覚え
吸収していきます。
その中で、ジョジョだけが
他の人と違うことに気づいたよう。
サンタナに、波紋法は効かず
また周りの人が発する
言葉から、波紋法に呼吸と
血液が関係していることにも
サンタナは気づきます。
ジョジョを気絶させることで
波紋エネルギーを生む
呼吸を止めさせ
彼の体ごと取り込もうとしてきます。
けどジョジョは、頭のいい人でした。
どこを攻撃しても
まったく効かない。
ならば取り込む時は
どうだろうと、考えたのです。
そして直接、彼の体内に
波紋を流してみればビンゴ。
体はバラバラに飛び散り
回復まで時間がかかりそうな
状態にもっていけたのです。
胸から下が無いサンタナの
手を拘束し、日の光に
当てようとしていました。
基地から外へ運び出そうとするも
ここまでの戦いで
ジョジョは体力を消耗。
修行をしていない彼にとって
かなりハードな実戦でした。
重いサンタナを、地上へと
引きずっていけば
呼吸は乱れ、波紋の呼吸も
できなくなってしまいます。
それを見ていた
シュトロハイムは覚悟を決め
地上への扉を開けようと
2人の前を越えて行きます。
けどサンタナは、それを許さず
彼の足を、とり込もうと
まとわりつき、動きを拘束。
それでも揺るがない
シュトロハイムは
自分の脚を切断しろと、ジョジョに頼みます。
そしてジョジョが
彼に敬意を表して
切ったと同時に、扉は開き日の光が。
考える力を得たサンタナは
体にヒビが入り、すぐさま
シュトロハイムの切断部分から
彼の体に潜り込んでしまうのでした。
絶望的になりながらも
シュトロハイムは、自分ごと
サンタナを爆破する覚悟を決めます。
けどその前に、ジョジョに
彼の知ることを聞かせてくれたのです。
それはサンタナの他にも
「柱の男」がいること。
2千年の周期で、目覚める彼らは
恐ろしい能力をもち
太陽以外の弱点を見つけるのが
軍の目的なのでした。
そしてジョジョには、修行が必要だと
ローマに行くように
シュトロハイムは提案をしてくれます。
そこにはスピードワゴンもよく知る
人物がいました。
そして彼は、恐怖に耐えながらも
誇りを持って、自らを爆破。
シュトロハイムの体は無くなってしまいます。
けどそれも虚しく。
サンタナは爆破を受けても
生きていたのでした。
そしてジョジョを巻き込んで
井戸の中に入ろうとします。
けどそれも
ジョジョの作戦のうち。
昼間の今は、井戸水に
太陽が反射し
光による挟み撃ちの
状態だったのです。
光の挟み撃ちにあった
サンタナは石化し
ジョジョは一命を
取り留めるのでした。
石になったサンタナ。
それでも彼は生きていました。
光をあて続けなければ
また復活するのだそう。
散り散りになって石になった体の
破片もすべてが、生きていて
生物を吸収しようとしていたのです。
強すぎてる。
サンタナを発見した
メキシコの壁画によれば
彼以外に、あと3人
特殊な能力を持つ者がいると。
スピードワゴンと
ジョジョは、すぐにローマへと
出発するのでした。
3人の「柱の男」
その頃、ローマの地下では
ナチス軍が3人の
「柱の男」に紫外線を
浴びせていたところでした。
彼らの役目は、この男たちを
ドイツへ運び、シェルターに捕獲すること。
ですが、最初に目覚めた男
ワムウに、人口の光は
効かず、その場にいた兵は
簡単に全滅させられてしまうことに。
そして彼は、他の2人を起こし
サンタナが貧弱な光に
やられたことを報告。
2千年前に全滅させたはずの
波紋の一族が復活している
ことに驚いた様子でした。
けどそれより3人は
「エイジャの赤石
(せきせき)」を探しているよう。
それがあれば、太陽を
克服することができるのです。
究極の生物になるために
彼らが、求めていたものでした。
