ドラマ『未来への10カウント』廃部寸前のボクシング部に帰ってきた人生どん底のコーチ【あらすじ感想】
『未来への10カウント』を観てきました。
脚本:福田靖
全9話
2022年4月14日から6月9日にかけてテレビ朝日の毎週木曜、夜9時に放送されたテレビドラマです。
話数は全9話ですが、本編の統計時間は10話分に相当しているとのこと。
もくじ
『未来への10カウント』のあらすじ
高校生の時にボクシングで4冠を達成した桐沢祥吾(演:木村拓哉)。
オリンピック強化選手にも選ばれた桐沢でしたが
それから彼の人生は数々の不運に見舞われていきます。
そのまま月日が経ち、48歳の桐沢は生きる意味を見失っていました。
そんな桐沢をそばで見ていた親友の甲斐誠一郎(演:安田顕)。
甲斐の手引きにより、桐沢は母校である松葉台高校ボクシング部のコーチを任されることになります。
やる気のない桐沢でしたがボクシング部の前監督、芦屋賢三(演:柄本明)が恩師のため
彼はこの仕事を引き受けるのでした。
『未来への10カウント』の感想
ボクシング部を中心に描かれていく桐沢の復活劇
輝かしい未来に進んでいたところから桐沢の人生を転落させた数々の不運。
どん底に落ちたまま這い上がろうとするのも諦め「いつ死んでもいい。」と彼は口にしていました。
人生のどん底から高校生たちに感化され起きていった桐沢の変化。
本作はボクシング部のコーチになった彼のお話でありながら
リングに立って闘う部員、
桐沢と同じ時期に新任のボクシング部顧問になった折原葵(演:満島ひかり)や
校長先生の大場麻琴(演:内田有紀)など、桐沢の大きなストーリーを辿っていきながら
彼の周りの人たちのエピソードが絶妙に混ざりあっていきます。
ボクシング部のマネージャーのように自分はチームメイトや、
部の全体を見て動くメンバーではないけれど
その一員になりたいと思う、ボクシング部を中心とした桐沢の日常がありました。
必要とされ母校のボクシング部に帰ってきた桐沢
始まりから滲み出ている桐沢の不幸感。
ピザ配達のバイトで食い繋ぐ日々や、ベッド脇に置かれた女性の写真。
コーチを引き受けた時も、彼は仕方なくと言いたげな息をするのもだるそうに見える人物でした。
桐沢は自分が死んで悲しんでくれる人はいても、困る人はまずいないと言います。
それは彼をそばで心配する親友がいてもでした。
・・・
一方で松葉台高校ボクシング部のメンバーは
ボクシングを教えてくれる人を、ずっと待っていた生徒たちです。
部員5人では部活として成立しておらず、廃部寸前。
周りに笑われようが、とにかく部員を増やそうと彼らは必死でした。
それでも顧問になりたての折原にさえ野蛮と言われ
大場校長には進学校の松葉台高校にふさわしくないと断言されてしまうという。
ボクシング部も絶望的な状況です。
大勢の人が集まる学校でボクシング部を必要といているのはたったの5人。
廃部になったとしても、部員と芦屋以外の誰も困ることはなく
桐沢とボクシング部は似たようなところに立っていたのでした。
・・・
それでも諦めずになんとか続けてきた5人。
そのたった5人の想いが、28年間ボクシングから離れていた桐沢をリングに引き戻すことになります。
また桐沢以上に5人に感化されていたのが、ボクシングを野蛮と言っていた折原。
桐沢よりも早くに熱い顧問のスイッチが入った折原にとっても桐沢はすでに、いなくては困る人になっていました。
違う立場にいながら似た部分をもつ桐沢と転校生の西条
桐沢が本格的にコーチの指導にあたるようになり
ボクシング部はライバル校を倒し、インターハイ(全国高等学校総合体育大会)の出場を目指して練習を始めていきます。
練習漬けの日が続く中で、それぞれの壁を乗り越えながら
メンバーは自然と団結力を高めていっていました。
ですが生徒の輪が強固になってきた時に
1人の転校生が入部したことで、部の空気が乱れていきます。
1年の西条桃介(演:村上虹郎)。
彼は中学1年からボクシングをやっていたこともあり、ボクシング部のメンバーよりも強い生徒でした。
部の戦力になり得る生徒と思いきや、西条はそうはならず
ボクシング部を窮地に立たせるトラブルメーカーになっていきます。
西条の起こした問題は、彼自身をも窮地に立たせるレベルのものでした。
けど過去の行いや、乱暴な言葉でしか自分を表現できないことなどが影響し
いざという時に西条を擁護しようとしたり
彼の声をしっかり聞こうとする人は桐沢しかおらず。
そしてその唯一の助けも振り払ってしまうのが西条でした。
・・・
自分も西条のすることが理解できない側にいた人です。
西条との間に摩擦の生じていた生徒たちが
彼らなりに歩み寄ろうとした時の西条の行動は未だに理解できず。
そんな西条を桐沢は、世の中にはいろんな人間がいると言って生徒たちに説明しようとします。
それは桐沢自身が、職員室では西条と同じような立場にいたからでした。
・・・
まるで違うように見えて、似たところのある桐沢と西条。
どん底にいた時に桐沢がコーチになった松葉台高校のボクシング部ですが
桐沢が一度部を離れた時に、西条は入れ替わるようにして入部してきます。
その後、また1つ壁を越えて桐沢が再びコーチに戻った時
周囲よりも遅れて桐沢と西条は挨拶を交わすという。
そういったところでも、他の生徒との違いがあるように見える2人の関係が描かれていました。
『未来への10カウント』の配信一覧
■Amazon Prime Video 配信ページ
■J:COM STREAM 配信ページ
■music.jp 配信ページ
■Netflix 配信ページ
■Rakuten TV 配信ページ
■TELASA 配信ページ
■TSUTAYA DISCAS 配信ページ
■TVer 配信ページ(1/4まで)
■U-NEXT 配信ページ
■VideoMarket 配信ページ
■YouTube 配信ページ
■テレ朝動画 配信ページ