ローマのツェペリ
シュトロハイムがジョジョに
紹介したのは
ウィル・アントニオ・ツェペリの孫
シーザー・アントニオ・ツェペリでした。
会って早々、彼に
波紋の腕を試され
ダメ出しを受けるジョジョ。
そして自分の祖父は
ジョジョの祖父のせいで
死んだのだと言い
険悪ムード全開だった。
更には、必殺技のない
ジョジョに喧嘩を売るシーザーでした。
けどシーザーは
ジョジョたちのために
きっちり動いてくれてました。
彼らの所に1台の車が。
それはナチスのものです。
シーザーは、自分の波紋法を
研究させる代わりに
眠っている「柱の男」を
見せてくれるよう交渉を。
良い面もある人でした。
その車を運転していた
ナチスの兵はマルク。
彼とシーザーは仲の良い友人です。
到着した場所は
有名な観光名所”真実の口”の前。
マルクが口に手を入れたことで
彫刻が動き、中には地下に続く道が。
入っていくと
そこには皮だけになった
ナチス軍と、3人の
「柱の男」がいました。
3人はジョジョたちに
気づいておらず
そばにいたマルクは体を半分
すり抜けられてしまいます。
それにより彼は半身を
取り込まれ、失うことに。
痛みを感じるけど
それでも死ねない彼は
殺してほしいとシーザーに頼みます。
マルクを巻き込んでしまったことを
悔やみながら、シーザーは波紋で
彼の心臓を止めるのでした。
3人は、それでもこちらに
気づくことなく
エイジャの赤石を
石仮面に、はめ込むことを
話していました。
その石仮面を被れば
太陽を克服したことになるらしい。
こうして3人が
自分たちの世界で話していた時
噴火したシーザーが
波紋の技を、ワムウ目がけて飛ばします。
彼がマルクの体を
半分奪った男です。
波紋の気配に
ようやくこっちに気づいたワムウ。
彼の身につけている飾りは
波紋に対抗するための道具。
彼らはサンタナと違い
2千年前に波紋の一族と
戦っていたため
波紋法のことを熟知していました。
3巻
埋め込まれた死のリング
シーザーが突っ込んでいくも
片手で喉をやられ、彼は
波紋法が使えなくなってしまいます。
肺と喉が弱点なことも
バレていたのです。
今回は見逃してやると。
ワムウは、次に殺すといい
見逃してもらえます。
そしてさっさと、その場から
離れようとする3人を
今度はジョジョが。笑
彼はなんとしても、必殺技を
披露したいようで。
そしてアメリカンクラッカーで
ワムウの頭部を抉り
彼のスイッチを
入れてしまうのでした。
本気になったワムウに
敵うはずがなく、彼の技を受け
ジョジョは、体を引きずりながら
なんとかその場を、離れようとします。
スピードワゴンとシーザーを
逃すためでした。
トロッコで逃げても
ワムウには、すぐに追いつかれ
他の2人はというと
そんな彼らの様子を眺めていました。
ジョジョにはもう闘う力は
残っていません。
代わりに、今ではなく
自分が成長してから
戦うことになるよう
ワムウを挑発する作戦に。
そしてなんとかして
この場から逃げられないかと考えていました。
そんなジョジョの口車に
ワムウは乗り気。
けど言い逃げできないよう
ジョジョの心臓に
毒の入ったリングが
掛けられてしまいます。
1ヶ月後の決闘を
すっぽかせば、リングは溶けて
体内に毒が回る仕組みでした。
すると、そばで見ていた
「柱の男」エシディシからも
プレゼントのリングが。笑
それはジョジョの喉に
埋め込まれます。
それぞれの解毒剤は
彼らが身につけているピアスに。
もう1人のカーズは
何もしなかったけど
この想定外の事態に
ジョジョはかなり動揺。
助けてもらったシーザーは
今までのジョジョに対する
態度を改め、修行に
付き合うことを誓うのでした。
リサリサによる波紋の修行
シーザーが言うには
波紋を出す時に大切なのは
一点集中で放出すること。
ジョジョは手のひらから
放出しているのに対し
シーザーは1本の指だけでした。
けどシーザーもワムウには
敵わなかったため
2人とも修行する必要が。
そこでシーザーは
自分の師匠がいるヴェネチアに
ジョジョを連れていくことにします。
師匠はリサリサと呼ばれ
その素性は、誰も知りません。
会って早々、助けるためではなく
戦士を作るために
力を貸すのだと、厳しい歓迎の
言葉をもらうことに。
そして早速、呼吸法を
マスターするための
マスクをつけられ修行が開始します。
呼吸を乱せば、息ができなくなる
という鬼のようなマスクでした。
シーザーにとって、リサリサは
師匠であり母のような
存在の人なのでした。
1か月でジョジョを
一人前にするには
過酷な修行が必要。
そこでリサリサは孤島にある
自分の館へ案内します。
最初の試練から
オドオドのシーザー。
油が流れる20m超えの円柱を
3日かけて、よじ登ったり
その後も、屋敷の召使いが
師範代になり
鍛えられていく2人でした。
「柱の男」が求める赤石
指輪が、ジョジョの
体内に溶けるまで、7日に迫った頃。
リサリサが赤石の持ち主で
あることが判明します。
そして「柱の男」の話を聞くことに。
カーズ、エシディシ、ワムウが
いつ誕生したのかは不明。
けど人の歴史に姿を
現したのは5千年前のことでした。
仮面の骨針(こっしん)を
今の科学で証明することは不可能です。
けどそれが、人間の
未知なる能力を引き出し
吸血鬼に変身させたことは
紛れもない事実。
そうして変化した吸血鬼が
3人の食料になっていたのです。
その後、住んでいた人を
全滅させた3人には
別の目的がありました。
それが石仮面を
完成させること。
人間の脳に刺さる骨針でも
3人の頭に刺すには
力が足りなかったのです。
そこで知性の高いカーズは
エイジャという赤石に
目をつけました。
それは石の中で何億回も
反射し、一点集中して
取り入れたエネルギーを
放射することができるもの。
より強い力で、放射するためには
不純物の混じっていない
エイジャが必要でした。
そこで彼らは、一点の曇りもない
スーパー・エイジャ、
リサリサが守っているものを
探し求めていたのです。
当時はローマ皇帝が
所有していたのだそう。
どうしてそれをリサリサが
持っているのか
彼女の謎は深まるばかりでした。
またエイジャには
言い伝えがありました。
それは、エイジャを破壊すれば
3人を倒せなくなると。
3人を倒すためにも
この石が必要そうです。
その後、最終試練のために
ジョジョが向かったのは
師範代の待つ闘技場の島でした。
けどそこで待っていたのは
エシディシと、彼に肺をえぐられた
師範代の死体。
エシディシはエイジャの
ありかを嗅ぎつけていたようです。
ジョジョは、師範代の仇を
とるため、今までの
修行の成果を発揮しようとします。
最終試練が、まさかの実践に。
1人で、どこまでいけるのか。
がんばれジョジョ。
4巻
エシディシによるジョジョの最終試験
エシディシはジョジョよりも
心理戦を得意とし
ジョジョよりも熱い男でした。
血液が。笑
ジョジョは孫子の言葉を
引っ張り出し
勝利は闘う前に、既に
決まっているのだと、強気の様子。
対するエシディシは
突然泣き出したかと思えば
冷静になったりで
まったく読めない人でした。
しかもジョジョの
いつも使う手は既にバレバレでした。
そんな彼は炎の使い手です。
彼の体から
自在に伸びる血管には
高熱の血が流れ
触れたものはたちまち蒸発。
ジョジョのマスクも、溶かされ
マスクの修行も、これにて終了でした。
2人の闘いは
荒々しい力技ではなく
裏をかいて、策に策を
重ねていくような。
熱を持った血管と
波紋を流した糸によって
勝敗が決まるものです。
最後はジョジョが
エシディシの血管を利用して
自分の帽子の糸で
彼の体をぐるぐる巻きに。
その糸を伝って
全身に波紋エネルギーを流して
体を消し去ることになります。
そして残されたピアスを拾い
解毒剤を飲んだジョジョ。
けど彼の中には
エシディシの心臓が
潜り込んでいました。
もう勝負はついたと
思っていたジョジョ。
屋敷に戻るなり
使用人のスージーQと楽しそうに
話しをしていました。
けどその時、彼女に
エシディシが乗り移ることに成功。
波紋法の使えない彼女が
彼の餌食になってしまったのです。
そして、彼女の体を使い
ジョジョたちに再び
挑んでくるのでした。
彼は出港した郵便船に
赤石を詰め込んだと言い
ジョジョたちに後を
追わせないため
スージーQの体で
好き放題することに。
そこでジョジョは、はじける
正の波紋を、彼女の体に送り
シーザーがマイナスの
エネルギーを持つ、負の波紋を
心臓に送る作戦に出ます。
プラスとマイナスは
引きつけ合うため、心臓に
太陽と同じ力を持つプラスの
エネルギーが集中。
エシディシの心臓は
耐えられなくなり
彼女の体から脱出します。
そして、再びジョジョの体に
潜ろうとするも、太陽の光が
降り注いでいたため
ジョジョが抵抗する必要は
ありませんでした。
シュトロハイムとの再会
指輪が溶けるまで、あと6日。
送られてしまった
赤石を追って、スイスへ
向かうことになります。
スージーQに、別れを告げ出発です。
出発した車には
ジョジョ、シーザー
リサリサと
もう1人の師範代
メッシーナが乗っていました。
その頃、エシディシからの連絡が
途絶えたことを
不審がるカーズの姿が。
約束の時刻に公衆電話で
連絡を待っていた彼が
サラッと車にひかれそうな
子犬を助けてたところに
グフグフしてた東です。
そして郵便物が乗った
貨物列車に追いついたジョジョたち。
そこは送り先の
サンモリッツまで
1時間たらずの所でした。
けどそばには、ナチスの将校が。
既に赤石の所に
先回りされていたようです。
この物語に出てくるヒトラーは
赤石を狙っていました。
彼はゲルマン民族が
人類の頂点に立つことを
疑わなかった人物。
けどその支配力を
永遠のものにするには
どうしても石仮面と
赤石の持つ力が必要なのです。
その5時間後。
エシディシのことを知った
カーズが、ジョジョのいる
ナチスの建物に攻め入ってきます。
けどそこでジョジョは
カーズと対峙する
シュトロハイムに遭遇。
カーズはシュトロハイムが持つ
赤石を狙っていました。
シュトロハイムはというと
爆発の中で生き延び
全身のほとんどが機械に。
そして胴体は銃機関砲になっていました。
最初は、やっぱり
めちゃくちゃ強気の
シュトロハイム。
けどカーズは
ゲルマン民族の技術を
軽く超える存在です。
彼の体から出る刃物は
銃機関砲の胴体を
スパッとまっぷたつにしてしまいます。
シュトロハイムやぁ。。。
その後、赤石を
奪われてしまうもシュトロハイムは諦めず。
それが原因で、赤石は
雪山の上から崖へと
滑っていってしまうことになります。
慌てふためくシュトロハイム。笑
そばにいたジョジョが走り
それをカーズが追いかけての
攻防を繰り返し
最終的に掴んだのはジョジョでした。
けど崖の下に落ちながら
カーズは足から出した
剣(サーベル)をジョジョの
肩に刺し、道連れに。
2人は一緒に
崖の下へと落下していくことになります。
コミック(カラー版/モノクロ版)
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